ダフロン

2007年01月30日

影≒光 激突編/影名浅海

4086303388影・光 激突編
影名 浅海
集英社 2007-01

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【夏休みを利用してイギリスにやってきた御影に、師匠のルーシーは不機嫌そのもの。そんな3人が訪れた秘境の中で、氷漬けに封印されたひとりの女性を発見し・・・】

姉ちゃん強っ! 師匠怖っ!

シスコンとブラコンの双子の姉弟のオカルティックアクション。
修行を続ける光輝に会いに英国へやってきた姉、御影。
師匠のルーシーは邪魔者の登場が面白くない。
さらに御影は彼女に宣戦布告を付きつけ、かくして光輝をめぐる女の戦いが勃発!この二人の正面対決を待っていた!

前哨戦は、始終笑顔を崩さず、愛しい弟・光輝とのノロケっぷりを見せつけた御影の圧勝でしょう。
光輝に一番に愛されているという自信故か、ルーシーに対しては勝者の余裕すら感じてしまいます。ルーシーまで自分のペースに引き込んでしまうとは、ブラコン恐るべし。

光輝を奪われて羅刹女の如く嫉妬に燃えるルーシーですが、
お姉ちゃんにベッタリで構ってもらえず、すっかり拗ねてしまう彼女の異常な可愛さ。こ、これはナイススネデレ!!www
女の勝負には負けたが、読者のハートは一気にルーシーに傾いたな。次こそは頑張れ、ルーシー!w
いやぁ、シリーズ最高の美味しい展開でした。

二話構成で、あとの一話分は光輝や御影たちとはなんの関わりもないゲストキャラクターたちの愛憎劇が描かれます。
彼らの過去話に入ってからは、微妙な長さで続いてしまうかと思っていたら、本当に次巻へと続いてしまいました。
周囲を気にせずイチャついてばかりの光輝や御影とは違い、
お互いに少しずつ気持ちがすれ違い、壊れてしまった姉妹愛をテーマにした内容が重くて、それなりにこちらも面白そう。

次回は、順調にいって五月ですか。短編などいろいろシリーズが展開していきそうなので今後も楽しみです。
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2006年12月30日

ガジェットガール/志井明広

4086303361ガジェットガール
志井 明広
集英社 2006-12

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【家族を失った高梨弘明が見つけた1冊の「本」。それは突然女の子に変わり、弘明の姉を名乗る。エルを巡り、繰り広げられる戦い。擬人化少女の魔法バトルストーリー】

オタクの夢、擬人化少女満載です

天涯孤独の少年と魔術によって擬人化する道具・ガジェットと呼ばれる少女たちの魔法バトルもの。
『からくりの闇姫』もそうでしたが、最近のスーパーダッシュは、ローゼンなんとかのパクリに走りはじめたんでしょうか・・・。
いや、生身の女の子なんかより、擬人化少女萌えーって言うんならその嗜好は否定しないですけれども。キモいなー。

ヒロインの魔道書のガジェット・エルはいい娘さんですが、
最初から理由もなく主人公にやたら献身的なヒロインが非常に物足りなく感じるのはツンデレ中毒者だからでしょうか。
両親を事故で亡くして失意の底にある弘明を、姉として優しく慰める場面はちょっとジーンとくるものがありましたが、それにしても弘明の立ち直りが早すぎるような気がする。

全編、感情移入する間もなくストーリーが展開していくので、
登場人物の理解と物語への納得が追いつきません。
キャラの行動や心理描写が単純で浅いんですよね。
それこそキャラが作り物みたいでセリフに説得力がない。

絶対服従を強いられるガジェットは、しかし奴隷ではない。
自由なくとも、人の役に立つために生まれた道具としての誇りがあるという人形ガジェット・トモミのポリシーもご立派なのですが、前述と後述の論理って繋がっていますか?
ガジェットは人間より下の存在ではないって、ただの道具を自分と同じ位置に置く人間はいなかろう。
道具として扱って欲しいのか、人間として扱って欲しいのか、
さっぱり混乱するんですが、どうしろーっちゅーの。

まあ見所といえば、とにかく絵だけはすこぶる良かった。

からくりの闘姫からくりの闘姫
九品田 直樹

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2006年12月23日

クライム・ハウンド/柊ハルヤ

4086303353クライム・ハウンド
柊 ハルヤ
集英社 2006-12

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【ライコット王国の自警組織「クライム・ハウンド」。ある日、鬼の仮面をつけた謎の辻斬り魔が現れた。見習い生フリッツは、仲間と共に捜査に乗り出すが、王太子の暗殺事件に遭遇してしまい・・・】
「俺たちが命を投げ出しても王太子をお守りしようとするのは、王族だからではありません。クライム・ハウンドとして、守るべき王国の民だからです」

十手と刀、連打!連打!連打!

見習い捜査官の少年少女が難事件に立ち向かう捕物活劇。
「クロス・ハンド」と呼ばれる十手を手に、日々、王都の治安を守る自警団「クライム・ハウンド」。イメージは民衆寄りの「新撰組」でしょうか。まさに本格も本格の武術アクションです。
本屋で表紙とタイトルを見た瞬間、「これだ!」と思いました。
深遊の絵に惹かれたのもありますが見事に「アタリ」でした。

真っ直ぐなフリッツ、潔癖なユリィナ、ガキ大将のデュリックス。
腕は未熟だけれど正義感あふれる見習い生トリオに好印象。
なんといっても、ヒロイン・ユリィナが素晴らしいポニテ武道少女なんですよ! 鬼気迫る戦闘シーンに翻る尻尾萌え!
辻斬り事件を追いかけながら、次第に距離を狭めていくフリッツとユリィナの恋愛模様がもどかしくてたまりません!!

フリッツたちの上司である隊長副隊長コンビも味わい深い。
粋でいなせな颯爽とした隊長よりも、悪辣性悪な副隊長の性格の悪さがにじみ出る遠慮ない物言いが大好きです。
事件のキーマンとなる王太子も飄々としつつ、けじめを弁えているところが気に入っていただけに解決編はとても残念。

クライム・ハウンドの得物が十手というのがえらくシブいです。
ストーリーの一部には練りがいたらない箇所もありますが、
この作品の魅力は、自由自在、縦横無尽に繰り出される十手と刀(サーベル)の技と技がぶつかり合う多彩なアクション。
しかし、表現がクドくなく、あっさりしていて読みやすい。
いままでアクションが苦手って人も、これを読めば、ちょっとはアクションの心地好さを分かってもらえるんではないかと、そして和製ソードブレーカー・十手ファンになることも間違いなし。

ちなみに私はこれを読む前から十手スキーです。
真鍮製のホンマモンの十手も持ってますとも。
この無骨かつ無駄のないスタイリッシュなフォルムがいい。
鈍い輝きとそして丸くてロングな外見。実に「まロい」。
いつもベルトに差して持ち歩いてたいくらいですよ、ええ。

ちなみにリアルでやったら軽犯罪法違反で捕まりますよ?
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2006年12月03日

からくりの闘姫/九品田直樹

4086303280からくり闘姫
九品田 直樹
集英社 2006-11

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【高校生モデラー・播磨神護が壊れかけの等身大ドールを見つけ、修繕すると、なぜか人間の女の子「ひな」となって復活。同じ頃、闇に人の欲望を操るドール「ダキニ」が現れ・・・】

それどんなローゼンメイデン

拾ってきた等身大フィギュアが朝起きたら女の子になって、
人を操る力を持った人形とバトったりする話。
どこからどうみてもオタク妄想満載のストーリーに胸焼け・・・。

主人公がオタクキャラなのが嫌です。
モデラーという安っぽいキャラに、人形師という他の威を借りているだけのような気がするんだけれども。
フィギュアばっかり作ってるモデラーと人形師を一括りにして、
歴史ある職人の方々から人権侵害で訴えられるよ。

ひなにしても、純真無垢でいい子なのはわかるんだが、
とことん男に都合のいいヒロインだなぁ・・・と冷めてしまう。
心を持ったからくり人形は欲が生れ、人間に害をなす前に破壊しなくてはならないって、そんなこと言ったら、まず人間を滅ぼす方が先じゃね?
昔の殿様も欲付くで人形を利用しておいて面の皮が厚いな。

ストーリーもキャラも、とにかくもまあ偏った作品。
最近のスーパーダッシュは偏った傾向にありますけどね。
その中でも、おそらくは一、二を争うイタさ。
面白いとかどうとかよりも、それこそ電車内でオタクを見てしまったような、そんなむなしさが込み上げてきました・・・。
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2006年11月05日

ぴぴぴ!/神代明

4086303248ぴぴぴ!
神代 明
集英社 2006-10

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【火事でアパートから焼け出された鳴瀬川螢とひよこのぴよ。そこへ現れたのは、祖父が受けた恩返しをしたいというお嬢様・真鶴。彼女の屋敷で、螢は居候を始めることに】
・・・鳥って、そんな構造だっけ?

本当はピッチパッチという線も

なぜかメイド服でお世話をしたがるお嬢様・真鶴と、
どこにでもいる普通の庶民の女の子・螢との友情物語。
積極的に螢の周りのお世話をかって出るも、まったく役に立たない真鶴が愛らしくてほのぼのとしてこれはよい天然さんだ。
ほぼ全編にわたって女の子同士のイチャイチャな空気を発散させています。ああ、毎度お馴染みの神代明女学園だ。

本職メイドさんたちの真鶴に対する溺愛っぷりも和みます。
序盤では、邪魔者である螢を追い出そうと嫌がらせをして。
たとえ、気に入らなくともお客にその態度はないでしょうと、
メイドの誇りを小一時間説教してやりたくなる奴らでしたが、
要は、使用人なんかじゃなくて、みんな家族なんですよね。

主人と使用人の立場なんて所詮は見掛けだけ。
どんなことがあっても自分たちのお嬢様が心から大好きで、
大切で、大切で仕方がないという想いが伝わってきました。
徐々にうち解けて個性が見えてくると面白い。とくにマチカ。
『ジェンツー』と『ヒゲ』ってなにさw前もって打ち合わせとけw

後半は財産を狙う親戚の雇った暗殺者の魔の手から、
真鶴を守るサスペンス風味な展開へと代わっていきます。
信用していた相手に裏切られ、ピンチに陥ったりしますが、
最後には思わぬ人情感あふれる結末が待っている。
登場時からあの人の真鶴デレはバレバレです。天然萌えめ。

ほぼ予定調和でしたが、まったり楽しめました。
世間知らずな真鶴がちょっとだけ強くなっていったり、
螢と二人お互いに友達になって孤独感を満たしていく光景が温かくて、照れ屋な女の子っぽく可愛らしくてよいです。
この後も続けるにしても、このストロベリー分はかかせない。

そして大活躍の謎生物ぴよが一番可愛いです。おいしそう。

ぴよぴよキングダムぴよぴよキングダム
木村 航

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2006年10月10日

フレイアになりたい/岡崎裕信

4086303183フレイアになりたい
岡崎 裕信
集英社 2006-09

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【赤青白黒の四種からなる神格能力。神格能力者を狩る風間瞳は、ある日フレイアと呼ばれる伝説の能力者候補を発見する。しかし彼女・桜井夕陽は能力の片鱗すら見せない天然娘で・・・】
なにこれ? アンドロメダ大星雲?

乳スケールでか────!!

『ゲゲゲの女番長』の名で怖れられる風間瞳は超能力者。
しかし、過去の自ら失敗により、能力と夢を永遠に失い、
親友・若菜ミサキにも深い傷を負わせてしまった。
他人に力を与えるフレイアの能力を見出された桜井夕陽は、
瞳の過酷な運命を知り、彼女のフレイアになりたいと願う。
「胸革命」を越える巨乳感嘆詞に電車内でビックバン吹いた。

五年と決められた余生を過す瞳と若菜。
そして能力を使うたびに命を消耗していく夕陽。
お互いに限りある短い時間を笑い合い、ふざけ合って生きる三人の少女に、ついに"その時"が訪れる。
自分の残りの命を削ってでも、誰かの運命と立ち向かう彼女たちの想いが切ない・・・。ギャグのようで締めはシビア。

だが問題にすべきは、実に適当っぽい語り口。
ちょ、なんでこんな文章が槍投げなんだよ!!www
始めから完成度を放棄してるのか、表現技法が特殊すぎ!
いままでにない素晴らしい迷文が次々と出てきましたよ。
この私ですら、もう大人になれよと説教したいハッチャケぶり。

同時期に発売された『黄色い花の紅』と比較すれば、
才能の差は歴然だが、その天才を凌駕する悪ノリ。
新城カズマが『ライトノベル「超」入門』で、
「ライトノベルとは面白い(だけ)」と語っていたが、まさに奇を衒っただけの一発芸。それがすべてだワンダフル!!

文章に感性のカケラもないバカ本だし、練り込みも浅い。
読めば誰もが「くだらねー!」と叫びたくなるだろうが、
そんな"下らなさ"が何よりも楽しい。
そしてラストにおいて、そのギャップが活きてくる。
毒々しい絵と文章にさえ目をつぶれば十二分に面白い。

む、よく考えたら絵と文章を見るなって、不可能言ってる?

黄色い花の紅黄色い花の紅
アサウラ

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ライトノベル「超」入門    ソフトバンク新書ライトノベル「超」入門
新城 カズマ

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2006年10月04日

黄色い花の紅/アサウラ

4086303167黄色い花の紅
アサウラ
集英社 2006-09

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【自衛手段として銃の所持が認められた日本。府津羅組の令嬢、紅花は組織の闘争に巻き込まれるうち、自ら戦う力を欲するように…。審査員絶讃の超異色ガンアクション!】

ガンマニア大喜びですか

セミオートを撃ちまくる美女と美少女。
ハードボイルドに服を着せたような根暗な男。
大口径マグナムを片手でぶっ放す超人親父。
そして舞台は銃器所持が認められ無法地帯となった日本。
なんというか、ガンマニアの妄想が全員大集合・・・ナニコレ。

ヤクザの娘、紅花を巡るガンアクション次ぐガンアクション。
罪もなく命を狙われ、あまつさえ信じていた人に裏切られ、
非力な自分を変えるため自ら銃を手にする彼女の気持ちは、
わからないでもないのだけれど、どうにも腑に落ちない。
「所詮、銃なんて借り物の力じゃないかよ。それは強さなんかじゃない!」と内心イライラ思いながら読んでいました。

銃は弱者の凶器、刀と剣は強者の武器です。
鍛錬と修練を重ねて自分を磨く剣道家や柔道家に比べ、
安易で容易な力を求めるガンマニアやサバゲー愛好者は、
見るからに精神の軟弱さを感じるんですよね。
そんな私なので、紅花が最後には銃を捨て、本当の強さとは
何なのかを見せつけてくれたことで、ようやくスッキリ。

ただ紙面いっぱい銃の解説だけだと胸焼けする。
ってか、途中から作者のことが気持ち悪くなってきましたよ。
こういうある知識をひたすら書き連ねる列挙型の文章は、
リアリティを出したり、物語の厚みを増すために昔はよく見たのだけれど、いまじゃググるかウィキで検索すれば、
簡単に誰かが調べた詳細資料が山ほど手に入るIT時代。

そういった記述は、あくまで話を引き立てるスパイスであり、
マニアックな知識ばかりをメインディッシュにすべきじゃない。
アクションの精度や描写は確かに大賞をとるだけ完成度なのだけれど、アクションをしたいから、アクションを描いているような印象もあり、話の本元というと、つまりは『ヤクザの抗争』。
それだけでまとめられてしまうストーリーというのも虚しい。

とりあえず、バトロワに拒絶反応起こす私は駄目だった。

バトル・ロワイアルバトル・ロワイアル
高見 広春

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2006年10月02日

ブール・ノアゼット/藍上陸

4086303175Beurre・Noisette―世界一孤独なボクとキミ
藍上 陸
集英社 2006-09

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【乱場小唄は入学式の日に出会った不思議な少女・みだらに恋をする。彼女が信仰する校内宗教と強引な姉妹率いるますらお同盟に無理やり入会させられ、人間不信に陥る小唄だが】
「みだらちゃん。毎日毎日、毎朝毎昼毎晩えっちしよう!
 そして三時のおやつには、一緒にお菓子を食べよう!」

奇書い・・・

他人より、自分の痛みにばかり敏感な主人公。
精神を病んでるかのような言語障害をもったヒロイン。
そして話の意図も脈絡もなく、何もかもがカオスなストーリー。
うん、このセンスはアレだ、中村九郎の再来だ。
我ら凡人には理解できない次元に達している。宇宙人め!

主人公・乱場小唄が中二病を通り越して、イタい。
それも『若さ故の未熟さ』とか爽やかなもんじゃなく、
あくまでも自分本位な幼稚さ、そして被害妄想の卑屈さ。
みだらを好きになったのも、つまりは自分が傷つかなくてすむからでしょ? 自己愛じゃん。どうみても。

脇役にしても、なんでそんな人として不愉快な相手と、
友達になったり、好きになっていくのかわからない。
登場人物に共感できないから、行動原理も違和感だらけ。
キャラにも話の展開にも付いていけずに置いてかれました。

読者とのコミュニケーションをまったく考えてない。
いかにもヲタが書いたような、あてつけがましい文章。
読者へ理解力を求めてばかりで、表現力が欠けてます。
読み手との『共通認識』と『共通理解』を前提にした上でストーリーが構築されていないんですね。
だから物語で言うことに説得力がないし、納得がいかない。

どうみても奇書の類です。ぶっちゃけていうと地雷。
アサえもんとか、ブレーキがぶっとんだ林檎さんのキャラは非常に面白いのだけど、あまりにマイナス要素が大きい。
ちなみに今年の栄えある三大奇書は、『純情感情エイリアン』と『世界は悪魔で満ちている』と本作が今現在、最有力候補。

幸せになりたかったら、勝手に独りでなっていろ。作者。

ロクメンダイス、ロクメンダイス、
中村 九郎

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純情感情エイリアン (1) 地球防衛部と僕と桃先輩純情感情エイリアン (1) 地球防衛部と僕と桃先輩
こばやし ゆうき

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世界は悪魔で満ちている?世界は悪魔で満ちている?
相原 あきら

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2006年08月12日

影≒光 陰陽編/影名浅海

4086303094影〓光(シャドウ・ライト)―陰陽編
影名 浅海
集英社 2006-07

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【退魔師の『祷丘』が何者かに滅ぼされ、『星之宮』に犯人討伐の依頼がきた。御影は犯人らしき人物の弟と合流するが…事件の裏にある兄弟間の憎悪を知り、戸惑いを覚える】

サブタイだめあね編


光輝の帰りを待つブラコン陰陽師、御影。
期末試験の真っ最中、他の退魔師のお家騒動に巻き込まれ
半泣きになる姉ちゃんの物語。
寝ぼすけで天然ドジっ娘な上に、相変わらず弟とイチャイチャの甘甘だし、この姉ちゃんの可愛いさはなんというか卑怯だ。

弟に敗れ、力のために妖魔となった時雨。
兄を追いつめてしまった責を感じ、兄を討とうとする狭霧。
『星之宮』の理念にかけて、兄弟の争いを止めようとする御影を甘いと言いながら、「兄を救いたい」と変わっていく狭霧がいい感じ。

強さとは他人の弱さや己の迷いを切り捨てることではなく、
弱さを受け入れ、あえて迷い続けることなのかもしれません。
奇麗事や理想論だからと最初から諦めるのではなく、理想だからこそ、そうなるべく努力すべきなのでしょう。

それはともかく光輝と御影のラブラブが目立つ作品。
姉弟同士で好きだの世界で一番愛してるだのお前ら正気か
どうあってもそっち方向に繋げたい意図が見え見えです。

もうたまんね

その作者の企みは、大変よろしい限りなのですが。
むしろ強引にでも進めていってほしいくらいなのですが。
御影に夢中になって、それだけ光輝に放置され続けるルーシー師匠のツンデレっぷりを想像すると実にタマラン。
次こそ御影とルーシーの対決を期待するばかりだ。

実際、このシリーズは可愛いお姉さん萌え小説として人気なんだよな。
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2006年07月31日

紅―ギロチン/片山憲太郎

408630290X紅―ギロチン
片山 憲太郎
集英社 2006-07

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【悪宇商会からスカウトが来た。テストに応じた紅真九郎を待っていたのは大男と《ギロチン》の二つ名を持つ殺し屋、斬島切彦であった】

「斬島はすべての剣士の敵だ」

m9(^Д^)ギャハギャハ


斬島切彦のイカれっぷり素敵!
雪姫といい、≪斬島≫は私のツボをブッ刺してくるよ!
少なくとも舞台は「電カノ」から十年前後過去らしいから、
「後の斬島雪姫である」ということはないんだろうけど。
普段の基地外体質も遺伝なのかすごいぞ≪斬島≫完璧!
まあDQN女が大好きなだけです。社会不適応っ子萌え。

そんな斬島切彦に脅され、ビビリまくりの真九朗は、
やっぱまだまだ経験不足だよなという様子。
しかし、エネルギー源のロリータさえあれば無敵の戦鬼へ変身って、どんな仮面ライダーだそりは。

テコ入れするキャラの見極めが素晴らしい。
とくになんだあの夕乃さんは! 溺愛にも程があるwww
あれじゃ痴女と紙一重だよなと思いつつ、ツンばかりでデレがなかった銀子の株価が相対的に急上昇しましたか?
お互いの仕事には深く関わらない、その微妙なスタンスが幼馴染の余裕ですかね。

最近の片山は、小悪党がオレオレ哲学を語りすぎてるよ。
確かにコイツらの狂ったキャラクターも魅力の一つですよ。
歪んでネジ曲がってるほど、ブッ潰し甲斐があっていい!
でも、あまりに低能で小物すぎると「ウザ!」と思ってしまう。

それに比べ、斬島は無駄にクドクドと語らず。
サクっと殺っちゃってくれるからわかりやすくていい。
真の人斬りにとって、人斬り以上の理由は存在しないし、
動機もなければ、余分な思考を練る必要もない。その通りだ。
リン・チェンチンの惨殺ぶりには、思わず歓喜の悲鳴を上げてしまいましたよ。そうよ、これぞ片山!

これぞ狂気の美学!

またもや残酷で救われない物語ですが、
それでも魅せられてしまう狂気の芸術を作り上げている。
ひたすら苦いのにニヤリと美味しいシーンが豊富でした。
《ギロチン》にもフラグが立ったし。妄想が膨らむ。
ああ、またもやいまから次回が楽しみですよ。

今度はコンセント引っこ抜くなよ。作者。
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2006年06月21日

制覇するフィロソフィア/定金伸治

4086302950制覇するフィロソフィア
定金 伸治
集英社 2006-05

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【己の『哲』が力となる世界。日本の指導者である帝を育成する帝塾では、まさに漢気あふれる女たちが群雄割拠する戦国時代の呈をなしてた。新入生御間城和がさらなる風雲を巻き起こす。】

死は脱落の証左である。
美しい死は朋友のための特攻のみ。
大和女子たるもの、脆弱さゆえの醜い死を恥じよ。

鮮やかに死ね


徹頭徹尾そのやたらと国粋主義ちっくな帝塾で、
努力・友情・勝利の少年マンガ的主人公の御間城和が、
並みいる強豪の猛者どもと命懸けで剣と拳を交え、
漢の中の漢である女たちとの友情の絆を深めていく。
血みどろになってまでフラグを立てる心意気よ天晴れ。

熱い、そして厚い!


お互いの生き様をかけた幾度もの熱き決闘。
肉体同士の勝負ならず、己が根本原理を表出さしめる、
信念の力『哲(フィロソフィア)』によりて雌雄を決する。
『かたち』のイデア論。実利主義のプラグマティズム。
ソクラテスの無知の知。絶対真理の弁証法。カントの義務。

各々に立ち向うべき、迎い討つべき理念を掲げ。
戦友と共に果てなき闘争の渦へと己が命を投げ出していく。
単純な根性論に陥らない、哲学論争のごとき厚み。
コレを学園モノと言い切ってしまうのは、多量に無理無謀な気がしないでもない。どこの戦国武勇伝だこれは。

あれ? おっぱいは!

登場人物はすべてオールヒロイン。
しかし、人間は試験管から生まれてくる時代。
ここで言う女とは『女性性をなくした女性』というニュータイプ。
しかも男はえらい不遇な扱いだなおい。地獄だこの世界・・・。

      _     おっぱいのない世界で、
     ( ;゚Д゚)  人は何の為に生きればよいのか!
   c(,_U_U

     ∩     それなくして人類に希望はあるのか。
   ⊂⌒( _, ,_)  人は何に頼って生きていけばいいのか。
     `ヽ_つ ⊂    世界に神はいるのか・・・。


  おっぱいは生きるためには不要かもしれない。
  だが、こころ豊かに生きるのに必須なのである。
   豊かき乳房を知ることにより、己を知る。
   貧しき乳房を観ることにより、己を観る。
   いまだ実らぬ乳房を悟ることで、己を悟る。
 人生で必要なことは、すべておっぱいから教わった。

        その感謝を風にのせて祈ります。
         さあ、皆さんもご一緒に!

            _   ∩ オッパイ!
          ( ゚∀゚)彡  オッパイ!
          (  ⊂彡
           |   |
           し ⌒J
 _,,..-―'"⌒"~⌒"~ ゙゙̄"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ
T  |   l,_,,/\ ,,/\

(__                        __)
   (_______  ________)
               |/
               って、全部ジョルジュが言ってた。
         ( ・ω・)  愛咲は上記にノータッチですよ。
         し   つ
          |   |
          し ⌒J

別にこの内容なら少しぐらい萌えに走っても、
普通の設定にしていた方がよかったかなと思う。
もう、レディースとか、スケバンとか通り越して『番長』です。
今どきクソ真面目に男の世界を描く作者は何考えてんだ。

カコイイのはカコイイし、ストーリーも痛快なのだけれど、
超人すぎてあまりにも迷いがないのはかえって物足りないか。
もっと男のカッコ悪い部分の泥臭さもないと共感しにくい。
私がまさに男って断言するのは鉄平とか、青葉、才人かな。

まったく不器用でダサいのも、丸ごと男の魅力でしょう。

ジューンブライド上等。ジューンブライド上等。
三浦 勇雄

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青葉くんとウチュウ・ジン〈3〉やってきた迷惑王女青葉くんとウチュウ・ジン〈3〉やってきた迷惑王女
松野 秋鳴

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ゼロの使い魔(7)ゼロの使い魔(7)
ヤマグチ ノボル 兎塚 エイジ

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( ゚∀゚)o彡゜オッパイ!ジョルジュ長岡のガイドライン
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2006年03月30日

影≒光 英国編/影名浅海

4086302861影・光(シャドウ・ライト) (英国編)
影名 浅海
集英社 2006-03

by G-Tools


【父に敗れてイギリスへ戻った光輝。師匠のルーシーと共に連続殺人事件の解決にあたる光輝だが、日本で自分が大量虐殺事件を招いたという現実にさいなまれる】

イギリスに戻った光輝が師匠のルーシーと請け負った仕事は、殺人鬼に命を狙われた高名な錬金術師の護衛。
殺人鬼ヴァル・ギアーツと錬金術師エリオットの過去。
その因縁が光輝のいまだ癒えない心の傷を開くことに・・・。

フラグ立ってんのかよ!

初登場からデレデレじゃないかルーシー。
エキセントリックな美人なのに、光輝に他の女が近づくと、
バリバリ独占欲まるだしなのが萌えす。

光輝は強敵相手だと勝手に自爆するが、自分より弱い奴にはとことん強いっていう、情けない役回り。成長しねぇな。
フラグを立てては放置してばっかなのに、どうして女の尻に敷かれるのは好きなのかねこのシスコンは!

今回も短編仕立てのエピソード連作構成。
人間の持つ罪悪や親しい物同士の想いのすれ違い。
罪を抱いて生きることの哀しみや虚しさに苦しみながら。
それでも許されるために、辛くても楽しんで生きていこうとする光輝とエミルの姿が酷な感じの物語のせめてもの救い。

あれ、だめあねは?

御影さんの出番めっさりないな・・・。
愛する弟はブロンド美女と優雅に西欧旅行らしいですよ?
テレパシーっていう設定が、いまだに何を狙っているのかわかりません。シナリオに絡む伏線じゃなかったのか。
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2006年01月06日

紅/片山憲太郎




『紅』
片山 憲太郎 集英社スーパーダッシュ文庫


【もめごと処理屋を営む真九郎のもとに、師である柔沢紅香から少女を守る依頼が来た。世界屈指の大財閥、九鳳院の娘・紫を匿うため、共に生活を始めることに】

これなんて戯言?


『好きな作家の期待の新刊、ただしインスパイア』みたいなっ!
ネコソギのその後みたいな、妙な相似形の設定が気になる。
そしてこれはなんて源氏物語なんだい?
これから源氏の君として覚醒した真九郎による、紫の上育成計画が始まります。自分好みに調教しまくりです。

これぞ男の悲願!

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     ∧_∧
    ( ´・ω・`)     ∧_∧
    /     \   (    )  誰か、警察たのむ
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||\..∧_∧    (⌒\|__./ ./
||.  (    )    \_____ノ|   ∧_∧
  /   ヽ 通報した     \|  (    )
  |     ヽ           \/     ヽ. マジで通報した
  |    |ヽ、二⌒)        / .|   | |

九歳とは思えない良ツンデレな紫と、平穏な生活の中でも過去の苦しみを拭い去ることが出来ない真九郎。
お互いにかけがえのない存在へと変わっていく優しい関係は、
ほのぼの甘いというか、覚めると気恥ずかしいわっ!
姉さんぶってる夕乃さんと真九郎のテンションもおもすれぇw

ラノベラーはマゾである

前作「電波的な彼女」は痛くもある結末に痺れた。
ただ今回の様に直接的に生々しいのは多少白けなくもない。
シナリオを展開していくうちに、ジワジワと狂気が忍び寄ってくる緊張感を期待したんですけれど・・・。

片山さんの文章や物語の土台は相変らずツボにはいる。
しかし、持ち味でもあった『理解不能の不気味さ』に欠けが、
サスペンスより、バトル物としてみれば熱い! カコイイ!!

やはり男はクソ意地

囚われのお姫様を助けに行く騎士、いや負け犬の物語。
一人の女の子のために、覚悟を決めた真九郎。
男が戦う理由は愛じゃない、負けを許さない自分の意地。
男子はシンプルでいいんだ!
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2005年12月06日

ことりたちのものがたり/空谷あかり




『ことりたちのものがたり』
空谷 あかり 集英社スーパーダッシュ文庫


【人と同じ姿と翼を持ち、歌を奏でる観賞用の亜人種カナリヤ。少女たちにとって、世界は残酷で、でも時に優しくて…。カナリヤと人々の織りなす優しく切ない物語。】

遺伝子操作によって生み出された美しくも弱い少女たち。
人間の欲望に傷つき、その身を玩ばれながらも、
必死に主人を慕い、高らかに歌を謳い上げる。
鳥篭の中でしか生きられないカナリアたちの物語。

なにこの女児監禁小説

金持ちが見栄で豪華な部屋に住まわせては、
ショーやコンテストのために厳しい躾をほどこし、
人工的交配ばかりか、中には人間との異種間交配までも・・・。

かなりエグイなおい

絵や、カナリヤからの視点で描かれているから騙されてるが、
客観的に見るとめちゃ悪趣味な設定。
それにやたら飼い主の人間がロクデナシばかりでイヤになる。
人間の傲慢さばかり前に出されていて読むのが辛いな。

短編集なので、いつもいつも鬱ストーリーではないんですが、
そういう人間の醜い側面が話の背景にあるせいか、
サッパリ感動が薄れてしまうのがもったいない。

本来この手のテーマは、もっとメルヘン分を強調して、
ハートフルに仕上げるべき題材じゃないかと。
五話目の「あの日の夜」くらいなら気負わず読めるのに。

とりあえず絵的にも内容的にもかなりロリペドくおりてぃ。
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2005年11月23日

アストロ!乙女塾!/本田透




『アストロ!乙女塾!』
本田 透 集英社スーパーダッシュ文庫


【オタク少年の藍原ヒカルは幼なじみのホノカの策謀で名門女子校「アストロ乙女塾」へ入学するはめに。学園制覇を目指すヒカルとホノカの野望は叶うのか。】

テラバカスwwww

アストロ乙女塾と呼ばれる女子校に女装して入学したヒカル。
すると何故かそこで文武両道のスーパー美少女という評判に。
気弱で内気なヒカルが、ホノカや周囲にアジられているうちにハーレム建設の野望を抱く変態少年へと成長していく。
ツンデレ生徒会長を下し、学園制覇を目指せ!!

「こ、コツカケって? 何」
「琉球空手に伝わる、きゃんたま袋を体内に仕舞い込むという素晴らしい技よ。これで水泳の授業も安心ね」
「い、いやーやめてー!!」
ホノカは暴れるヒカルの股間に掌を押し当てると、
「噴破!!!!!!!!!」
ドンという衝撃とともにヒカルの股間はつるぺたになってた。

あるあ・・・ねーよ!w


なんなんですか、この超次元にアフォテンションなノリw
非現実を突き抜けて、もはや超磁界に突入してる。
初っ端から妙にオタ臭い強引さだなと思っていたが、
気弱少年ヒカルがハーレムの野望に萌えはじめた辺りから、
妄想の暴走がkskにkskを続け、変態へと堕ちていくw

VIPPER小説です


作者が作者だから期待してたが、
「世の中にはやっていいことと、やってはいけないが、
やってみると面白いことがある」
というVIPクオリティw
本の帯の書評の通り「やりすぎ!」。通報しますた。

ただ萌えというか、萎え

ただこれに萌えろといわれても、いかんともしがたい。
ツンデレお嬢様、巨乳女剣士、ドジっ子忍者、きぐるみロリータ、腐女子メガネっ子となんとも電波臭いヒロイン。
オタクネタも含め、ほどほどにしときゃいのに。

だ が そ れ が い い !

他人の迷惑を考えず突貫するのがVIPの正しい姿です。
すでに人間としての尊厳と性根は腐りはててるが、
彼らはやはりこうでないといけない。
これこそが彼らのアイデンティティ、リーゾンデートル。

透キュンはそれをわかってる!

でも、真似はしないw
離れたところから見てるから面白いんだよ。
あとがきでは一応、これをライトノベルとか言ってますが、
どうみても変態小説です。本当にありがとうございました。

この作者マジきめぇw
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 集英社スーパーダッシュ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

ぼくとこりんと夏の影2/丘野ゆうじ

『ぼくとこりんと夏の影 2 鏡よカガミ!?』
丘野ゆうじ スーパーダッシュ文庫




【千佳を装った炎魔に日守が陥れられた! 日守の体を乗っ取った炎魔は、街で人々の精気を次々と吸い取っていく。異変に気づいたこりんとおぼろは救出に向かう。ノンストップ伝奇アクション、完結!】

やっぱりペラいな

すでに中堅どころは過ぎてるはずなのだが、
この内容の薄っぺらさはどうにかならんのか。
いや、文章はわりと堅実なものを書くのだけれど、
ストーリーとキャラクターが平均以下。

イマドキ小学生でも書かないような勧善懲悪。
なんか闇の怪物と光の戦士が戦うってのを毎回毎回。
ラストは主人公の隠された他力本願パワーで解決。

当然、主人公は隠された力をもったヘタレ君で固定。
ヒロインは色っぽいお姉さん、ツンデレ同級生、
もしくはロリロリちっくな幼女で確定。
ひたすら読者に媚びた記号的なキャラがつづく。

完全に思考放棄だな

人間の邪悪性とかマイナス面の描写はキツイくらいだが、
プラス面の演出が曖昧で甘っちょろい、
結果として不快感が解消されず、サッパリしない。
まず作者個人が卑屈すぎるんじゃないかと思います。

「ペインキラー」に惹かれて読み始めたのですが、
作家人生の最初で最後のまぐれ当りだったようです。
それ以降、成長が見られないばかりか、執筆を重ねるたびに品質が低下していく始末。
きっともう読まない。

Painkiller スーパーファンタジー文庫
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 集英社スーパーダッシュ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする