![]() | レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫) 三田 誠 角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-07-01 by G-Tools |
修学旅行の最中、いつきは禁忌の対象として協会から追われる身に。しかし皮肉にもそこから救ってくれたのは“螺旋なる蛇”の一員フィンだった。連れ去られたいつきは自分の目で育まれていた『生命の実』について知ることに!それは“螺旋なる蛇”が欲して止まない術式であった。
誰もが魔法使いであるために─
東洋と西洋の魔術が交錯するハイブリットマジカルアクション。第二部完。
前巻から引き続き、初っ端からノンストップのスリルとアクション、怒涛の展開の嵐でした。
"螺旋なる蛇"に捕えられ、かたや協会から追われる身となったいつき。行き詰った状況を打破するために、アディや穂波たちがそれぞれにできることを模索しながら立ち向かっていく姿が前向きで格好良かった。
離れていても思いをひとつにして戦う、<アストラル>のメンバーの絆の強さが見れました。
協会の指令に対してアディが魔術への信念といつきへの恋心の間で板挟みに苦しむ姿は、ついにその問題に直面したかという思いでしたが、今回のことでその矛盾に向き合う覚悟が芽生えてしまったようですね。これはかませ犬フラグなのか・・・・・。
そして<鬼>の事件以来、やけに成長が著しい黒羽のアンチ影埼っぷりに刮目。あの無個性プレッシャーを笑顔で受け流せる黒羽さんすげぇ。
"螺旋なる蛇"の儀式に利用されるいつきですが、そこまでされてもフィンたち"螺旋なる蛇"の魔術師もまとめて救いたいと考えるあたり、どこまでお人好しなのか。
毎度、社長の平和主義に付き合わされる<アストラル>のメンバーも気苦労が堪えませんが、魔術の暗い部分を嫌というほど思い知っている彼らだからこそ、自分たちがいつきの理想を守らなくてはと感じるんでしょうね。
"螺旋なる蛇"からいつきを守るための代償だったとはいえ、袂を分かつことになってしまった猫屋敷と穂波ですが、いつかまた<アストラル>に舞い戻り「おかえり」を言える日が来ることを願っています。
第二部完によって、大幅な人員整理が行われましたが、続く第三部ではどんな変化がもたらされるのか。
ところで、絵師についてですが、なんか巻を重ねるごとに表紙の作画が崩れていくような・・・・・・。
今回の穂波とアディはなんというか、トカゲ顔にヘビ顔?

























