ダフロン

2011年09月21日

俺の彼女は飼主様、妹はご主人様/マナベスグル

4829136863俺の彼女は飼主(マリア)様、妹はご主人様 (富士見ファンタジア文庫)
マナベ スグル Bou
富士見書房 2011-09-17

by G-Tools

俺、園城颯太は、こちらになんの断りもなく桃色イベントをこなす幼なじみの蒼斗に激怒した。が、事情を聞いてみるとそんなに浮ついた話でもなく、蒼斗は真剣にその彼女を案じている。ならば俺が一肌脱ごう。ついでに、灰色の学園生活に改革の風を起こそう。

 恋心はトルネード

 一風変わった問題視たちが騒乱の嵐を巻き起こす青春群像劇ラブコメディ。

 登場人物全員バカばっかり。そんなバカどもが好き勝手やったら校舎が半壊したよというお話。
 とある放課後の高校を舞台に7人の問題児生徒(+大人3人)たちが、すれ違い絡み合い、お互いに誤解と勢いで巻き起こるドタバタ騒動と恋愛模様の合わせ技が秀逸な群像劇でした。
 ただし、タイトルが意味不明で、内容と合ってなくて、第一印象で損をしている好例だと思う。

 単調な高校生活を変えるため、主人公の颯太が幼なじみの蒼斗と、彼が気にかけている少女・楓を引きあわせようとするんだけれども、そこにタイミング悪くも様々な事情が絡まり合って、曲芸師の娘・琴音、兄・蒼斗に過剰な愛を注ぐ妹・緋香里、ギャンブラーのお嬢様・咲、理科室のマッドサイエンティスト・理科雄といった個性的なメンツが揃って誤った方向へ暴走し始め、先の読めない展開が面白かった。

 それぞれのキャラクターが最終的に求めることは決して折り合わないものではないんだけれど、一方的な思い込みと勘違いから、そこかしこで衝突を繰り広げる姿がとにかく可笑しい。
 女性陣の間では、男性陣を巡る恋の鞘当てが勃発していて、恋愛感情をこじらせた人間関係が余計に事態を複雑にややこしくしているのも美味しかった。それにしてもハタ迷惑な連中だ。

 登場人物は普通の高校生とはちょっとだけ違う特異な設定があったりするんだけれども、話の中でイマイチ活かしきれていないのが無駄に感じましたね。仮になくても話はまとめれるだろうという。
 あと、すでにこの時点で2巻まで出ることが決まっているっぽいですが、それにしてもあんな中途半端な新キャラ登場で引かなくてもいいだろうに・・・・・・。まあストーリーセンスの斬新さは評価できる。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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