![]() | マテリアルゴースト 5 (5) 葵 せきな 富士見書房 2007-05 by G-Tools |
【蛍の死に、ユウ、鈴音、紗鳥らは呆然としながらも、日々を過ごしていた。そんなある日、現守高校の上空に、巨大な「繭」が現れる。「繭」の上には、金髪の美少年タナトスの姿が】
「僕らが欲しいのは《閉塞した理想郷》じゃない。《幸福な現実》だ」
この世界に生きる、喜びを
実体ある霊『マテリアル・ゴースト』を世界中に放ち、
死のない新しい世界を作ろうと人々を煽動するタナトス。
蛍の死を必死に受け入れようとする帰宅部の面々ですが、
その頃、蛍は深螺さんと同棲中。さらに新しい女の子と
イチャついてました。このエロゲ野郎、なんてお約束w
いっぺん死んで、蛍のキャラがおかしくなったよ!
死にたがりの強迫観念が消えた反動か、やたらポジティブ
で、その上さらに開き直るようになってやがりますね。
生きてた頃よりは、大分マシですが積極性が似合わねー。
相変わらずエロゲですが、途中から完全泣きゲー入ります。
決して叶わないと判っていながら、蛍に自分の想いを伝えれる真儀瑠先輩や鈴音は強いですね。
蛍のために日常を演じる仲間たちの優しさが胸を打ちます。
そして蛍とユウの最後の別れが切なくて涙が止らない・・・。
ああ、もう泣きました。泣かされました。
序盤で笑わせるだけ笑わせて、最後に泣かせにくるの卑怯。
なにより心理描写が丁寧でしたね。キャラたちの純粋で真っ直ぐな想いが素直に伝わってきます。
シリーズ当初の頃は、主人公の一人語りがやたら重いエロゲだなとは思いましたが、巻を重ねてキャラが増えてきてからは、会話のテンポが丁度良く思えるようになってきました。
とくに4、5、0巻の掛け合いの面白さには笑い転げました。
経験値はしっかり蓄積しているようですので、次回作も期待できるかな?


