2008年02月24日

この海外ファンタジーがすごかった!

4102024115黄金の羅針盤〈上〉 ライラの冒険
フィリップ プルマン Philip Pullman 大久保 寛
新潮社 2003-10

by G-Tools


3月公開予定の映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。
いきなりぶっちゃけていうと、これはコケます。
前半は、勇敢な少女ライラが行方不明になった親友を捜しにいく冒険物なんですが、後半は何故か天使たちが現れて「メタトロン様マンセー!」と叫びながらアルマゲドンを勃発させるという凄まじい超展開になります。

元々、聖書の教養のない日本人には、途中からストーリーがワケわからなくなること受け合いです。
オチに聖書ネタを絡めたことで読者を置いてけぼりした例だと、『ネシャンサーガ』という黒歴史があります。
海外で人気があるからって、日本でも流行るとは限らないということぐらい、映画関係者は考えようよ。
日本人には『ナルニア国物語』が精々です。

というわけで、今回は日本人かつラノベ読みが読める海外ファンタジーをいくつかピックアップしてみる。


◆サークル・オブ・マジック
4092301219サークル・オブ・マジック 1 (小学館ファンタジー文庫)
デブラ・ドイル ジェイムズ・マクドナルド 武者 圭子
小学館 2007-04-21

by G-Tools


中世ヨーロッパを模した世界ブレスランドを舞台に旅する、魔法使いランドルと吟遊詩人の少女リースの物語。
非常にシンプルかつスタンダードな内容で読み易い。
この度、文庫落ちして手ごろな価格でお求めやすくなりました。海外ファンタジーの入門書として最適な一冊。


◆タラ・ダンカン
4840111111タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上)
ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子
メディアファクトリー 2004-07-02

by G-Tools


フランス児童文学のハリポタといわれている作品。
こちらもハリポタと同じように、ある日、魔法の才に目覚めた少女タラが魔法学校に行き、仲間とともに悪の魔法使いと戦いを繰り広げるという物語になっている。
アニメ『ラストエグザイル』を手がけた村田蓮爾による美麗な表紙が魅力。そして作者は、ヨーロッパの亡国の王族の末裔という驚きの経歴をもっていたりする。


◆花の魔法、白のドラゴン
4198619018花の魔法、白のドラゴン
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 佐竹美保 田中薫子
徳間書店 2004-08-29

by G-Tools


作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズは海外ファンタジー界の重鎮。これまでご存知なかった方も、『ハウルの動く城』の原作者といえばおわかり頂けるだろうか。
日本で一番多く作品を出版しているファンタジー作家。
ストーリーは王道ながら読み応えは抜群。注)上級者向け。


◆正しい魔女のつくりかた
415250028X正しい魔女のつくりかた (ハリネズミの本箱)
アンナ・デイル 岡本 さゆり
早川書房 2004-11-10

by G-Tools


ひょんなことから魔女の集会に紛れこんでしまった少年と、そこで出会った見習い魔女とのハートフルストーリー。ジブリアニメのような牧歌的な雰囲気がいい。
作者は本屋でアルバイトをしながらこの作品を書き上げて新人賞をとったという期待の若手作家。


◆女王陛下の少年スパイ
4087733688ストームブレイカー―女王陛下の少年スパイ!アレックス (女王陛下の少年スパイ!アレックス)
アンソニー ホロヴィッツ Anthony Horowitz 竜村 風也
集英社 2002-08

by G-Tools


ファンタジーではないが、いい機会なので一緒にオススメしたいのがこちらのスパイアクション。
14歳の少年アレックスは、叔父から継がされたスパイ業を嫌がっているのに、MI6の策略でいつも世界を揺るがす事件の渦中に放り込まれてしまう不遇な主人公。
また作者はかなり日本通のようで、毎回、SONYや任天堂の製品に爆薬を仕込んだスパイグッズが登場する。
絵師は「ジョジョ」の荒木飛呂彦。


◆幽霊船から来た少年
4152500050幽霊船から来た少年 (ハリネズミの本箱)
ブライアン ジェイクス Brian Jacques 酒井 洋子
早川書房 2002-12

by G-Tools


呪われた海賊船フライングダッチマン号から、唯一生還した不死者の少年が、神の導きにより困っている人々を機転と知恵で救って回る、冒険あり、謎解きありの完成度の高い作品。
作者のブライアン・ジェイクスは、管理人の一番のお気に入りの海外ファンタジー作家。


◆ストラヴァガンザ
4092903715ストラヴァガンザ―仮面の都
メアリ ホフマン Mary Hoffman 乾 侑美子
小学館 2003-11

by G-Tools


ある日、21世紀のロンドンから、16世紀の平行世界タリアへと渡る術を身につけ、時空を超える旅人・ストラヴァガンザとなった少年少女が、地球と異世界を行き来しながら、タリアの平和を脅かす悪と戦う歴史ファンタジー。
ヴェネチアそっくりのベレッツァという美しい都市の中で危険な陰謀が錯綜する、とても壷惑的な世界観に魅せられます。


◆アルテミス・ファウル

4042969011アルテミス・ファウル―妖精の身代金 (角川文庫 コ 17-1)
オーエン・コルファー 大久保 寛
角川書店 2007-07

by G-Tools


歴代の犯罪一家の当主アルテミスは12才の天才少年。
彼は存在すら信じられていない「妖精」を誘拐し、身代金として金塊を奪うという奇想天外な計画を立てる。
魔法とハイテク機器を使いこなす狡猾な妖精と悪の申し子アルテミスとの知略を巡らした駆け引きに引き込まれます。


◆ファンタージエン
4797329831ファンタージエン 秘密の図書館
ラルフ・イーザウ 酒寄 進一
ソフトバンククリエイティブ 2005-09-29

by G-Tools


ミヒャエル・エンデの不朽の名作『はてしない物語』に影響をうけたファンタジー作家が、ファンタージエンの世界観を引き継ぎ、それぞれ物語を描いていくというスピンオフシリーズ。
物語は、この世のすべての本が集まるというファンタージエン図書館から再び冒険が始まります。
エンデの読者のみならずファンタジーファンなら必見の一冊。


◆おまけ
以下、未読だけれど積んである作品。

4757738919モリー・テンプラーと蒼穹の飛行艦
スティーブン・ハント
エンターブレイン 2007-11-19

by G-Tools

4652079176錬金術師ニコラ・フラメル[アルケミスト]
マイケル・スコット 橋本恵
理論社 2007-11-22

by G-Tools

4915512614サイレンの秘密 [コニー・ライオンハートと神秘の生物シリーズ 第一巻] (コニー・ライオンハートと神秘の生物 Vol. 1)
ジュリア・ゴールディング 松岡佑子/カースティ・祖父江
静山社 2007-11-14

by G-Tools


以上です。ちなみにこれだけでなく「この海外ファンタジーもすごいよ!」っていうのがあればコメントよろしくお願いします。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

タラ・ダンカン 若き魔術師たち/ソフィー・オドゥワン・マミコニアン

4840111111タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上)
ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子
メディアファクトリー 2004-07-02

by G-Tools

484011112Xタラ・ダンカン 若き魔術師たち(下)
ソフィー・オドゥワン・マミコニアン 山本 知子
メディアファクトリー 2004-07-02

by G-Tools

【古い館で祖母と暮らす12歳の少女タラ。彼女の強力な魔力を知った闇の一族サングラーヴがタラを狙い始めた。タラは安全な場所をもとめ、魔術師の住まう別世界へと渡るが・・・フランスNo1,ハリウッド映画化決定!】
「たとえ死んでも、ぼくは、
 タラの手を、ぜったいに放さない!」

特大元気印のハリポタガール

頭が良くてお転婆な女の子、タラ・ダンカン。
彼女の家族は魔術師の家系だった。
闇の魔術師サングラーヴ族の襲撃から身を守るため、
別世界オートルモンドのトラヴィア王宮へやって来たタラは、
そこで信頼する仲間たちを得て、魔術師として成長していく。

かわいく突っ走るタラと友人たちがいいカンジ。
幼馴染の少年ファブリスはいつも彼女に振り回され、
いたずら好きの盗賊少年カルは面白がってはやし立て、
内気な王女さまモワノーもついつい引っ張られ、頼りになるハーフエルフのロバンは、タラにこっそり憧れを抱いています。
タラを中心にした仲間たちの友情の絆が素敵です。

ちなみに作者はアルメニアという国のかつての国王の子孫にあたる本物の王女さまだそうです。全十巻を予定とか。
少年少女の見習い魔法使いが悪の魔術師と戦うという、
大筋のストーリーこそ定番であるものの、異世界オートルモンドの世界観の作り込みが非常にきめ細かいのが特徴です。

ただ、これは訳者に問題があるんでしょうけれど、
前後の文脈が繋がらない箇所が頻繁に目につきますし、
表現にも違和感があって、すんなりとは読みづらい。
「魔法学校なんぞはない」と言っておきながら、王宮でやってることは、どうみてもホグワーツだしねぇ。
多分、原題のままで日本語として綺麗なテキストではない。

タラが魔術をバンバン使ってるのに、お祖母ちゃんには影響がなかったり。胸元のイレズミも何の意味があったのか。
設定に対して中身が若干、片手落ちな印象が残りましたね。

村田蓮爾の表紙がインパクトあるだけに勿体ない。続刊期待

ラストエグザイル~エアリエルログ~ラストエグザイル~エアリエルログ~
村田 蓮爾

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月30日

アルテミス・ファウル 永遠の暗号/オーエンコルファー

4047915149アルテミス・ファウル―永遠の暗号
オーエン コルファー Eoin Colfer 大久保 寛
角川書店 2006-03

by G-Tools

【悪の天才少年アルテミス・ファウルは、スーパーコンピューター、『Cキューブ』を作り上げた。彼はアメリカ人のビジネスマンに取引を持ちかけるが、事態は思わぬ方向へ―。】

「キューブは暗号化されている」
「どんなふうに?」
「『永遠の暗号』をハードディスクに組み込んだ」


万能コンピュータ、『Cキューブ』を発明したアルテミス。
悪名高い米国のIT長者ジョン・スピロに商談を持ちかけるも、
ふとした油断からキューブを奪われてしまう。
自分を庇って命を落としたバトラーの復讐のため、アルテミスはエルフの警官ホリー大尉と共にキューブの奪還に挑む。

燃えよ、天才少年

またもや悪の頭脳が冴え渡るアルテミス。
少年紳士なインテリキャラが、キレると負けず嫌いな少年へ、
されど頭の中は誰よりもクールに犯罪計画を練る。
たった一人で独自の『永遠の暗号』を作り出してしまったり、
超人キャラなのは間違いないが、違和感は感じない。
優れた頭脳と人格に自然なバランスがとれているんだよね。

一方、キューブの力を解放する『永遠の暗号』を狙うスピロ。
まさに米国版ホリエモンとしかいいようがねぇ!
頭は悪くないはずなのに、個人的な感情に流されるばかりで
株価しか見てないから落とし穴にあっさりハマるんですよ。
うわぁ、すげぇ。しょうもない末路までそっくりさん。

まさにテクノファンタジー

妖精の地下世界が実在するファンタジーな世界観。
されど、楽々と『万能の魔法の力』だけでは解決させない。
『Cキューブ』を守るハイテク技術の粋を結集した防犯システムを破るのは、あくまで人間の知恵と機転、そして発想。
アルテミスとスピロの悪知恵くらべは、まさに『オーシャンズ11』をのような高度なサスペンスにまとまってた。

最新テクノロジーと妖精の魔法の融合という、新しい境地。
妖精たちが使う道具も、近未来のITツールばかりで面白い。
作者はきっとEngadgetブログの愛読者だ。
こいつはガジェット中毒者の臭いがプンプンすんぜぇ───!!!

最後には「金がすべてじゃない、大切なものは他にある」。
そう気づいたアルテミスの心地好い成長で終わりました。
作者はこれで三部作として完結する予定だったらしいが、
あまりの人気に四巻も発売したとか。そりゃ面白いもん当然。

悪党だが、人として最後のラインは決して踏み越えない。
英国紳士のように気高く、それでいて家族思いの一面もある。彼はまさに世界の子供たちの悪のヒーローの理想像だよ。

以下、駄文

ときに私もEngadgetブログの愛読者。
PS3発表以降のあのブログでのソニー叩きワロスw
「ソニー」で記事検索をかけると酷評の出ること出ることw
まあソニーの電子ブックリーダまた延期は、ちょっと私も興味あったから工エエェェ(´д`)ェェエエ工って気分になったよ。
リブリエは外見がダサイから購買意欲が沸かないんだよ!

実はPSPは持ってるんだけど。
先日のPSPファームウェア 2.80公開で「RSSチャンネル」利用可能なったし、もうしばらく待ってればPSPで小説を読める時代もくるんじゃないかと期待してるそんな妄想癖のある俺。

一度でいいから「持っててよかったPSP」と言わせてくれ。

PSP「プレイステーション・ポータブル」 バリュー・パック セラミックホワイトPSP「プレイステーション・ポータブル」 バリュー・パック セラミックホワイト

by G-Tools


SONY LIBRIE EBR-1000EP e-BookリーダーSONY LIBRIE EBR-1000EP e-Bookリーダー

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月01日

ファンタージエン 秘密の図書館/ラルフ・イーザウ

4797329831ファンタージエン 秘密の図書館
ラルフ・イーザウ 酒寄 進一
ソフトバンククリエイティブ 2005-09-29

by G-Tools

【この物語は臆病で引っ込み思案な青年カールが、とある古書店の扉を開けたことから始まる。内なる異世界ファンタージエンの滅亡と創造を記す『終わりのない物語』の幕開けとともに】

「ファンタージエン図書館の本は、
  すべて光からできている。」


世界中の作家から生まれた、すべての本が集まる図書館。
そこは人類がいままでに歩んできた文化の集積地。
書き記されなかった物語、最後の一冊まで焼かれた本。
人々から忘れられた作品たちの最後の避難所である。

愛書狂必読!

その図書館の新しい館長として推薦された青年カールは、
本が次々に虚無へと消えていくという異変を鎮めるべく。
冒険家の娘クトピアとともに、機械仕掛けの幸いの竜フッフールに跨り、広大なファンタージエン世界を駆け巡る。

空中楼閣の雲霞王との謁見。
常夜の町の盗賊王カササギとの駆け引き。
邪悪な女魔術士デーイサの支配する塔への侵入。
そして図書館から光を奪う、魂なき者グモルグとの決闘。

臆病で弱気だけれど、何より本を愛する青年が試練を経て、
勇気と決断力、創造力を備えた英雄へと成長する冒険物語。
ファンタージエンに訪れし者は皆な生まれかわる。
本当の自分を見い出し、己の力を信じることによって。

偉人へ奉げるオマージュ

ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』へのオマージュ。
幼き頃にかの作品を読んだ、若い数人の作家によって、この作品をより深めていこうというプロジェクトの連作シリーズ。

この一巻目の著者は『ネシャン・サーガ』のラルフ・イーザウ。
現実と仮想の出来事を密接にリンクさせたストーリーを持ち味にする若手最有力作家。
今回は物語の過去に飛び、古書店の老人カールの冒険、そして『はてしない物語』という本が生まれた経緯が描かれます。

『はてしない物語』を読んだ人は、
この『秘密の図書館』を二倍楽しめる。
読んだことがない人は、その前に本作を読むことで、
『はてしない物語』を二倍楽しめる仕様です。

様々に繋がる伏線を散りばめつつ、綺麗に一巻完結。
初っ端から、まさに壮大な果てしない歴史の幕開けといったスケールの大きさをブンブン飛ばしてます。
ファンタジーブームでこっちも人気が飛び火してきたか。

紹介文だけで長文だし、メンドいから今日はこれでイイヤ。

はてしない物語はてしない物語
ミヒャエル・エンデ

by G-Tools


ネシャン・サーガ (1)ネシャン・サーガ (1)
ラルフ・イーザウ

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

ハリー・ポッターと謎のプリンス/J.K.ローリング

4915512576ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
J. K. ローリング J. K. Rowling 松岡 佑子
静山社 2006-05-17

by G-Tools

【闇の帝王の復活に魔法界が揺れていた。唯一、ヴォルデモートを倒すことのできる"選ばれた者"として予言をうけたハリーは、ヴォルデモートを知るため過去を遡る!】

ブレア、災難www


魔法省大臣ファッジが解任した。
新任のルーファス・スクリムジョールは、マグルの世界の首相と会談し、魔法界が戦争状態であることを告げる。
突然やってきて、「最近起きてる事件のアレもコレも実は魔法使いの仕業ですにょ」とか言われちゃうブレア首相が哀れ。
マグルに無関心すぎ、もっとブレアの立場も尊重してやれよ。

その無常識がいいが

大切な人を失い、重大な事実を知ってしまったハリー。
悲しみにくれる彼をなぐさめるロンとハーマイオニー。
大人になって変化しいっても、さらに強まる彼らの友情。
お馴染みのこのトリオの安定感がホッとさせるんですが、
いつもながら、おバカさんなロンにはイライラさせてくれるッ!

この萎チ●がっ!

ハーマイオニーが必死に羞恥に耐えながら健気に尽くしてくれてるというのに、別の女とイチャってんじゃNEEEEE!!!
ツンデレ様になんて無礼を働いてんだコンチキショウ!
クィディッチの試合が怖くてイジケてたくせに、こんビビリ!

(゚Д゚) あ!

よく考えたら、ロンって肝心なときになると、いつもハリーを悩ませたり、余計な足手まといになってないですか?
しょっちゅう逆ギレするし、精神の幼稚さが目立つんだよな。
むしろネビル。いつも控え目だが、イザってときはGJ!なフォローを見せてくれる彼。陰は薄いが、いじましくてイイ奴だ。
ロンとハーマイオニーのラブ路線が迷走したうえ脱輪寸前でそっちに意識いってましたが、

ハリーが妹萌えに!

妹属性キタワナニコレ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
なんかジニーがハリーにフラグを立てるまでが唐突のような。
ジニーって超美少女だったのか・・・、気づくの遅いよハリー!
世界を救うより、登場する美少女という美少女、美人という美人にフラグを立てるのが主人公の仕事、いや使命だろう!
しかし、よくぞ「妹」の素晴らしさに目覚めた。我らが兄弟よ!

はいはい本題本題

さて今回のサブタイである『半純血のプリンス』。
ハリーが魔法薬の教室で借りた古い教科書の持ち主。
まあ正体は予想がついたあのネクラな人ですが、普段をみていると、ハリーが心酔するような天才性は感じないよなぁ。
物語の核心に繋がる気がしたんですが、サブタイにしてるわりに扱いが小さめなカンジ。

むしろヴォルデモートの生い立ちに興味が集まります。
若いトム・リドルが、実にハンサムなジャイアンでキモい。
大人になってからも、その安っぽい新興宗教クオリティは、どうにかならんのか。頭が可哀相な人に思えてきます。
これで本当に実力さえなけりゃ、まさに逮捕寸前の●●教祖そのもの。よくみると素敵ですよ、ヴォルにゃん教祖。

そしてハリーは記憶を追い、ついにヴォルデモートを不滅の存在にしている禁断の魔法『ホークラックス』に辿りつく。
これでついにハリーとヴォルデモートの戦いも、目指すべき最終目標が定まったといえるんじゃないでしょうか。
って、ここまでの成果で今回は十分に満足してたのに、

アダファアアアアアアア!!

そこで、死ぬんですかよ! 鬱エンドに一気に堕ちた!
最後の最後になって、また重要キャストを殺したな作者!
そういや「炎ゴブ」から、一冊一人はキャラを殺してますね。
私にとって、あの人がいるから読んでたようなもんなのに!
もうショックで、ショックでやってられないっすよ。・゚・(ノд`)・゚・。
愛着をもったキャラが死ぬと、読者はホントに辛いんですから止めてくださいよ・・・。もうね。「ヘコみ」を超越して、

ボコみ中です・・・orz

逝ってしまったあの人に、ついに聞けなかったことは多く、
ハリーたち、そして読者に残したものは少ない。
だが、"それ"はたった一つでも、何より大きいものだと思う。
残された者たちの間で、確かに"それ"が息づいている光景が優しくて、切なく、愛しくて、哀しく、そしてとても美しい。
あの人には、『独り立ち』したハリーたちの勇気と友情を信じ、
ただ、いまは安らかにホグワーツの地に眠っていて欲しい。

で、電波系魔女っ子ルーナたんフラグマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

スパイダーウィック家の謎 1・2・3/ホリー・ブラック

4894233967スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず
ホリー・ブラック トニー・ディテルリッジ 飯野 眞由美
文渓堂 2004-06-26

by G-Tools

4894233975スパイダーウィック家の謎 2 魔法の石をさがせ
ホリー・ブラック トニー・ディテルリッジ 飯野 眞由美
文渓堂 2004-06-26

by G-Tools

4894233983スパイダーウィック家の謎 3 エルフとの約束
ホリー ブラック Holly Black Tony DiTerlizzi
文溪堂 2004-08

by G-Tools

【古いスパイダーウィック屋敷に引っ越してきたマロリー、ジャレッド[人間、この本読むべからず。いますぐ本を閉じて去れ]サイモンの三姉弟は、妖精の秘密を書いた謎の書を発見する。】

勝気な姉マロリーと双子の弟ジャレッドとサイモン。
隠された書斎で、大叔父アーサー・スパイダーウィックが書き残した直筆の『妖精図鑑』を見つけてしまった三姉弟。
妖精の秘密を書き記したその本を狙い、彼らの周囲で次々と恐ろしい出来事が・・・。

ダル・・・

物語のスピードが遅い・・・。
屋敷の中で悪戯をするブラウニーを発見する一巻。
図鑑を狙うゴブリンに連れ去られたサイモンを助ける二巻。
大叔父の痕跡を追ってエルフの国に入りこんでしまう三巻。
三冊まとめて読んでようやく一区切りつくカンジですたい。

センスの違い?

ストーリーの展開に一貫性がないというか。
児童文学における「謎解き」、「アクション」、「冒険」の3要素が一冊ごとに別れて描かれているのが特徴でしょうか。
各巻ごとに特色ある場面が展開されているのが見所です。

ただ日本人にとっては、これ3冊足して3で割ったような、
平均的にバランスが取れている方が読みやすいだろうね。
登場人物も自己主張が強くて、ウザくなってきます・・・。
まあ国民性ですか。逆に日本人が慎み深いとは思わんが。

怪談テイスト

ヘソ曲がりなブラウニー妖精。
怖くて汚いゴブリンやトロール。そして傲慢なエルフ。
英語圏の子供たちにとって、妖精が出てくる物語は、
日本で言う『学校の怪談』的な位置づけなんでしょうかね。

無邪気で可愛らしいスプライトですら、軽々しく親しくなると、
人間の社会に戻れなくなる危険性が描かれています。
人間と妖精が関ると、お互い不幸になるってことでしょうか。
オマイラも、妖精の言うことを素直に聞いてはいけませんよ。

       妖精の言葉に注意か・・・
  ( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

  ( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

こっち見んな。誰が妖精さんかっ!
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

海賊ジョリーの冒険1/カイマイヤー

4751523716海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人
カイ マイヤー Kai Meyer 遠山 明子
あすなろ書房 2005-12

by G-Tools

【14歳の海賊の少女ジョリーは、生まれつき水の上を歩くことができる「ミズスマシ」と呼ばれる不思議な力をもっていた。その存在を狙い<暗黒の海>から刺客の陰が・・・海洋冒険サスペンス!】

波しぶきを地面のように歩くミズスマシの少女ジョリー。
養い親である海賊の頭バノンとはぐれ漂流したジョリーは、孤島に住む同じミズスマシの少年ムンクに助けられる。
最後のミズスマシである二人は、この世界を飲み込もうとする異界<暗黒の海>との戦いに巻き込まれていく・・・。

「水の上を歩けるってのは、どんな感じだ?」
「あたしには歩けないってのが、どんな感じかわからない」

浅いようで深い


物語の舞台は中世のカリブ海。
酒に金貨。暴力と享楽を繰り返す海賊の時代。
主人公ジョリーの大人顔負けの度胸もさることながら、
一筋縄ではいかないゴロツキの海賊たち相手に、機転とハッタリで切り抜ける独特の駆け引きが興味深い。

残忍で凶悪な海賊王ケンドリックや、この世界を侵食しようとする<暗黒の海>からの刺客。強敵との遭遇と対戦を交えつつ。
同じ境遇の少年ムンク、お調子者の海賊仲間グリフィンとの三角関係も見逃せない、思春期の少女の恋愛模様も描く。

カイの魔法

海に落ちた者を引きずり込む深海の一族クラバウターやヘドロの怪物アケルス。幽霊船を動かす死霊たち。
頭がブルテリアの犬頭男ブエナベントゥーレなど、ホラー好きな作者カイ・マイアーならではのモンスターが次々に登場。

スペインとイギリスのカリブ海をめぐる確執。
海賊の巣窟ポート・ロイヤルの崩壊。ポート・ナッソーの占領など、当時の歴史にも触れながら世界観が定まっていく。
そして最後には架空の海洋都市・エレニウムという美しい魔法使いの都まで創造してしまった。想像力が豊かだな。

ストーリーは余裕で次巻にもつれ込むっぽいですが、
ジョリーはグリフィンなんかと無人島に漂着しちゃうし、ムンクは死んだと思い込んで魔法で敵船ごと虐殺しまくるし。
むぅ・・・なんか暗いよオメーラ。

やたらシンプルなタイトルだけど、中身は濃かった。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

ストラヴァガンザ星の都/メアリホフマン




『ストラヴァガンザ 星の都』
メアリ ホフマン 小学館


【時空の旅人ストラヴァガンテ。21世紀ロンドンから星競馬にわく異世界の都レモーラにやってきたのは、心を閉ざした15歳の少女ジョージア。時空を巡る異世界ファンタジー第二巻】

『星の都』レモーラはそれぞれ12星座の名を冠した12の区に分かれ。年に一度の区対抗大会<星競馬>を行う馬の都。
雄羊区で幸運をもたらす伝説の天馬メルラが産れたある晩。
時を同じくして21世紀のイギリスから異世界を越えて(ストラヴァガントして)メルラの元へやってきた一人の少女。

一方、星競馬で勝利を握ろうと暗躍するニコロ公爵。
そんな公爵の優しい息子たちは、ストラヴァガンテである少女と出会い、自分の新しい生き方を獲得していく。
騎手と公子たちの行方、天馬メルラの意味、星競馬の結末、
そして運命が導く新たなストラヴァガンテの役目とは。

さすがに厚いって・・・orz


sotora.jpg

休みなのでキープしてあったハードカバーに挑みましたが、
さすがにこれを一日で読み切るのは無謀でした。
あと昨晩は忘年会とかあったんですよ。飲まされました。
いや、自分は酒は強いんですが酔っ払いの世話が・・・。
閑話休題。

舞台作りがまさにネ申

実在するイタリアの街シエナを元にした話の舞台レモーラ。
12星座区同士が対抗し合い、年に一度の星競馬にわく街。
中世イタリアの文化と歴史の街並みを脳裏に再現する描写。
もう、これだけで神秘性にみちた舞台を魅せる筆力と、

人間模様がもはやネ申


未成熟な自分にコンプレックスをもつ少女ジョージア。
一巻の主人公だったルチアーノにほのかな恋心を抱き。
しかし、彼の心はベレッツァの女主人アリアンナにあり。
そのアリアンナへ求婚を迫る宿敵キミチー家のガエターノ。
足が不自由で別の世界に憧れるその弟ファルコ。

敵と味方。恋人と恋敵。男女の想い。家族と兄弟の絆。
それぞれに悩み抱えた立場の異なる若者たちが、
お互いに苦悩し、葛藤し、傷つき、打たれながら。
結末へ自分の新しい道と果たすべき役割を見出していく。
キャラ同士の練り合わせスゴスwww

なにこのミラクルクオリティっwww

期待以上。この完成度は奇跡だ! メアリホフマン萌え!!
海外ファンタジー作家の中で私が五指に挙げる方ですよ!
ファンタジーとリアリティの兼ね合せ具合がちょうど良い。
長旅を満喫したかのような晴々とした読後感が味わえます。

日本のラノベと比べると、場面ごとの削りが甘く。
無用な部分がちょっと目立つが、それが海外ファンタジー。
まあマヌューシュのカップルは登場した意味がわからんが、
他の女性のストラヴァガンテと次回で活きてくるんだろう。

歴史と奇跡のただ中に読者を誘う、

今年最高のファンタジーって言っていい?

ストラヴァガンザ 仮面の都 小学館
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月17日

アモスダラゴン2/ブリアンベロー

">『アモス・ダラゴン 2 ブラハの鍵』
ブリアン・ベロー




【<死者の町>プラハの裁判所では3人の判事たちが悩んでいた。天国と地獄に通じる門が閉まり、死者があふれてしまったのだ。一方、世界の調停者である「仮面を持つ者」となったアモスの元へ、ロリアという11歳の少女が現れる。魔法の仮面の一つ"火の仮面"と死を与えるために。神々の陰謀渦巻く冒険ファンタジー】

死亡フラグは復活フラグへの伏線

世界を創造した最高神"白い貴婦人"から、
調停者としての使命を与えられた、
主人公アモスは賢くて礼儀正しい少年。
鬱系主人公の多い海外モノの中では珍しく好感もてる。

閉じてしまった天国地獄への門を開けられるのは、
生者しか見つけられないという言い伝えの"ブラハの鍵"のみ。
そのをもとめ、死者の町へと送り込まれるアモス
はたして謎かけを解き"ブラハの鍵"を手に入れられるのか。

そのを狙い、悪巧みを企む裁判官犯罪者兄弟
ロリアドラゴンの種を寄生させ、
再び権力を握ろうと画策する死の神バロン・サムディ
死者の軍勢」で世界征服をもくろむ悪の神セト

多くの悪役キャラ思惑が錯綜し、
アモスがどう動いても、誰かしらの利益になってしまう。
そういう三すくみシチュエーション上手い!
いやがおうにも先が気になります。

が、期待するな! 

オチは投げやりだ…


超夢オチ風味です。
悪人にも旨味があるキャラ作りとか、
作者ファンタジーへの世界観個性的だったり、
見せ場もいっぱいあって実に(゚Д゚)ウマーなのに、

このオチはもったいねぇよ!

オチですべてが捨て設定となり、もう台無し!
すんごいワクワクして読んでたのに…orz
でも、続きは読みたいかもしれん。
光る部分はかなりある。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

魔女の宅急便/角野栄子


『魔女の宅急便』
角野栄子 福音館創作童話シリーズ




【ひとり立ちするためにはじめての街にやってきた13歳の魔女キキと相棒の黒猫ジジ。懸命に考えて自立するために始めた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋さん。普通の郵便物だけでなく、海で溺れそうな子を助けたり、新年を告げる時計台の鐘をならしたり、春の音楽を運んできたりする。街の人たちに支えられながら成長していく幼い魔女の物語】

なるほど。あの名作原作はこんなだったのか。
若干、重なるがストーリーは違います。
というか、アニメより面白かったような。

アニメキキテンパり気味だったが、
原作キキ大人しくて穏やか
派手な演出もない代わりに物語についていて、
ほのぼのとした雰囲気を素直に受け入れられた。

映画よりも落ちついて物語を楽しめたな。
萌えとも、燃えとも言いがたいけれど、
何度も読み返したくなる見せ場が所々にある。
映画では伝えきれなかったエピソード温くする
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ダレンシャンXII/ダレンシャン


『ダレン・シャン XII
 運命の息子』
ダレン・シャン




【3年半に渡る全12巻シリーズは、この12巻もって幕を閉じる。累計400万部を突破した大人気のファンタジー児童文学は、誰もが予想もできぬ結末を読者に投げかけて、筆がおかれてしまうのだ。主人公のダレンと、元は大親友だったスティーブとの最後の戦い、すなわちバンパイアが勝つか、バンパニーズが勝つかは、この最終巻にゆだねられることとなった。どちらが勝っても、おぞましい世界になってしまうという運命のいたずらに対して、主人公はどの道を選択したのだろうか。まさに著者ダレン氏のすばらしさが、いかんなく発揮されたストーリーとなった。シリーズ第1巻の前書きにあるこの小説の謎が、みごとに解明されていくのです。】

まさかそうくるとは!

長かったシリーズ最終巻なのだけれど、
結末というより、いままでのストーリーこそが、
この一巻惹きたてるためにあったようなカンジ。

たんなるホラーサスペンスかと思いきや、
場面の登場人物時間を遡って暗躍していたり、
世界の定義そのものにまで物語を広げる展開。
実にラノベっぽいどんでんがえしがありましたよ。

物語が進行していくというより、
ダレン自身の人生に主眼が置かれていた。
ハッピーエンドとは正直言いがたいし、
読者には痛々しい表現がかなりあったが、
ストーリー構成伏線の作りは秀逸

まあにいうと、最終巻まで読まないと、
途中で投げたくなる本ではあるかもしれないが。
なんにせよ綺麗に幕を閉じれた名作でしょう。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

海外動向

Yahoo!ニュース『「ハウル」米出足イマイチ「映像は高く評価、でも物語がない」』

【日本で記録的なヒットとなったアニメ映画「ハウルの動く城」が米国で公開中だが、興行収入が思ったほど伸びず苦戦している。映画評も厳しい内容のものが目立っている。

美しい映像や多彩な登場人物については高く評価しているものの、米国で最も影響力のあるシカゴ・サン・タイムズ紙の映画記者、ロジャー・エバート氏が「最近の宮崎作品と比べると期待外れ。おすすめできない」、ワシントン・ポスト紙「エンペラー(宮崎監督)は物語を持たない」という見出しで「物語が存在しないし、物語を進めようという意思もない」と苦言を呈するなど厳しい意見も目立っている。】


エンペラーは悪くないぞ。

問題は原作にあったわけで…。

ダイアナ・W・ジョンーズ破滅的ストーリー構成弱いからな…。
世界観は広くて、想像力は溢れている。
しかし、主人公動機付け薄い
物語への目的意識曖昧で盛り上がらない。
というか、ウケを理解していない。

宮崎監督はいまの流行を分ってないな。
エンペラー落ち度があったとしたら、読書量センスの無さだ。
ちなみに私のイチオシ海外ファンタジーは、


1位『幽霊船から来た少年』
『勇者の剣―レッドウォール伝説』 ブライアン・ジェイクス

2位『サークル・オブ・マジック―魔法の学校』 デブラ・ドイル

3位『正しい魔女のつくりかた』 アンナ・デイル

4位『ストラヴァガンザ』 メアリ・ホフマン

5位『女王陛下の少年スパイ!アレックス』 アンソニー・ホロヴィッツ


くらいかな、
映画化するなら『レッドウォール伝説』か、
『正しい魔女の作り方』が見たい。
『アルテミスファウル』もいい。

『ネシャンサーガ』や、『マインドスパイラル』
『女騎士アランナ』『ライラの冒険シリーズ』
さすがに巨編すぎて2時間じゃムリか。
うまく短くできたら神監督なんだが。

ときに『タラ・ダンカン』が読みたい!
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月17日

株の値上がりを期待


『ティーン・パワーをよろしく1
 誕生!ティーン・パワー株式会社』
エミリーロッダ 講談社ブックス




【夏休みを前に、中学生の仲良しグループ五人組が始めた便利屋「ティーン・パワー株式会社」。
彼らの最初の依頼は地元の新聞社の新聞配達。しかし、その会社は借金だらけでいまにも潰れそうで…。その裏には最近やってきた新しい新聞社の女社長による悪質な嫌がらせがあって…。彼らは潰れかけた新聞社を立て直すために奔走するが…。さて、彼らをどんな事件が待ちうけているのか?「どんな仕事も、おまかせください! ティーン・パワーをよろしく!」】

ローワンシリーズで有名なエミリー・ロッダ
ローワン面白かったんで期待してたんですが、

う〜(´・ω・`)〜ん…。

可もなく、不可もなくといった、
ありきたりな児童書系っすねぇ…。
キャラはそこそこ素直な少年少女が、
悪どい大人たちせこい企みを、

偶然でたまたま打ち砕く。

勇気知恵ってのはとくにないかな。
ローワンみたいな若さゆえの葛藤とか、
そういうシリアスな描写は無い。

まあ児童書としては読みやすく手頃。
小学生が読書の時間に読むなら無難ですかね。
「ズッコケ三人組」みたいなカンジ。

主人公五人組ってか、六人+犬一匹
それぞれちゃんとキャラ設定は作ってありますが、
作中でそれを活かせる場面がなく、
キャラが立ってないよ…、
個性が見えてこないよ…(´A`)ナエス


この本の良さをあげるとすれば、
オーストラリア中学生の生活を、そのまま描写してることですかね。
日本とは違って向こうは中学からバイトできるんですなぁ。

突拍子もない展開になることもなく、
意外性というのは感じないが、
まあ長いシリーズの一巻目だし。
次回のエピソードに期待。

ローワンと魔法の地図 あすなろ書房
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

パソコンのことば

秀丸エディタをお使いの方。
ちょっとここで秀丸を起動してみてください。

そしたらShiftキー8秒間押してみましょう。
そうすると、なんとアナタのPCが…

(゚∀゚)キュお♪ って鳴く

なにこの鳴き声…w
アザラシの赤ちゃんでもPCに入ってるのか?
癒されそうな勢いで可愛いじゃないか。
ちなみにShiftキー5回連打しても…

(´∀`)キュお♪ って鳴く

機種によっては鳴かないPCもあり
私のPCではWin98は鳴かなかった
鳴くのはWin2000以上のOSだけかもしれない。

アナタもこのステキボイスを是非どうぞ。


『樹のことばと石の封印』
富安陽子 偕成社




【人間のパパとキツネのママが恋におち、結婚して、そして生まれた三人の子供たち―ユイ、タクミ、モエにはキツネ一族からおくられた不思議な力があった。「風の耳」、「時の目」、「魂よせの口」を持つ兄弟が時空を越えて呼び寄せられたのは、金色のドングリがみのる山。しかも、その山の人々は、何故か石に姿をかえられていた。迫りくる災いを前に、キツネの血をひく子供たちの運命やいかに!】

パパママが後輩の結婚式へ出かけていったある日。
両親のいない間に自由を満喫する三人だったが、
突如、開かずのタンスの引き出しから飛び出てきた、
キツネ姿夜叉丸おじさん

何故か引き出しの中には生い茂る林が!
引き込まれてしまった友達の優花を助けるため、
引き出しに飛び込む三人だったが、
そこには人間に変えてしまう恐ろしい大蛇が…。

主人公がダメだコリャ( ´_ゝ`)r

姉のユイ疑り深い癇癪持ちにしか見えないし、
弟のタクミ名前能力だけしか役立ってないし
妹のモエ全然萌えない…
能力さえあればこのキャラである必要性がない

唯一、燃えたキャラ館主さま
洞窟内で背後へ迫ってくる大蛇
逃げる人の中で一人だけ立ち止って叫ぶ館主さま

『山に災いがふりかかったとき、
 コナラの樹は金色のドングリで危険を知らせる。
 そして災いを追い払うのが館主の務めだ。
 コナラの木は約束を守った。
 おれは約束を破るわけにはいかないんだ。』


そうしてになりながらも子供たちを守る後ろ姿…。

すっげ渋すぎです、カコイイ・゜(ノД`)゜・

その他は問題なし
御伽話のような世界観ストーリー構成
ミステリー要素も、児童書ならいいレベルでしょう。

ただ、それらを人物設定すべて台無しに…orz
子供ゆえの自由な機転柔軟な発想とか皆無
主人公格の誰とも感情移入できなかった。
最後までただのガキにしか思えなかった…。

姉弟妹で思いつきましたが、
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」

アカデミー賞受賞しましたね。
全世界40カ国で合計3000万部を売り上げたとか、
今度原作探してみよう。

ハリポタも第6作「混血の王子」が出版される。
日本語版は来年らしい。海外本はまだ熱いな
日本児童書にも頑張ってほしいが、
パッと飛びぬけた作家がいないんだよな…。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月14日

スッキリしますた


『星空から来た犬』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ ハリネズミの本箱





【星空の世界の住人シリウスは、無実の罪で犬に姿を変えられ、地球へ追放された。星空へ戻るには失われた魔法の道具ゾイを見つけるしかない。飼い主となった孤独な少女キャスリーンと心を通わせる一方で、シリウスの命を狙う者たちが現れる】

映画「ハウルの動く城」で日本人にも一躍有名になった作家
ダイアナ・ウィン・ジョーンズが初期に書いた作品。

翻訳者のあとがきがワロス

いわく、「ジョーンズにしては話運びがあっさりしている」
この人の話は読んでもらえると解りますが、
かなりゴチャゴチャと入り組んでいます。
ストーリー起伏山谷といいますが、むしろ雑草野原
細かいエピソードがごっちゃになってるんです。

それがよいという人もいますが、
児童文学に読みなれた者にはあまり美しく映らないのは確か。
今回はストレートな展開で面白さが誰にもわかりやすい。

いわく「主人公がいままでとは一味ちがう」
気弱で情けない。ぼんやりの気取り屋。派手で大げさ。
いままでは極端に奇抜なキャラを当てはめてきました。

今回の主人公の星人シリウスは、
怒りっぽいという欠点はありますが、
正義感があって、犬の仲間主人を大切にして、
優しいし、好きな相手はかばおうとする典型的ヒーロー

とか、ジョーンズの本の特徴をよく捉えて批評しています。
まったくその通りで、ジョーンズの本はぶっちゃけ読んでてダルイ
深くはあるが難解というか、整理されてなくてややこしい
それが今回のにはなく、まことに素直なファンタジー作品

文章が稚拙になったわけではなく、心理描写がしっかり描かれている。
ただヒロインの境遇は不幸で惨めという典型には不快。
男子キャラバジルがときどき嫌な奴だったり、
シリウス好きなのか嫌いなのかわからなかった。
キャラが立ってないキャラがけっこうあるとは思う。

ジョーンズにはちょっと胸焼けが…って方にはオススメ。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

赤き夢に魅せられて

アマゾンからリンク張ると画像が表示されてないんだが何故だ。
サーバ落ちてるのか?と思いきや、写ってるのは写ってるし、
端にアマゾン画像取り込んでないだけなのか?

本の表紙(・∀・)イイ!のが多いし、見せたいんだけどなぁ…。


『探偵伯爵と僕』 森博嗣 ミステリーランド




【小学生の少年・新太が少し不思議な探偵伯爵アールと出会い、秘書のチャフラフスカとともに一風変わった日常を過していた夏。クラスの親友二人がトランプのエースを残し、次々と行方不明に。彼らは新太とともに秘密基地を作った仲間だった。そしてついに新太に忍び寄る犯人の影が…。】

繰り返される失踪事件を追いながら、
純粋誤魔化しのない子供の視点から、
その周囲の社会大人たちの矛盾を捉えている。

と言ってしまうと皮肉屋ストーリーに思われてしまうかもしれない。
だが、誰でも昔は子供だったはずで、
妙に大人ぶって生意気な子供だった当時の自分を思い出させる。
ちょっぴり自分が恥かしくも思え、主人公に自然と共感してしまう。

探偵役の自称"探偵伯爵"アール大人でいながら、
両親学校の先生のような大人でない、なんとも不思議なキャラクター。
新太対等の立場で言葉を交わし、新太様々な事を会話から読み取る
子供疑問曖昧に答えたり、難しいことを言って煙にまくのではなく、
ちゃんと解る言葉で世の中の真理を語っている。

私が一番お気にいりのシーンに彼のポリシーが見える。

「僕も、大きくなったら、探偵になりたいんだけど。」
『私に言っても無駄だ、努力するのは君だ。』
「うん、どんな努力をすればなれる?」
『なりたかったら、なれる。君はなんにでもなれる。』
「そうかなぁ、ねぇ、探偵にとって、一番大切なものはなに?」
『一番なんてものはない。どんなものでも大切だし、
 時と場合によって、大事なものは違う。決めつけないことだよ。』
「でもさ、行き詰まったりすることがあるでしょう?」
『行き詰まってばかりだ。』


子供向けのジュブナイル小説なのに、
この富んだ社会性に満ち溢れた精神性の高さはなんだろう。
小中学生はもちろん大人にも色々と考えさせられる。
謎解きよりも、その過程に注目して読んでいただきたい。

レトロな描写が子供の頃に熱中した探偵小説を彷彿させる。
キャラクター的にははやみねかおる夢水清志郎シリーズかな、
ストーリーの雰囲気としては、さとうまきこミステリーシリーズ
三田村信行ウルフ探偵シリーズを連想させる。

江戸川乱歩のようなおどろおどろしさをかもし出しつつ、
遊びつかれた後の帰り道のような物悲しさを感じさせる。
ラストで明かされる「僕」意外性も驚かされ、
ストーリー設定の細かさにベテラン作家の貫禄が垣間見える。

作者森博嗣の本はあまり読んだ記憶がなかったが、
ラノベとしても、児童文学としても非常に魅力的な作品

(´Д`)これで主人公が美少女だったらラノベだったのに

というのは余計ですか興醒めですかラノ厨氏ね!ですかそうですか…。

そして五人がいなくなる 青い鳥文庫
ぼくらのミステリー学園 児童文学傑作選
おかしな事件―ウルフ探偵社 偕成社
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月25日

アナタは遭難ですか? いえ、私は漂流です。


『サバイバー 地図にない島B 脱出』 ゴードン・コーマン 旺文社




【ウィルがふとももに銃弾を受けてしまった。このままでは、命さえも危険な状態だ。助かるには手術が必要だとわかったとき、救助を求めるため、密輸団の飛行機に密航することに…。だれが行くのか? そしてウィルの命は!?】

メイドインアメリカの漂流モノもついに最終巻
銃弾をうけてしまったウィルのために、
島で取引を交す密輸団の飛行機に一人密航し、
イチかバチか決死の救難を試みるルーク

しかし、そこで今まで「これもTVのやらせさ」
うそぶいて不真面目だった映画スターのドラ息子JJが初めて発起する。

『俺が行く。俺なら奴らに見つかっても撃たれない。
 人質にして親父から身代金をまきあげるためにな。
 誰かがやらなきゃいけない、そしてこの仕事は俺がやる。』


ついにルークJJの間に絆が生まれた瞬間。

なんだか目から汁が出てきたよ(;´д⊂
JJはかなりバカ野郎だったがようやく一皮剥けたキャラ。
それぞれに精神的問題を抱えたメンツが困難の中で成長する
これがラノベですよ!

相変らず、漂流モノの魅力である原始生活や、
「無人島で生きていく知恵」にはあんまり主眼をおいてなく、
ジュブナイル(少年活劇)としてのアクションモノではなく、
どちらかというと登場人物心の葛藤
大きな脅えや怖れと、わずかな知恵と勇気という心理描写がメイン。

脱出シーンはまぁ劇的というか、展開早すぎというか。
ちょいあっけない気もしないでもない。
まあ、他の漂流モノもこんなカンジか。

ってか、なんでこの巻だけオチがついてるのか。
原爆ネタって微妙にギャグだったんですか?(゚Д゚川)
ラットフェースってあだ名の元ネタといい、
所々のアメリカンジョ−クローカルすぎて意味フだったんですが…。
いや、原爆ネタはわかりやすいけどね、笑い。

アナタにも何時訪れるかわからない危機を回避するために、
是非、ディスカバリーちゃんねるを見ましょう。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) |