![]() | ねくろま。 平坂 読 メディアファクトリー 2007-06 by G-Tools |
【飛び抜けた成績で魔法学院で注目を浴びるソリスは、可愛い後輩や生徒会の仲間たちと平穏な学園生活を送っていた。ある朝、死んだはずの幼馴染が現れるまでは・・・】
「ソリスくん、生き返らせてくれてありがとう!」
チャームポイントは、骨盤です
主人公は頭脳明晰、容姿端麗、生徒のウケもいい完璧超人。
だが、唯一の弱点は「アンデットが苦手」なこと。そんな彼の元に、亡くなったはずの幼馴染が訪れて一緒に暮らすことに。
朝起きたら隣に全裸の女の子が寝ていた。ただし全身白骨。
みたいなっ!、感じで始まる異世界学園ファンタジーです。
マシロちゃん、実に健気な姉さん女房です。
死んでもソリスくんのことを心配して会いに押し掛けてくるなんて、いまどきこんな家庭的な純粋でいい娘はいませんよ。
惜しむらくは始終、骨。おっぱいもなければ、尻もなく、もちろん声帯もないので、ソリスくんとの会話はいつも筆談。
それがなんともほのぼのしてていいんですよ。骸骨和み。
ソリスくんも完璧超人というには、インテリぶった秀才キャラの印象とはほど遠く、騒がしい周囲の人々の振り回され役。
クールな仮面を被ってはいるけれども努力家で、周囲が見ている完璧な自分の理想に近づこうと日々精進している姿が男の子らしくてカコイイですね。
当然、そんな彼はモテモテで、アホ毛な後輩やら、お嬢様やら、ネクラ少女やら多種多様な属性のヒロインズのフラグをガンガン立てているのですが、まったく嫌味にならないのが凄い。
外見幼女の生徒会長にいたっては、彼のベットに侵入し、
「さあ私の身体を好きなだけ弄べ」とのたまうカッ飛び様。
あざといまでの腹黒ロリが素敵すごるwww
ラブコメ以外のパートでは、アンデット恐怖症を隠すソリスと何かとお節介を焼きすぎるマシロとの間で蟠りが生まれたり。
万能の愛の力とやらでトラウマを振り払って敵のアンデットをバッタバッと打ち倒してメデタシメデタシとなります。
あれれ? 平坂読なのにわりとマトモなお話でしたよ?
いつもの読者の期待の斜め上を狙っていく底意地の悪さというか、性格破綻というか、暗黒面が感じられなかったな。
主人公ソリスくんも、平坂読始まって以来の素直に好感のもてるキャラでした。普通に感動してしまった。いい話です!
「そうだ! いっそヒロインを本編中ずーっとハダカにしてしまったらどうだろう!」と言って、この設定はないけどなwww
前作「ソラウサ」もアンデット的に復活しないかなぁ。
あの打ち切りは、絵師が酷すぎたんですよ。
ようやく面白くなってきたところだったのに。
まあそれはともかく、続くのかどうかわかりませんが、
できればまたこの作者の本をMF文庫で読みたい。
それにしても以前も思ったが、作者は実は骨盤好きだろう。
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