ダフロン

2007年03月07日

刀語 第三話 千刀・鎩/西尾維新

406283619X刀語 第三話 千刀・ツルギ
西尾 維新 take
講談社 2007-03-01

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【無刀の剣士・鑢七花と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、出雲の三途神社に。千本にして一本、千刀・ツルギを持つ次なる対戦相手は千人の巫女を束ねる神主、敦賀迷彩!】

カタナバカリ!w


四季崎記紀の12本の伝説の刀をめぐる新本格時代活劇。
最初の一本を基にした寸分違わぬ九百九十九本の予備。
消耗品としての刀の弱点を補うクローン刀。千刀・ツルギ。
刀を持たぬ虚刀流の剣士・七花と、これまた刀を持たぬ千刀流の使い手、敦賀迷彩の無刀取り対決が今回の見所です。
ってか、金偏に殺なんて字、Seesaaじゃ表示できねぇよ!

平凡で陰が薄いと言われてきた七花も立ってきました。
たんに根が単純で無邪気というのではなく、いかなる相手でも常に刀としてある彼の本当の姿が見えました。
そして奇策士とがめたんは、時代劇とは思えぬ萌えっぷりをかましてます。いやぁ、お姫様だっこは良いものですね。

戦闘の最後に、直接手を下した七花ではなく、野望のために他人を犠牲にすることに躊躇し始めたとがめの変化は、あとあと話が展開するうちに重要になってくるのでしょう。
もし七花が戦いに負けたり、敗れたりするようなことがあれば、それはとがめの迷い、ためらいが原因になりそう。

宇練銀閣同様、敦賀迷彩の悪人だが悪に染まりきらないグレーな生き様と独自の志向をもったキャラが好きでした。
さて次はいよいよ、「拙者にときめいてもらうでござる」の口癖だけでもう濃さ十分の日本最強の剣士、錆白兵の登場です。
いまから胸を高鳴らせて待ちましょう。


以下、今回のメタ名言

水準外の漢字をそんなに使いたいのか!

みんなそう思って言わないことを、アンタが言うなよ!

この企画、そもそもそこまで辿り着けるかどうかすら怪しいのだ

もしいままでの伏線を回収できなかったら・・・・・・覚悟しろよ?

映像化するとき簡単そうだろう

アニメ化まで視野にいれているというのか!
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2007年02月09日

パーフェクト・ワールド 2 Two to Tango/清涼院流水

4062836149パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.2
清涼院 流水
講談社 2007-02-02

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【車イスの青年“エース”こと一角英数は、留学生レイの消えた父親を捜す唯一の手がかり1週間に1度だけ京都のどこかに現れるという謎の“ワンネス”を求め、調査を開始する】
「で――その少年は、なんと言っていたの?」
「……カタナガタリ」

さすが御大・・・・・・、台無しだ!

留学生のレイと車イスの青年・エースの英語づけ観光案内。
2月になり、『ワンネス』の手がかりを探し始めた二人。
レイの奇妙な言動に疑惑が膨れ上がるエースにハラハラ。
前巻で謎めいていたニシオ少年の正体ってあの人かよっ!
宣伝か知らんが、場外からいきなり変化球が飛んできた!
これだからメタ作家は嫌なんだヽ(`Д´)ノウワァァン!!

二話目の今回は、京都の文化が若干テーマでしょうか。
京都の名所のどこかに現れるというヒントから、『露店』にアタリをつけたエースは、レイを節分の『追儺式』へ誘います。
新撰組の屯所があった壬生寺。吉田神社の節分祭。
そして後半では京都四大名所のふたつ、二条城と清水寺を巡る光景は旅情たっぷり。なんかそれこそ本当に観光ガイドブックを眺めているような気分になります。

個人的には京都観光案内をメインにして、エースの英会話レッスンは日常会話の中でさらりと流してほしいのですが・・・。
ひとつの章丸ごと使ってまで<キャナスピーク2>の解説をしなくてもそこまで面白さは変わらんよ。魔法の言葉読みづらー。
清水寺のシーンなんて数ページじゃないッスか・・・あつかい小さ!

あと不満があるとすれば、ヒロインが少ないってことですね。
エースが片思いしているらしい花屋のお姉さんとか、英会話教室の女の子たちとか積極的に物語へ絡ませましょうよ。
ラノベ専としちゃ、恋愛要素がない話は物足りないんですよ。
腐女子にとっては、いつもイチャイチャと車椅子デートをしているレイとエースさえ見れれば満足なのかも知れないけどさ。

ってか、前巻よりページ数少ないのに値上がりって・・・うぉい。

刀語  第二話  斬刀・鈍刀語 第二話 斬刀・鈍
西尾 維新 竹

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2007年02月08日

刀語 第二話 斬刀・鈍/西尾維新

4062836041刀語 第二話 斬刀・鈍
西尾 維新 竹
講談社 2007-02-02

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【無刀の剣士・鑢七花と野心を秘めた謎の奇策士・とがめは、一路、西へ! 斬刀・鈍を所持する次なる対戦相手は、因幡砂漠に聳え立つ下酷城・孤高の城主、宇練銀閣!】
「こんな鬱陶しい喋り方する奴書いてられねぇよ!逆さ喋りが密接に関係する忍法なんかねぇよ!」

西尾ちゃん、ハジケすぎ!w

そろえば天下を取れるとされる12本の刀をめぐる時代活劇。
七花ととがめが目指す最初の目的地は、因幡砂漠の下酷城
「鋭さ」に重点をおいた斬刀・鈍を所持する居合いの達人・宇練銀閣を虚刀流がどう攻略するかに焦点が集まります。
しかし七花の設定が薄いって、作った本人が言っちゃった!

七花ととがめのおバカな道中漫才を聞いていると、
本当にとがめって頭脳派なのかと疑問に思ってしまった。
だが、そこがかわいい。足蹴にされて吹っ飛ぶ貴女に萌え。
こと戦いに関しては意外に冷静な七花に関心しました。
反射神経だけかと思えば、案外、考えて戦ってるんですね。

だが、作中でキャラをダメ出しされる主人公って・・・。
いやいや、比較対象のまにわに達がやたら濃いんだよ。
錆白兵なんていまからときめいてしまいそうでござるよ。
真庭蝙蝠に比べれば宇練銀閣も地味だが、零閃の速度は、
どこぞの流浪人の天翔龍閃を軽く超越してるしね。変態。

奥座敷に陣取る宇練の居合いの絶対領域をいかに破るか。
なおかつ刀回収のために、刀身を破壊してしまう恐れのある返し技が使えないというのが七花の大きなハンデ。
手を封じられた詰め将棋のような理詰めの駆け引きが面白。
最後、宇練も居合いにこだわらなければ勝機もあったのに。
まあ居合いしか立ち技がなかったのかもしれませんが。

ここまでは変体刀といっても、普通の刀とそう変らないような。
まあ次は千本の刀を持つ千人の巫女さんという、いかにもムチャクチャで、想像するだになんて楽しそうなお相手。
まにわに達は今後も七花たちより先に持ち主にたどり着くが、
持ち主に返り討ちにあうパターンになっていきそうだな。

それにしても二話目で作者はいろいろブッチャケすぎです。
うは、また堂々と物語の伏線を語ってる。
メタなのは生まれつきですが、『化物語』を除外して、これまでの西尾維新とは思えない読みやすさでサクサクいけます。
人によっては、この時代劇とは思えぬ遊び心、悪戯心を笑って受け流せるかで評価はわれます。あと非常に頭悪いし。

まあ西尾維新とは名ばかりで、とがめが書いてるからこの本。
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2007年01月19日

DDD 1/奈須きのこ

4062836092DDD 1
奈須 きのこ こやまひろかず
講談社 2007-01-10

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【感染者の精神だけでなく肉体をも変貌させる奇病・アゴニスト異常症感謝-"悪魔憑き"。左腕を失った石杖所在と漆黒の義手義足で微睡む迦遼海江の奇妙な"悪魔祓い"とは!?】
「すごい──お兄ちゃんの手、まだわたしの胃でビクビクしてる──」

激妹萌え

"悪魔憑き"という精神病患者たちの蔓延るサイコ&オカルト。
発症と共に異様な肉体の変化と超常の能力を発揮する患者たちと、左腕をなくした"悪魔払い"・石杖所在の関わる怪事件を描きます。それでもやっぱりオチは妹萌えなんですがね。
愛しさのあまり、お兄ちゃんの腕をもいで食べちゃう妹萌え。

まず悪魔めいた迦遼海江が放つ負のオーラにくらりとくる。
奈須きのこ作品では、特異体質以外はわりと平凡な主人公・石杖所在よりも、マトさんのハッチャケぶりが痛快でよろしい。
人間なのに悪魔憑きを相手にしてのこの無敵っぷり。
なんだろうこの人類最強っぽい姐さんは、素敵だトマトさん。

ネガティブに浸りきったこの独特の雰囲気がたまりませぬ。
読むたびに中毒性の強い麻薬に身体が蝕まれていくよう。
精神ごと引きずり込まれそうな妖しい吸引力とどこまでも落とされていくような奈落感と、すべてが異質の魅力の作品。
意思を強く保たないと、物語に飲み込まれそうになります。

ストーリーは、ハードに、ダークに、スプラッタに進み、
入れ替わりトリックの乱用は、これも含めて持ち味ですね。
ただフォントが読みづらいのと、時系列に一貫性がなくて、
語り手の主観がしょっちゅう切り替わるのはとても混乱する。
まあミスリードを誘発しやすいよう、すべて計算に入れてやってるんでしょうけど。もうちょい整理できないかなぁ。

まあもちろん、奈須信者としては次巻も買い。
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2007年01月18日

パーフェクト・ワールド 1 One Ace/清涼院流水

4062836106パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1
清涼院 流水
講談社 2007-01-10

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【京都で車イスの生活を送る一角英数は、特殊な能力で1日に1分だけ秘密のヒーローとして人助けを行っている。そして彼の家にホームスティにきた金髪の青年レイにもまた秘密があった・・・】
「この世界には、魔法のコトバがある」

答え、『google』

1年間の留学生として京都にやってきた米国人のレイ。
ホストファミリーになった車イスの青年・一角英数(エース)。
1週間に1度だけ、京都のどこかに現れるという『ワンネス』の謎を追いかける二人の異文化交流・英会話ミステリ。
会話の中に英語が使われている、珍しい横書きの本です。
文中に英文法の解説がされていて、まるで『英語でしゃべらナイト』を小説で読んでる気になってきます。

物語を読めば英語と京都と運命の達人になれるというのが、
作者の歌い文句ですが、確かに京都の観光案内も詳しい。
初めて京都を訪れたレイにエースは、まず京都駅を中心としたY軸の烏丸通りとX軸の御池通りを案内していきます。
京都を知らない人でも、まずこの1巻目を読めば、おおよその京都の全体像がイメージできるようになっているでしょう。

まあ、運命がなんのことだか、まだまだわかりませんが、
事故で車イスになって以来、「世界は不完全だ」と思い続けているエースの、心の再生も描かれていくとよいですなぁ。
レイについても、典型的な留学生というありふれた印象から、
次第にキャラが出はじめ、とくにラストでの引きが強烈。

物語をぶち壊しにした『とく。』での1件から、久しぶりに清涼院の本をおそるおそる手にとってみたけど、よかったです。
無難に面白い。なんつ−か、このままの出来で十分なので、
お願いですから超人バトルへ発展するのだけは止めて・・・。
物語が破綻しないことを祈り、こちらの大河ノベルも期待。

おまけ。
ここでブロガーが知っておくといい英単語を紹介しましょう。

blogorrhea

意味は、「特に書くこともないような一日だったけど、ただブログを更新するためだけに、記事を投稿すること」。
キャナスピークでいうと・・・えーと、うん、わからねぇw
誰か正確な発音に自信があるって人、あとよろ。

とく。とく。
清涼院 流水

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2007年01月17日

刀語 第一話 絶刀・鉋/西尾維新

4062836114刀語 第一話 絶刀・鉋
西尾 維新 take
講談社 2007-01-10

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【ある日、孤島で姉と暮す鑢七花の元に、奇策士とがめと名乗る少女が現れ、すべて揃えば天下を取れるといわれる異端の刀鍛冶・四季崎記紀の12本の刀を集めて欲しいというが・・・】
「金で動く人間は駄目だ――名誉で動く人間も駄目だった。ならば残された理由はたった一つ――愛だ」
「あ、あい?」
「愛で動く人間は、信用できる」

ネオ剣客ロマン、始まり始まり♪

四季崎記紀の12本の伝説の刀をめぐる新本格時代活劇。
シリーズ開幕の一話目は、孤島で暮らす七花を島の外からやってきた少女とがめが、天下の大舞台へと引っ張り出すまでを描く大河ノベル全体のプロローグとなっています。
思うに西尾維新は、『ドラゴンボール』をやりたかったんだな。

刀を使わない剣士鑢七花と奇策しか練らない奇策士とがめ。
本大河ノベルの主人公・鑢七花は、そのまんま孫悟空です。
頭の悪さというか、敵を前にひるまない能天気さというか、
シンプルな野生児思考が、さっぱりとしてていいです。

野生児を冒険の旅に引っ張り出すブルマ役であるところの
奇策士とがめは、奇策を自負しているわりに、相手の策にハマってしまったり、アドリブに弱いなぁ。そこがいいのですがw
上記に挙げたセリフのように、すっとぼけた言動かなり好き。
とはいえ実力を封印しているフシがあるので、能力の底はみえません。奇策よりも、彼女にはツッコミ士の素質をみた!

活劇と名打ってるように、アクションがメインなのですが、
というか、戦いにそれこそ緊張感がねぇですな。
四次元胃袋って、ビックリ仰天人間だよ、真庭蝙蝠。
七花が言ってるように、絶刀・鉋よりもお前の体が凄いよ。
恐ろしいを通り越して、もはや興味深いよ。人間って面白!

12ヶ月も続ければ、いつか壊れてきて、超人や人外なキャラが出てくると思ってたけど案外早かったなー。
このシリーズは最初から超人インフレと変態バトルで進行していくみたいです、いまから不安とワクワクがとまらない。

世界観に時代情緒をまったく感じさせないどころか、
時代劇であることを逆手にとってメタなギャグを織り込むセンスは、やはり西尾維新流。非常識作家です。
やはりこれは『時代劇』ではなく、『"新本格"時代劇』ですね。
西尾作品の中ではとくに読みやすい部類の作品なので、
低年齢層にもオススメなんだけれど、やはり値段がネックか。

今回は相手が侮って勝手に墓穴を掘ってくれたからこそ、
余裕で勝っちゃったけれど、今後は、やはり実戦による経験不足が弱点になってくるんだろうな。
虚刀流にしても、拳法との違いがわかりませんが、巻を重ねるうちに、徐々にそのブッ飛んだ能力を魅せてくれるのでしょう。
これから12ヶ月疾走するのを見据えたセーブした走り出し。
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2006年12月10日

化物語(下)/西尾維新

4062836076化物語(下)
西尾 維新 VOFAN
講談社 2006-12-04

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【阿良々木暦が直面する、完全無欠の委員長・羽川翼が魅せられた「怪異」とは。青春を、「おかしく」するのは「つきもの」だ!西尾維新が全力で放つ青春怪異譚、第2弾】

笑話集か!これは西尾笑話集なんだな!!

ヒネくれてるがお節介でお人好しな高校生・阿良々木暦が、
怪異に憑かれた少女たちとフラグを立てまくるギャグコメディ。
ツンデレ、委員長、エロっ子、女子中学生、女子小学生。
とにかく西尾維新の趣味だけで描かれたヒロインズとの、
馬鹿馬鹿しくも痛快な掛け合いに笑わずにはいられない!

初っ端から神原駿河のエロエロトークが素晴らしかった。
いつもいつも会話のオチを肉体ネタで締めようとするなよw
しかし、スク水とブルマの文化保護活動は表彰状ものだ。
全裸の女子中学生を前に、オプションとしてブルマを提供した彼女の功績は、まさに賛美と賞賛の言葉に尽くしがたい!!

下巻はメインヒロインの戦場ヶ原ひたぎの出番が少ない分、
ツンデレを通り越してサドデレに進化してましたね。
個人的な評価だが、この毒舌センスとサドっぷりは、元祖サドデレ・鴉木メイゼルを遥かに上回ってるのではないだろうか。
阿良々木への粘着質なまでの精神依存に蕩れる!蕩れる!

すでに周囲が十二分に濃いせいか、羽川翼のネコミミ化はシリアス面の要素にカテゴライスされてしまいました・・・。
羽川翼は『萌え』というよりも、その生き様が『燃え』です。
オカルトやホラーなネタなんて、動機付けでしかないので、
憑依状態の彼女とは、もう少し狂った会話を楽しみたかった。

もう笑いすぎて横隔膜が断末魔をあげていますよ。
まず2006年下半期、最高の作品だったと言っておこう。
今期のラノサイ杯やラノベ板大賞は『化物語』が来る!
ヒロイン・オブ・ヒロインズは戦場ヶ原ひたぎで決まりだ!
唯一、ネックなのは割高な値段とショボい装丁ですか・・・。
買う価値はありますし、図書館で借りてもまったく構いません。
結婚詐欺と保険金詐欺にあったと思って絶対読んで欲しい。

にしても『化物語』上下巻を含めると、14ヶ月連続で刊行か。
来年の西尾維新のバイタリティはすごいな。
その絶倫スキルを発揮して、なんとか『化物語』番外編を・・・。
阿良々木の吸血鬼化事件は、このシリーズのかなり重要な位置を占めているはずなのに、最後まで曖昧なんですよねぇ。
「こよみヴァンプ」を読むまでは墓に入れない。

西尾維新の天才っぷりがギャグオンリーで暴走した傑作。
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2006年11月30日

化物語(上)/西尾維新

4062836025化物語(上)
西尾 維新 VOFAN
講談社 2006-11-01

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【阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった。あの西尾維新が満を持して放つ、これぞ現代の怪異】
「言葉の暴力って知ってるか」
「なら言葉の警察を呼びなさいよ」

戦場ヶ原ひたぎ、蕩れー!!

怪異に憑かれた少年少女の葛藤を描いた物語。
なのですが、むしろホラーやオカルトな部分は抜きにして、
登場人物たちのバカな掛け合いがとにかく面白い!!
これはもう、戯言とか、狂言回しなんかじゃねぇ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ!これは、極上のラブコメだ!

とにかく戦場ヶ原ひたぎが"蕩れ"なんですよ!
なんの変哲もない文房具を、世にも残酷な拷問器具に変えてしまう強烈な攻撃性。相手の精神を容赦なく切り刻む毒舌。
そんな非情の拷問吏から、メンヘル処女へ華麗なる転身。
ツンからドロドロと粘着質なまでのデレっぷり!!
彼女ほどブッ飛んだヒロインはいままでにいなかった!!

戦場ヶ原ひたぎの毒舌と阿良々木暦のツッコミが素晴らしい
どのセリフをとっても吹き出すのが堪えられない。
戦場ヶ原ひたぎ以外のヒロインも、なんでこんなツボを刺激する素敵なトークセンスの持ち主なのかと惚れ惚れします。
これはもう主人公が女の子に貶められるのを楽しむ作品。
これはオカルトとかいらない中年ホームレスとかいらない。

あ、でも吸血鬼幼女は欲しいな。
春休みやGWにも事件が起こったようなことが幾度か触れられていますが、その辺の詳細は下巻に収録するのでしょうか。
値段こそはやや割高ですが、まず買って損はしません。
会話のキレのよさでは、間違いなく西尾維新の最高傑作。

美少女に責められたり嬲られたりに悦びを感じるM男諸君。
これマジでオススメですから! いいから絶対に嫁!!
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(10) | 講談社BOX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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