![]() | バッカーノ!1705―The Ironic Light Orchestra (電撃文庫 な 9-23) 成田 良悟 メディアワークス 2007-07 by G-Tools |
【1705年、イタリア地方都市。ヒューイ・ラフォットは絶望していた。そんなヒューイの近くには、彼に好意を抱く少女モニカ、そしていつも彼の心をかき乱す不思議な少年エルマーの姿があった】
三つ子の魂二百まで?
舞台は1705年のとあるイタリアの地方都市。
そこでは溢れかえる偽金に麻薬、そして謎の「仮面職人」と呼ばれる連続殺人犯が横行するどこか奇妙な街だった。
『バッカーノ』本編から約200年前。ヒューイやエルマーら、「不死の酒」を作り出した錬金術師たちの少年時代のお話です。
エルマー。いい奴なんだが、やってることは悪どいな。
笑顔に騙されたが、今回一番の悪党はこいつでしょうね。
まさかあのヒューイ・ラフォット様までが、手玉にとられるとは。
ヘラヘラ笑いながら、いつの間にか彼の手中で事態が動かされていたと気づいたときには「やられた!」と感服しました。
笑顔中毒者、改めて底知れねぇ。
エスペランサ伯爵とモニカの変態っぷりが面白かった。
伯爵さまのフェミっぷりは普通に考えればダサいはずなのに、変な信念をクソ真面目語ってくれちゃってるところがカコイイ。
エルマーやヒューイ、ルネを始め、この頃から性格が変わらない人もいれば、1930年とはまるで性格が違ってる人も。
マイザーさん・・・、あんたにも若かりし頃があったんだにゃ・・・。
いつものギャングや能天気カップルがいないと実に静か。
というか人外の最強超人ズがいないと妙にホッする。
葡萄酒も吸血鬼も好きではあるんだけれども、そいつらと比べると本来の主人公のフィーロがすごい目劣りしてしまい・・・。
最近のバッカーノは初期の頃と比べて、強さのインフレがありすぎるん。あとキャラが多すぎて把握しきれねぇ!
まあそういう意味では、原点に帰るエピソードという今回の狙いはとてもよかったと思います。
本編でも過去の人々の繋がりが重要になってきましたしね。
エルマーやヒューイだけでなく、見知った顔や聞いた名前の人もちらほら出てきますし、ザンクと田九郎は初です。
ファンにとってはとても美味しい中話でした。
さて次回の成田は2002、続いて1710だそうです。
今回の物語から5年後、二十歳になったエルマーとヒューイ、モニカはどう成長しているのでしょうか。
ヒューイがエルマーにデレデレになって、モニカは嫉妬に狂うヤンデレになっているに1000ガバス!


