![]() | ラキア〈2〉 周防 ツカサ メディアワークス 2006-09 by G-Tools |
【名村哲平と桐沢弥生。二人はコンビニで出会い、そして「非日常」の扉を一緒に開けた。彼らが迷い込んだその先は、時間が一日ずつさかのぼっていくという「フリップ世界」だった】
「俺さ、女しかいないような店に入ると興奮するんだ」
「なんかやばい病気みたいだ。てか、恥かしくないの?」
「平気だ。一人で入った方が、興奮度が増す」
その度胸が欲しい!
クラスの委員長として皆から頼られる名村哲平と、
反対に周囲から腫れ物扱いされている少女、桐沢弥生。
エロ本買いにコンビニ行ったら、レジが同級生の女子だった。
確かにそのシチュは磔刑で己の人生を閉じたくなる・・・。
しかし巨乳好きといわれたくらいで落ち込むな、
むしろ乳革命家と名乗れ!
すいませんすいません、私にはそんな度胸はアリマセン・・・。
いい加減なようで、実は人付き合いに臆病な桐沢と、
そんなどこか不安定な彼女が気になって仕方がない名村。
お互いに重要な一歩は踏み越えない恋愛もどかしさ。
ときにすれ違い、噛み合いながら繋がっていく姿がよかった。
ループでもリピートでもない、一日ずつ時間を逆行していくフリップ世界に迷い込んでしまった男女のラブストーリー。
意識だけが過去に跳ぶと、その間尊睡状態に陥るってのは、
飛田甲もやってたな。あ、ごめ。それネタバレかも。
プロローグとエピローグで前作のキャラが夢の対談。
三尾さんは本当に素敵なエキセントリックだなぁ。
この協調性のなさに憧れる。馬車馬仲間だし。
亮介と美和も相変わらずのようで、こちらもニンマリ。
『スプリット宇宙』の仕組みも解明されてきましたが、
肝心のラキアの正体については曖昧なまま。
表紙と見開きで萌え度が上昇したのに中身が続かない。
この後さらに毒舌になって孤独になっていくのでしょうけど、
次回こそ、その辺りをメインに描いてくれないとダルい。
| 幽霊には微笑を、生者には花束を 飛田 甲 by G-Tools |


