![]() | 投資銀行青春白書 保田 隆明 ヤスダスズヒト ダイヤモンド社 2006-09-14 by G-Tools |
【経済の知識ゼロで外資系投資銀行に入社してしまったミヤビ。右も左もわからない状態から、先輩社員の指導の元、大手化粧品会社のM&Aに挑むことに。新人OL奮闘記!】
「もういいんです! 私、夏休み、キャンセルしますから!」
俺だ! どうみても俺だ!
「大当たりか大外れ」そんな評価で投資銀行に採用された
イマドキの女子大生、下園雅。
ところが重要な新人教育のニューヨーク研修はサボるわ、
仕事は場当たりの作業しかできない、まったくのオチコボレ。
ようやく配属されたグループで先輩指導役の梶田の元、徹夜と休日返上で化粧品会社のM&Aに挑む熱血OL奮闘記。
帰国子女で英語を話せる他は、ワガママで、不真面目で、
投資銀行の仕事を勘違いしているミヤビですが、
「もう後がない!」と悟ってからの根性と集中力はすごいです。
泣き虫だったり、すぐにキレたりと感情の起伏の激しさも慣れてくるとコミカルな表情が愉快なキャラに思えてきました。
株式分割を女性に身近な「香水の量り売り」に例えたり、
M&Aの注意点を結婚相手の借金問題などに話を持っていったりと、投資業界をわかりやすく解説してくれています。
食うか食われるかの投資銀行の実体をリアルに描きながらも、梶田とミヤビの進みそうで進まない恋愛模様が爽やか。
セリフと地の文に行間が入って読みやすいのだけれど、
キャラの心の声にまで「」が付けられていてワケワカラン!
小説としては、とても奇妙な文体をしているので、
女子大生会計士シリーズと同様、あくまでノベルテキストのハウツー本だと捉えていた方がいいでしょう。
ヤスダスズヒトの表紙でラノベラーの注目も高い一冊。
多忙に多忙を極める投資銀行のリアルな仕事ぶりには、
他人事とは思えず共感してしまった馬車馬の俺ですヒヒーン!
どうみても俺だ。仕事に追われて恋人もできない俺だ!
「仕事をイイワケにする男って最低だと思います」うるせーw
| 女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様 山田 真哉 by G-Tools |


