ダフロン

2014年02月26日

まちがい英雄の異世界召喚/河端ジュン一

4040700341まちがい英雄の異世界召喚 (ファンタジア文庫)
河端 ジュン一 藤真 拓哉
KADOKAWA/富士見書房 2014-02-20

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幼なじみのサクラちゃんに恋する少年・タクマ。だが、世界のルールにより彼女と結ばれない――そう知った彼は決意する。ならば俺が神の世界に殴り込み、ルールごとひっくり返してやる――!彼の強さを見込み、「英雄」として神の世界へ召喚しに来た戦乙女ピリカにそう宣言し、タクマは彼女とともに旅立った。

 最強の英雄は誰だ

 恋する少女と結ばれるため異世界での英雄戦争に挑戦する異世界召喚バトルエンタメ。

 サクラちゃん、いい子みたいなんだけれど回想シーンにしか出てこないのはなんでなのだぜ……。
 神の世界ヴァルハラで行われる異世界から英雄を召喚し戦い合わせる『英雄大戦』へ招かれた最強すぎる主人公・タクマが、世界のルールに抗い並み居る英雄を相手に奮闘し、信念を貫き通す姿が燃えました。
 それぞれが一騎当千の異世界の英雄たちが大集合して最強を決める。ごった煮感あるよな。

 本人は最強の力など望んでいないのだけれど、片思いの女の子サクラちゃんに告白しようとするたびに厄介事に巻き込まれ、その度に強くなる特殊な体質のタクマの境遇が奇妙で滑稽で笑ってしまう。
 能天気な戦乙女ピリカに誘われて神の世界ヴァルハラの「英雄大戦」へと参加し、デビュー戦から圧勝を飾りはしたものの、同じチームのメンバーはクセがあったり残念な連中で頼りなさが不安を募らせました。

 ヴァルハラの住人「亜人」に無法をはたらく異世界から召喚された「英雄」たちはとんでもなくガラ悪いなぁ。悪役補正とは言え、これでよく英雄とか名乗れるなぁ。と言うかこの世界の司法はどうなってんよ。
 暴力で周囲を従わせたり、偽善的なエゴを押し付けてくる英雄たちに対し、自分の愛のため、仲間のため、どこまでも英雄らしくない理由で立ち向かうタクマが痛快で、人間味があって共感できましたね。

 しかし、世界観がカオスすぎるだろ! そしてタクマを始め異世界の英雄たちがそれぞれの世界の独自設定の法則で能力を発揮しているからよくわからない! 能力バトルものであれば、登場人物の個々の能力の傾向を分類化、体系化して、得手不得手の駆け引きを作り出して欲しいのですけど。無双チート主人公が勝手に弱体化して、その場の根性とゴリ押しで復活して勝っているだけに思えてしまいました。
posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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