ダフロン

2011年07月06日

ダンタリアンの書架 8/三雲岳斗

4044241201ダンタリアンの書架8 (角川スニーカー文庫)
三雲 岳斗 Gユウスケ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-06-30

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ダリアンのもとを訪れたカミラ。持参したのは缶入りのクッキー《ロゼッティ》。缶には小さな絵本が入っていた。表紙には「7」……全部で8種類! ダリアンとヒューイは《ロゼッティ》を求めて町に出た!

 最後の一葉を求めて

 人の欲望に応え、不思議な力を発揮する悪魔の本が巻き起こす事件を追う少女と青年の物語。

◆第一話 王の幻書
 アフリカ大陸の奥地にあるという"幻書の墓場"の発掘に同行したヒューイとダリアン、そして焚書官のハルとフランの二組ですが、持ち主に絶対遵守の力を与える『王威の書』に翻弄され、窮地に陥ったところからの幻書に隠された秘密にびっくり。道理でヒューイやダリアンに余裕があったわけだ。
 何気にこのシリーズはオカルトやホラーとみせかけて、こうしたSFをちょいちょい混ぜてきますね。

 というか、ハルは本当にバカなんだなぁ。まあ焚書官なんてやってるなら当然か。

◆第二話 最後の書
 シリーズのすべてを揃えたくなってしまう幻書の能力かと思ったら普通の食玩かよ!
 本であれば種類を問わず、夢中になってしまうダリアンのこういう子供じみたところが可愛い。
 そうしたコレクター魂はわからなくもないけれど、さして必要も無いのに大人買いに走るのは、作中のオバちゃんの言っているとおり、他人から見たらあまりマナーのよろしくなく、美しい行為ではないよね。

 これだけ探しても無いのだから、最初から抜け落ちてる可能性も考えたが、そういうオチかーい!w

◆第三話 永き黄昏のヴィネット
 大金持ちの夫人が主催する宝探し大会に招待され、幻の稀覯本『永き黄昏のヴィネット』の在り処を探っていくうちに陰謀に巻き込まれて……と、そりゃあここまで怪しけりゃ裏がありますよねーという感じ。
 体の内側に図書館を抱えたダリアンを吸い込んだ時点でパンクしないのかな? 扉を開くまで情報が圧縮されているか、あくまでダリアンは図書館の空間とを繋げる扉の役目なのか???

 今回は合間の断章が無かったせいでちょっと薄めだったかな。それでも中編を描きおろしで、焚書官組や幻書泥棒とも絡んだエピソードがあってよかったです。

 ときにアニメのPVはもうご覧になりましたかね。放送まであと1週間ぐらい、楽しみです。


 だが、ダリアンの作画はどうしてこうなった……。GAINAXェ……。

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2011年06月10日

子ひつじは迷わない 泳ぐひつじが3びき/玩具堂

4044748403子ひつじは迷わない   泳ぐひつじが3びき   (角川スニーカー文庫)
玩具堂 籠目
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-05-31

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「子ひつじの会」に持ち込まれた相談に微妙な反応を見せるなるたまこと成田真一郎。その上、いつもなら積極的に解決しようとする彼が――。「成田くんが使い物にならないんです」。佐々原の訴えに仙波がとった行動は

 人の情けは誰が為に

 一般生徒から持ち込まれた悩みを仮定と推論で解決していく学園パズル・ミステリー。

◆第一話 VSメドレー
 事件前後の状況の変化を元に、容疑者たちの行動を読み解くかたちの論理パズルですね。
 真実かどうかの証拠はなく、ただの仮定といっても、相変わらず仙波の推論には説得力がある。
 容疑者たちの得意とする水泳のフォームから個人の性格まで当てていくのはちょっと論理の飛躍にも感じたが。事件解決よりも事件にしないことを考える真一郎がよかった。

◆第二話 EXモルグ養生記
 水着回だー。真一郎をちょいちょい気にする佐々原さんが可愛いですキュンキュン!
 珍しく事件らしい相談事が持ち込まれない回でしたが、風邪でダウンした女の子を気遣ってあげただけなのに憎まれ口を叩かれて、性格全否定とか、真一郎の報われないっぷりがすごい。
 不甲斐ない自分を見られた照れ隠しなのはわかるんですが、仙波ももうすこし素直に感謝しても。

 しかし、そんな仙波が気になってしまう真一郎という男も、つくづくドMである。

◆第三話 VS薄幸少女
 相手を傷つけたくないから自分から遠ざけて、でも理由もなく拒絶された側はもう傷ついてるよなぁと。
 普通なら謝れば済む話も、自分が築いてきた体面とか、プライドとかが邪魔をして、ごめんねの一言が言えない仙波と楓はどこか似た者同士で、だから真一郎は放っておけなかったのかな。
 なんというか、最後は推理でもなんでもなかったな。甘酸っぱい青春ですねー。

 他人の助けなんかいらないと言っていいのは、普段からちゃんと自己管理ができている人だけかと。真一郎を意識するあまりの仙波のツンデレも本人は無自覚だから始末に負えない。
 佐々原さんが徐々に感情豊かになってきたのはいい傾向。無感情だなんて思えない。
 フタマタ疑惑の真一郎がどんな裁決を受けるのかが楽しみ。今回はミステリー要素が薄めだったのが物足りなかったけれど、夏休み編の次回は、いきなり館モノ?
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2011年05月09日

サクラダリセット 5 ONE HAND EDEN/河野裕

4044743053サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫)
河野 裕 椎名 優
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-04-28

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復活した相麻菫。ケイは彼女に、咲良田の外に―能力が存在しない世界に移住することを提案する。だがそれが上手くいくのか、彼にも分からなかった。確証を得るため、ケイは管理局の仕事を引き受け、春埼、野ノ尾とともに、九年間眠り続ける女性の「夢の世界」へと入る。

 真実の楽園は、つないだ手に

 三日分の時間を「リセット」することで現実世界の問題や困難を乗り越えようとする少女少年の物語。

 自分が不幸だと思うこと、自分が幸福だと思うこと、果たしてどちらが健全なことのかと考える。
 相麻菫を咲良田の外に連れ出す実験のため、現実をコピーした『夢の世界』へと入り込んだケイと春埼、野ノ尾たちが、その世界に囚われた孤独な人々に本当の微笑みを与える光景が素晴らしかった。
 複雑な苦悩や葛藤を抱える人々が出会い、すれ違ってしまうもどかしさに胸をしめつけられる。

 なんでも願いが叶う『夢の世界』に引き篭っているのもそれはそれで幸せなんだろうけれど、困難や障害を友人と協力して苦労してそれを乗り越えたときの達成感に勝る幸福はないと思う。
 誰も寄せつけなければ、野良猫屋敷の老人のように苦手な人付き合いに苦しむこともないのだろうけれど、一人でいては微笑むこともない。野ノ尾さんはちゃんと正しいことを見つけれたんだなぁ。

 相麻菫の未来視があれば自分はいらない存在なのではないかと思い苦しんで、暗い感情の念を呼び起こしてしまう春埼の乙女心が切なかったけれど、いままでの自分から変わることを決意して、また少し成長していく姿に感動したのに、ケイはとんでもないことをしてくれたな……。
 しかし、いまの彼女ならば、次は自分の力で、その芽生えかけた感情に気づけるはずだと信じたい。

 リセットの事実を管理局がどう察知しているか謎だったが、解けてみればシンプルな答えだった。
 これまでケイと春埼によるリセットという能力しか時間干渉を許されていなかったところに、相麻菫の未来視や『シナリオ』という要素が加わったことで、まったく予測のつかない展開を見せはじめましたね。
 演劇の話がぶつ切れでしたが、次回は学園祭編でしょうか。ケイと春埼のラブストーリーに期待。
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2011年05月07日

アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊/南房秀久

4044739072アリス・イン・ゴシックランド 霧の都の大海賊 (角川スニーカー文庫)
南房 秀久 植田 亮
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-04-28

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19世紀末、霧煙る魔都ロンドン──。怪事件・大事件多発の陰には、巨大犯罪結社の暗躍あり! 大英帝国転覆を謀る悪漢どもを相手に、貴族刑事ジェレミーと、世界一有名なあの名探偵の妹は、いかに立ち向かうのか!?

 ロンドンの平和は彼らに託された!

 霧の都ロンドンを舞台に名探偵の妹と貴族の刑事が怪事件に挑むビクトリアンゴシックミステリー。

 ゴスロリ幼女で大勝利でしょう。アリスの可愛さにほのぼの、だけれどもうひとつの顔にがくぶる。
 名探偵の妹でお転婆娘のイグレインとお金持ちな貴族刑事のジェレミーの凸凹コンビが、大英帝国に仇なす怪人相手に大立ち回りをする痛快アクションと謎解きミステリーがいいカンジに混ざってました。
 19世紀末の霧の都に漂う浪漫をごちゃ混ぜに詰め込んだ宝箱のような一冊でした。

 兄のホームズ譲りの推理力と行動力を備えたイグレインが探偵役となると、助手役のジェレミーは彼女の推理力を引き立てるだけの貴族のぼんくら刑事かと思ったら、これが意外とクレバーというか、クレイジーというか、普通でないことをさらっとやってのけるセレブクオリティに唖然とさせられたわ。
 アリスにばかり優しいジェレミーに文句をつけながらも焼きもちを妬くイグレインにニヤニヤでした。

 イグレインに持ち込まれた依頼から大英帝国の平穏を乱す陰謀を突きとめたまではいいけど、なんだよあの敵は、反則だろ。面白すぎて。というか世界観どこいった。ジュール・ヴェルヌはフランス文学や。
 アクションシーンはまさに『シャーロック・ホームズ』だった。ただしハリウッド映画の。ロンドンの街を海賊から守るとか、なにそれ熱い。でも、探偵と刑事の仕事じゃないよねっていう。ファンタジー納得。

 現実のロンドンを空想のキャラクターたちが闊歩している、その不思議な雰囲気がよかった。
 名探偵に怪人、貴族にメイド、事件にラブコメ、冒険に謎解き、なんでもありなんだと思えば、それぞれの美味しい要素をいいとこどりで、最後の1ページまで飽きさせずにたっぷりと味わえました。
 娼婦殺人事件の謎は解けていないし、大英帝国を狙う秘密組織との対決もこれから。続きに期待。

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2011年04月10日

東京皇帝☆北条恋歌 8/竹井10日

4044712131東京皇帝☆北条恋歌 8 (角川スニーカー文庫)
竹井 10日 要河 オルカ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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一斗への婚約解消宣言を早くも後悔しはじめる来珠。ところが肝心の一斗はここぞとばかりにラブアタックを受けていた。そのうえ機動魔法兵・エニグマの操縦訓練を受けるため軍に入隊することになった一斗はますます来珠との時間がなくなっていき―。すれ違う2人の関係はこのまま終わってしまうのか!?

 ここより先は、皇帝への道

 平凡な少年が東京皇帝に成り上がっていくサクセスストーリーを描いた帝国的学園ラブコメディ

 なにこれすげぇ……○△○(←いまの顔) やっぱり竹井10日はただの変態作家ではなかったんや!
 突然の怪蟲の大攻勢により、ゆかり子、来珠らが次々と脱落していく中、秘密兵器に乗り東京帝国の存亡を欠けた最終決戦に挑む一斗を襲う、さらなる悲劇と絶望を与える展開に胸を締めつけられた。
 これまで散々ゆるゆるコメディやってきたのに、ここにきてこういうシリアスで重い話とか卑怯だよぉ。

 一方的に婚約解消をつきつけられた来珠と、なんとかもう一度会って話そうするけれども、尻込みしている間に始まってしまった怪蟲との戦争でそれも叶わなくなってしまい、さらにはゆかり子までもが戦禍に消えて、最後には信じていた友人にも裏切られ、ただの一人の少年には重すぎる後悔と深い傷心を背負うことになった一斗の心中は察するに余りある。

 傷ついて倒れていたところを恋歌によく似た花恋に救われ、束の間の安息を得るけれども、戦いの果てに辿り着いた世界は決して楽園などではなくて、そこでもまた苦しんでいる誰かを救うために立ち上がる一斗の決意に魅せられ、彼が得たものと失ったもののあまりの大きさに言葉を失いました。
 カズちゃんマジイケメン主人公。格好いいんだけれど、悲愴感に満ちた姿が切なすぎて涙が出てくらぁ。

 一斗のどこが英雄かって若干12歳の美幼女を妃にして東京皇帝になったことですよ!(そこかよ)
 正直、前巻までの7冊はなんだったんだよ! 長すぎる助走でしたねー。今回からこういう展開になるのは、まあいいんだけど、竹井10日に「くそっ!やられた!」と思わされたのが悔しいんですよ、ええ。
 最後のどんでん返しが、このシリーズをどのような結末へ繋げていくのか、期待が高まる。

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2011年04月09日

それがるうるの支配魔術 Game 1:ルールズ・ルール/土屋つかさ

4044740097それがるうるの支配魔術Game1:ルールズ・ルール (角川スニーカー文庫)
土屋 つかさ さくらねこ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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入学式の朝、“世界災厄の魔女”こと水那斗るうるに出会った俺。知らぬ間に彼女の“理操魔術”とやらを破ってしまい、それは普通あり得ないことらしい。だからと言って、『俺は危険人物→味方にすれば安心→伴侶として相応しいか見極める→常に一緒にいる』ってのはどういう論法だ?

 ゲームは、もう始まっている

 この世の理をねじ曲げる魔女とその魔術を唯一破れる男子との常識と魔術を巡る学園ストーリー。

 やー、面白かった。パズル本やゲームブック感覚で頭をひねりながら一気に読んでしまいました。
 “理操魔術”という世界の常識を操る魔術を用いることで、どんなことでも自由自在であるが故に世界中から危険視される少女・るうるの孤独を正面から打ち破る主人公・タマキの活躍ぶりが痛快でした。
 非電源ゲーム好きの作者ならではの遊び心に満ちた世界観がワクワクされてくれて楽しかった。

 言葉だけで魔法を打ち消せる特殊体質のタマキだけれど、それには魔術で歪められたルールの違和感に気づいて言葉にしなくてはいけないという制限があって、そこに謎解き要素やゲーム要素がうまれ、仕掛けた魔術師との駆け引きや知恵比べを演出していて、単純な学園異能と違って奥が深い。
 勝負事となると熱くなってしまうタマキがルールを見抜いたときの高揚感、達成感が伝わってくる。

 世の中には常識や規則に縛られていることを窮屈に感じる人が多いと思いますが、逆にゲームなどはルールや縛りがあるからこそ、その枠の中で試行錯誤するのが面白いんだと思います。
 ルールを勝手に作れるのなら簡単にゲームに勝てるけれど、それではつまらない。それよりも遥かに大きい苦悩を抱えてきたるうるは、タマキの存在でようやく皆と対等になることができたんだろうなぁ。

 ゆるふわ天然系のるうるは可愛いことは可愛いのですが、前作『放課後の魔術師』の魅力だった女子力の高いヒロインがいなくなったのが残念かな。ただ今回は脇役が一筋縄でいかないようで興味深い。
 聞くところによると作中で出てくる『Rule's Rule』の元ネタになったボドゲは、『三つの掟』だそうです。何人かtwitterで「次のボドゲ会で『Rule's Rule』やろうず!」とか言ってたけど、やるならボクもまぜてー。

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2011年04月08日

レイセン 3 ワンサイド・ゲームズ/林トモアキ

4044266263レイセンFile3:ワンサイド・ゲームズ (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ 上田 夢人
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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フォースとの一件以来、オートライングループに警戒する神霊班。そんな時、“銃の神”と称するマックルイェーガーがヒデオの前に現れる。彼女の正体は一体!? 新展開に突入、霊を中心に数々の思惑が動き出す!

 男なら誰しも夢見るビックガン

 宮内庁神霊班に勤めだした元ニート青年の波乱万丈の第二の人生。

 こりゃあ、十六インチ二十三口径波動ソルカノン砲じゃねーか、完成度高けーなヲイ。
 警察庁、自衛隊、宮内庁に加え、すっかり因縁深い間柄となったフォースの面々と共に南の島へ合宿にやってきて、流されるままだったヒデオがちょっとだけ以前の迫力を取り戻したのがよかったです。
 マスラヲの後日談から抜けだして、ようやく独自のストーリーが軌道に乗ってきたというところ。

 エロゲ所持の疑惑から逃れた先でフォースやガスマスクと遭遇したり、買い物ついでに銃の神様とデートしたり、しょうもない始まりから意味ありげな出会いへと繋がっていく突拍子の無さが可笑しい。
 高校生にハブられたり、上司に振り回されたりされたり、カスマスクおじさん意外と苦労性。
 世界観が格好良く見えて仕方がない俺はもう暴走しているのかも知れない。静まれ、俺の中二病。

 ヒデオもそろそろ勤め人としての疲れやストレスが溜まってきていたんですかね。
 いつも以上に無気力で死んだ目をしていたヒデオですが、それも吹っ切れたのか久しぶりにいいハッタリでした。最近はウィル子やノアレに頼りっぱなしだけど、あのハッタリこそヒデオの武器だよなぁ。
 しかし、あと一歩でゼンラーマンに進化できたのに……惜しいのう。メタモルフォーゼは先送りか。

 巻末の短編は、愉快な人外たちの狂乱ぶりとヒデオのスライムタイツがツボに入った。これは酷いw
 そしてお姫様のデレにはやられた。エルシアさんレギュラー化しようず。というか、巫女さんや婦警さんにもモテモテだし、着々とハーレムが出来上がっていく。ヒキコモリのくせにリア充だと!許せん!
 フォースの4人組も自分たちが利用されていることに気づいてきて、さて、次回はどうなるのか。

 ときに「ザ・スニーカー」本誌のご訃報にはお悔やみを申し上げます。雑誌がなくても林トモアキさんは全然イケてるから大丈夫だよ。これからも頑張ってください。

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2011年04月07日

カレイドメイズ 2 もえない課題とやける乙女心

404474405Xカレイドメイズ2もえない課題とやける乙女心 (角川スニーカー文庫)
湖山 真 鵜飼 沙樹
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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カイルたちは古代魔法王国の時代から続く秘祭に向かう。ネーフェの天然ぼけアプローチを見向きもせず、村の遺跡を調査するカイルの前に、超越遺物を持った謎の少女が現れた。ライバル登場!? 半熟姫さらなる奮闘へ!

 恋に焦がれて 愛に焼かれて

 古代文明の遺跡に眠っていたお姫さまと現代の魔法使いの少年がおくる古代ロマンファンタジー。

 限定された視界の中で対象の全体像を見極めるところにロマンがあるのですね教授!(覗きの話です)
 調査のレポートを書くために古代から続く"炎謝祭"が行われる村へとやってきたカイルですが、子作りに燃えるネーフェと言葉が足りずにすれ違ってしまい、されどお互いを真摯に想い合う姿に和まされる。
 ここ最近の王道ファンタジーの中では期待株の作品です。今回もドキドキ、ワクワクさせてくれました。

 ネーフェの天然ぶりは相変わらずですが、カイルにだけちょっと意地悪になってきたのが可愛かった。
 お互いに愛のない性交渉はできないと引いてしまうヘタレなカイルですが、ミオレッタに誘惑されるカイルにやきもちを焼くネーフェを見る限り、ただ子種が欲しいからだけではない気がするんだけどなぁ。
 カイルも人前では保護者のような口ぶりだけど、本音はバレバレだからニヤニヤしちゃうんですよね。

 自分はきっとよい父親にはなれないときっぱりと断って落ち込んでしまうカイルに対して、諦めないネーフェは彼に振り向いてもらえるようにあれこれと考えて、そんな前向きなところがいい子なんだよなぁ。
 一時は離れ離れになってしまったけれど、自分の身を呈してネーフェを守るという誓いを果たしたカイルと、過去を振り切ってカイルと一緒に現代を生きる決意をみせたネーフェが素晴らしかったです。

 トラブルメイカーのレナートスやお節介好きなビアンカのカップルも愉快で楽しいですね。惜しむらくはラインスタインソードなんで焼失してしまったん……。もう貧乳育成日記の続きは読めないのか。
 黒幕が案外あっさりと正体をバラしてしまったけれども、ネーフェの記憶にはまだ隠されているなにかがあるようだし、何よりもメインキャラクターたちが魅力的なので、さらなる活躍を期待していよう。
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2011年04月02日

ダンタリアンの書架 7/三雲岳斗

4044241198ダンタリアンの書架7 (角川スニーカー文庫)
三雲 岳斗 Gユウスケ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-03-31

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幻書の封印のため、名門女子寄宿学校を訪れたダリアン。世話役として手配されていたのはジェシカだった。女生徒の集団に発見・蹂躙されたダリアン。一冊の幻書が失われていることに気づいた二人は、大捜索へ!

 いつか会えるその日まで

 人の欲望に応え、不思議な力を発揮する悪魔の本が巻き起こす事件を追う少女と青年の物語。

◆第一話 災厄と誘惑
 持ち主に災いを招くと言われる魔導書の鑑定を依頼されたヒューイが風邪でダウンしてしまうのですが、珍しく甲斐甲斐しく看病してくれるダリアンが可愛らしすぎて、それでいて頓珍漢な民間療法を次々と試すところがおかしくてたまらない。幻書の正体や事件の真相は予想がつくものでしたが、男にとって女こそ災いであるという寓意がエピソードに込められているように感じた。

◆断章一 型録
 碌な顔がないが、短時間だけ取っ換え引っ換えし続ければなんだか面白そうな、やっぱ嫌だ。交換した顔に影響されて悪事を考えるようになっていく平凡な男がちょっと怖かった。

◆第二話 叡智の書U
 読み手に優れた知性を与える『叡智の書』を手に入れた女性が、新兵器を開発したことで命を狙われたりするのですが、あくまでも人々の夢と平和のためにその知力を使う彼女の姿が清々しかった。
 やはり技術も武力も結局はそれを使う人の心がけ次第で人々を悲しませも、喜ばせもするんだろう。
 ただまあ、それを周囲に分かってもらうためだけなら、こんなに大事にする必要はなかったのでは。

◆第三話 少女たちの長い夜
 ヒューイの不在の間に回収した幻書をなくしてしまったダリアンが、居合わせたジェシカと一緒に幻書を求めて学園や街中を奔走するドタバタっぷりが愉快でした。
 微妙な能力しかない手持ちの幻書を上手く使って追跡するダリアンの閃きと複数の幻書を組み合わせて使うことを思いついたジェシカの機転が光っていた。ダリアンとジェシカも案外いいコンビかも。

◆断章ニ 模倣の書
 人間、見た目さえよければそれでいいじゃん。中身は調教とかして自分好みにできるんだし。そういう鬼畜な事を考えているから俺の側には女性が寄ってこないのか……。

◆第四話 鍵守
 深読みして未来の時代か、ダリアンのいない平行世界の話かと思ったら、単純に過去だった。
 ヒューイの子孫か、娘かと思ったらお前かよ! アントワネットちゃん(12)可愛い!
 徐々に明かされていくダリアンの秘密が興味深いですね。そうかギリシャ神話にも繋がってたのか。
 しかし、パートナーのことよりも揚げパンの方が優先度が高いとか……それでこそダリアンだ!

 月刊スニーカーの廃刊により、これにて連載分は終了ということですが、シリーズ自体はまだまだ続くようなので、本編もコミッックもTVアニメもこれからだ!

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2011年03月09日

シャドウ・ネゴシエイター 神魔の交渉人/みなみケント

4044748349シャドウ・ネゴシエイター神魔の交渉人 (角川スニーカー文庫)
みなみ ケント Riv
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-02-26

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人が住む世界の裏には、見えない隣人がいる。神や魔と呼ばれるものたち。彼らは時に人の前に姿を現し、人間世界を脅かす。そんな事件に対応する特別な組織『影の外務省』に所属する原科杏司は新米交渉人。いきなり任された“連続少女失踪事件”の現場に急行するとそこに待っていたのは─

 あなたに願う、私にできること

 人外の者たちとの交渉を仕事とする新米交渉人がチームの仲間と共に挑む新魔交渉アクション。

 ヒロインたちよりも主人公が一番可愛いんじゃないかと一瞬思ってしまった自分が怖い。
 人外の存在が関与しているとおぼしき連続少女失踪事件の現場に駆けつけた新米交渉人の主人公・杏司が、対話を通して犯人の心の闇を明らかにし、信頼を築いていく姿が心温まりました。
 ありそうでなかった設定やキャラクターは悪くないんだけど、いまひとつ決め手が弱いかなぁ。

 可愛い女の子としか話したくないという犯人のワガママによって、女装して交渉に当たることになってしまった杏司だけど、何も相手の言うがままにならずともよいのに。似合ってるからいいんですが。
 人見知りだけど芯の強いフミノや頑固だけど女らしい千沙斗もそれぞれ魅力的なヒロインですが、そんな二人の美少女の間に混じっていても、まったく違和感がなさそうな、まさに理想の女装男子である。

 そもそも、こんな未成年ばかりのチームに現場を仕切らせてて、大丈夫かこの組織は。
 まあ事件自体も、勘違いした箱入りお嬢様のママゴト遊びみたいなものでしたが。正直、こんな奴の要求なんか聞かずに、強引に武力投入して制圧してしまえばいいんじゃないかと思ったりしました。
 ワガママな犯人の要求を叶える為に、神様と交渉って、そっちの方がハードル高いんじゃね?

 問題は杏司が『交渉人』と言いながら全然交渉してなくて、全部行き当たりばったりなところ。
 タイトルからすると、そこが話の核なのに実際、殻を剥いてみたら中身がないとか、詐欺ですやん。
 ストーリーも薄い気がするんですよね。この程度の事件の内容で、こんなページ数いらなくないか?
 キャラクターはよく描けているので、もっと時間をかけて話を練ってくれればもっとよくなると思います。
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2011年03月08日

ジュエルガール 1 眠り姫と心の玉座/青田八葉

4044748357ジュエルガール1.眠り姫と心の玉座 (角川スニーカー文庫)
青田 八葉 飴沢 狛
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-02-26

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克輝は幸せの絶頂にいた。ひと目惚れの相手、六花への懸命なアタックが実り、恋人同士になれたのだ!だがその直後、六花が謎の失踪を遂げる。必死で六花を捜す克輝の前に現れた、不思議な色の髪と瞳を持つ少女。「ジュエルガール」「エンハンサー」…少女が口にした言葉の意味とは?

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 毎回、非常時に冷静な判断が出来ずに慌てるだけの幼稚な主人公に腹が立ちました。
 正論や綺麗事を言うのは構わないんだけど、その信条を貫けるだけの力を持ってから言ってよ。
 じゃないと甘ったれた子供の戯れ言にしか聞こえなくて、ガキはとっととお家に帰れよ!と思ってしまった。
 対象年齢がかなり低いと聞いていたけど、確かにこれは読者が中学生以下でもないとキツイ。

 まずヘタレた男子中学生の主人公に突然年上で美人の彼女ができるところからして超展開だよ。
 ラノベならそういう可能性もありだけど、彼のどこに惚れる要素があるのか、さっぱり納得いかない。
 こういう表現は嫌いだけど、主人公どうみても"ゆとり"じゃん。現実の厳しさを学んで出直してこいよ。
 そんなゆとり主人公を他の子まで好きになるとか、この話のヒロインは理想が低すぎるだろ。

 そして残りページ数的に終わらないんじゃないかと思ったら、やっぱり宙ぶらりんの状態で終わった。
 1巻目から続くのは正直勘弁して欲しいんですけど……。シリーズ前提だとしても、1巻目はキリがいいところでまとめてください。むしろ、この程度の内容でまとまらない方がおかしいですよ。
 灯華を説得して玉座に座って真の力を発揮してクロガネ倒して一巻目完でよかったんじゃないか?

 この作者は無理に萌えキャラを書かなくていいんじゃないかな。萌えるヒロインを書くのは当然なんだけど、逆に狙いすぎるあまりキャラが薄っぺらいというか、あざとすぎて上滑りしているような……。
 設定についてはいまさら言わないけど、美海とクロガネの駆け引きの辺りは結構よかったと思うので、できることならもっとシリアスな話でそういうキレのある話術を見せて欲しかったです。
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2011年02月10日

子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき/玩具堂

4044748330子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき (角川スニーカー文庫)
玩具堂 籠目
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-01-29

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生徒の悩みを解決に導くなるたまたち「子ひつじの会」の前に現れたのは、なんとメイド姿の女の子! しかも彼女の相談は“オムライスが殺しを呼ぶ怪事件”とやっかいな内容で、ところが、仙波はいつも以上に乗り気じゃなくて――!?

 自分を許せるのは自分だけ

 一般生徒から持ち込まれた悩みを仮定と推論で解決していく学園ミステリー。

◆第一話.VSかぐやテスト
 国語の読解問題の論理パズルとは予想外だった。てっきりなんかの暗号が隠されているとばかり。
 言われてみれば納得だけど、こんな問題が試験に出たらパニックになりそうな気がする。
 でもまあ、文章の可逆性というのは、ミステリー小説における解答編からの伏線、布石の回収だったりと、実際に使われている技法だったりするので、場合によってはありか。

 一方、小説における跳躍性は、結局ただの表現の欠如や放棄なので止めて欲しいけどね!

◆第二話.VSゴールドバーグ
 オムライスから始まるバタフライ効果。なんだこの一方通行な客たちは、愉快じゃのう。
 事件の発端と終端が依頼者の周囲の狭い範囲で巡り巡って繋がっているのが面白かった。
 ややこしい恋愛沙汰より、こうした何気ない些細な日常の不思議を解いていくのもいいですね。
 初登場の妹ちゃんカワエエなぁ。仲が悪いと言いつつ、お姉ちゃんがツンデレてるだけじゃね?

 オムライスはソース派です。ケチャップライスが入ってるものにまたケチャップかけてどうすんだYO!

◆第三話.VS洞庭真君
 ありのまま起こったことを話すぜ、ミステリーを読んでいるつもりがスポ根だった、どうしてこうなった。
 これもう謎解きじゃなくてカウンセリングだよねぇ。いや、お悩み相談室だから間違ってないのか。
 この手の問題は、なんでこの人たちはそんなことに深刻になって悩むんだろうかっていうね。
 本人が悩もうが悩むまいが、それで何が得られて何が損なわれるのか。どっちでもいいよそんなん。

 正しいとか、悪いとか、自分が気にしているほど、他人は気にしていない。それがわかると佐々原さんも自分の本当の気持ちに気づけると思うのですが、そこに行き着くにはもう少し時間がかかるかな。
 成田を取り巻くヒロインたちの雰囲気が、徐々に変わっていきつつありますが、最後の二人組は一体……。ここにきてハーレム展開はいらんぞ。次回は、待ちに待った水着回ですか。それはください。
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2011年02月09日

レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう/茅田砂胡

4044231095レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう (角川スニーカー文庫)
茅田 砂胡 草河 遊也
角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-01-29

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美麗な羽をきっかけに知り合ったベラフォード&ヴィンセントとケイティ。そこに猪を担いでやってきた“ごちゃまぜ”のダムーは、食料と共にトラブルも運んできたのだった!ご存じ用心棒四人組の初めての出会いを描く「そして四人は東へ向かう」ほか、全5編を収録。愛と冒険に満ちた珠玉短編集。

 繋がって広がる世界

 動物に変身する異種人類たちの種族を越えた愛と友情を描くファンタスティック・ストーリー。

◆木に登る鰐
 種族の差による恋愛の偏見を怖れず、ミュリエルに告白するヘンリーが格好良すぎる。
 スウェン一家だけでなくお互いの種族を巻き込む騒動にまで発展した情熱的なプロポーズでしたが、鰐と大蛇が見つめ合うロマンティック(?)な光景に思わず苦笑い。間違っても遭遇したくないな。
 ミュリエルも満更でもなさそうだし、お似合いじゃないか。ダムー?そんなバカはいなかったんや。

 翁と刀自の二人がよかった。自分たちは叶わなかった想いを若い二人に遂げさせてあげて欲しい。

◆蒼天に輝く・《鷲》のチェリーザ
 お互いを命の恩人として尊重し合うシルヴァとドーザの男の友情が素敵ですね。
 《獅子》の集落で起きた殺人事件に隠れていた真相にヒヤリ。冤罪をなすりつけられるだけでなく、一部の不心得者のせいであわや多種族との抗争の寸前まで迫っていたとは、事の重大さに驚愕。
 空からやってきたひとつの出会いから、それまで見えていた世界が広がっていくのが感動的でした。

 母君にフルボッコにされて凹まされる《獅子》がちょっと可哀想だが、なんか可愛く思えてしまった。

◆モームと真珠のブローチの話
 義理人情に厚い《水牛》のモームの朴訥な優しさ、大らかさに泣かされます。
 異種人類にはいつも不思議に感じる無形種の文化ですが、価値観が違いますよね。
 男女の考え方にしても、異種人類ならば変身して女性だけで狩りや畑仕事もこなせて自立できるが、無形種の場合は男性が稼がないと女性だけでは路頭に迷う。金が無形種の武器なんですよ。

 モームが本当に感謝したいのはブローチじゃなくて、マァサへの想いに消極的な自分の背中を押してくれたことじゃないかな。異種人類と無形種がお互いによき隣人となれる日も近いでしょう。

◆そして四人は東へ向かう
 出会ったばかりの用心棒四人組の話でしたが、さっそく人騒がせな。
 相変わらず彼らはトラブルを引き寄せる運命にあるのか、それとも彼ら自身がトラブルなのか。
 過ぎたことは気にせず、いつも前向きに生きている気楽な姿が好きです。

 キャサリンは最後まで登場しませんでしたが、異種人類たちの暮らしぶりが覗けるいい短編集でした。

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2011年01月10日

薔薇のマリア 15 愛も憎しみも絶望も/十文字青

4044710236薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も (角川スニーカー文庫)
十文字 青 BUNBUN
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-12-28

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マリアローズの眠りを妨げたのは、輝く瞳の女。マリアはすぐにこの女が厄介事の種だと直感する。女は禁じられた技術に手を出して、組織から追われる機術師 マリアに満ちる嫌な予感…。風雲急を告げるエルデンで、蛍光緑のハニーとの出会いがZOOを新たな運命に誘う。

 迷い猫の大騒動

 無政府王都エルデンで暮らし、迷宮へ宝を探し求める侵入者たちの生き様を描く物語。

 ルーシーがすっかり思春期のエロ小僧になってる。昔は素直で可愛かったのになぁ……。
 追っ手に狙われる機術師・ハニーメリーの複雑な事情を知り、面倒になるとわかっていても、それでも見過ごすことができないZOOの面々のお人好しぶりが好きです。
 キャラクターそれぞれの恋模様の進展具合も少しずつ描かれていて微笑ましかった。

 お互いに素直になれずに意地を張ってしまったり、わざとおどけてみたりと微妙な距離を保ったまま、あと一歩を踏み出せない不器用なマリアとアジアンの関係がもどかしい。
 ユリカと飛燕のように開き直って付き合えれば幸せなのだろうけど、まだそこまで大人ではないんだろうなぁ。あーもうユリカ可愛い、ユリカ可愛い。飛燕は早く髭に殴られるべきだと思います。

 新顔のハニーメリーはやたらと強調されるお色気感とは裏腹に、知識の探求に対して純真で内面は案外幼く、リスクを怖れずブラックな組織にも飛び込んでいくところがなんとも危なっかしいですね。
 彼女を匿ったことで騒動に巻き込まれていくZOOですが、世界の騒乱を影で牛耳る存在が浮かび上がって、次第に他人事じゃなくなっていく怒涛の展開に思わず手に汗握りました。

 破壊されたZOOの家の惨状は、マリアたちの平穏な時間の終わりを予兆させますね。
 そしてサフィニアはもう彼女の方から押し倒さないと話が進まないような気がしてきた。
 さて次回、エルデンに迫る大部隊の進行にトマトクンやマリアたちZOOはどのように応じるのか。
 少しずつ解き明かされていく伏線と脇役たちの真実。結末が、楽しみです。

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2011年01月08日

カレイドメイズ 半熟姫のあかるい国家計画/湖山真

4044744041カレイドメイズ 半熟姫のあかるい国家計画 (角川スニーカー文庫)
湖山 真 鵜飼 沙樹
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-12-28

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古代魔法王国の遺跡を探索し隠された部屋を発見したカイルとレナートス。しかしそこには、王国最後の王女ネーフェが眠っていた! 二千年の時を越えて目覚めたネーフェは、王国復興を目指し、カイルに「子作りするのです!」と迫り!?

 王国復興は子作りから!?

 古代文明の遺跡に眠っていたお姫さまと現代の魔法使いの少年がおくる古代ロマンファンタジー。

 別に『子作り』がメインテーマでもないのに、いい釣り針だな。『子作り』が嫌いな男子なんかいません!
 古代魔法文明を研究する主人公・カイルが遺跡の探索中、魔法装置によって眠っていた王女・ネーフェと出会い、彼女や仲間たちと供に古代文明滅亡の謎を追っていく展開に引きこまれた。
 学園もの要素を絡めながら魔法の飛び交う冒険ファンタジーとしてよくまとまっていました。

 二千年前からやって来たとはいえ、ネーフェの世間知らずぶりは、お姫さまだからなんだろうなぁ。
 世慣れていないからこそ純粋で健気で可愛いのですが、王国再興を掲げてカイルに『子作り』を迫って、カイルの方も奥手なものだからそんなネーフェから逃げ惑う姿にニヤニヤがおさえられない。
 まあ、いきなり未来の世界に一人ぼっちで放り出されて、彼女も家族が恋しかったんじゃないかな。末裔であるカイルに迫るのも、ある種のホームシックで過去との繋がりが欲しかったんだと思います。

 過去に囚われず現代で生きていかなければならないネーフェのためを思えばきついことを言ってしまったけれど、例え相手に嫌われようとも時には言うべきことを言う。それが人と正面から向き合うってことなんじゃないでしょうか。いつまでも特別扱いをするだけが、優しさではないですよね。
 苦労を知らずに育ったお姫さまのネーフェも現代の生活を通して成長していってくれたらと願います。

 典型的な道楽息子かに思えたレナートスの狂気めいた知的探究心が垣間見えるところはちょっとゾッとした。あんなマッドサイエンティストとよくカイルは友人やっていられる。魔法剣いいなー。
 ネーフェや古代文明の遺産兵器の復活を巡って暗躍する者たちもいるようだけど、過去から学び、歴史の過ちを繰り返さないように今を生きる若者たちの活躍を応援したい。次巻に期待。
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2011年01月06日

ミスマルカ興国物語 [/林トモアキ

4044266247ミスマルカ興国物語 VIII (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ ともぞ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-12-28

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敗北から1年。マヒロは帝国領となったミスマルカ統治に協力をしていた。指示のまま仕事をこなす姿にかつての精彩はなく、肩すかしを感じるルナス。そんな時、帝国に反抗するペルーナ城攻略の指令がマヒロに下る!

 獅子身中の蛇、獅子を食らう

 口先だけで大陸の統一を目指すバカ王子の邪道戦記モノ。第二部スタート。

 信じていた仲間の裏切り、父親の死、ミスマルカの敗北と立て続けにショッキングな出来事に遭遇し、生きる気力を失ってしまったマヒロだけど、ちょっと自由にさせるとさっそく無茶をやらかすところは、馬鹿はどこまでいっても馬鹿なんだなぁと思った。
 マヒロにかまって欲しいけど、自分が傷つけてしまった手前、どうしたら仲直りできるのかと悩むルナスさんが可愛いかったー。

 いままでのうつけぶりはナリを潜め、敗戦国の王族として民のために帝国の統治に尽力するマヒロですが、あまりにもマトモで素直に従いすぎて面白くないというルナスの気持ちはよくわかる。
 一見、馬鹿だけど腹黒く、なにをやらかすか読めなくてドキドキさせてくれるのが彼の魅力ですよね。
 しかし、国民の理解や帝国の黒騎士たちの同情が自然と集まっていくのは、彼のカリスマだろうか。

 それまで帝国と他国との戦争回避に奔走してきたマヒロにすれば、帝国の内側からその武力を借りれるとなると、一気にヌルゲーになってしまって、本人としてはやり甲斐を感じないんだろうな。
 腑抜けたマヒロに業を煮やしたシャルロッテの下した命令は、かつての仲間と戦えという意地の悪いものだったけど、相手を降伏させるためにマヒロの取った手段が、またぶっ飛んでいた。それでこそマヒロw

 マヒロは基本的に自殺志願者だから、誰かがしっかり手綱を握っておかないといけないんだよなぁ。
 帝国側は単純に優秀な駒を手に入れたと思い違いをしているけれど、マヒロというジョーカーを扱いきれるか、ルナスや将軍たちの器量が問われますね。敵に回したら厄介だが、味方にしても気苦労が。
 敵と味方が入れ替わる構図になった第二部ですが、今後は、帝国で身を立ててミスマルカの自治を獲得していくってな展開になるのでしょうか。

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2010年12月08日

ダンタリアンの書架 6/三雲岳斗

404424118Xダンタリアンの書架6
三雲 岳斗 Gユウスケ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-11-30

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ダリアンとヒューイは、保養地として知られるレイサム群島に渡った。恩師マクギガンに呼び寄せられたのだ。マクギガンはダリアンに姪のリーシアを紹介する、友だちになってほしいと。一方、島では伝説の海魔による連続殺人事件が噂されていた。そしてそこには、もう一組の男女の影も───

 この海のどこかにいるあなたへ

 人の欲望に応え、不思議な力を発揮する悪魔の本が巻き起こす事件を追う少女と青年の物語。

◆第一話 雛形の書
 今日もダリ子さんの毒舌は絶好調だな! この罵倒がもうすぐTVで聞けるなんて幸せ。
 不死身になったが故に、この殺し屋は人の命を軽く扱いすぎたんでしょうね。大量の保険をかけていたつもりでしょうが、たった一冊の本が失われるだけで崩れさるほど自分の命も軽いとは思いもせずに。
 レオンが少女を助けようとしたのは、彼の言うようにただの善意なのかな? ラブが欲しい、ラブが。

◆断章一 働く男
 そんなに分身がいたら誰か一人くらい「働きたくないでござる!」とかいい出しそうなものだが。やっぱり労働はするもんじゃないな。

◆第二話 棺の書
 馬にもイジられるダリアン可愛すぎ。っていうか、次第に挿絵の顔がギャグ化してきたな。
 まあ屋敷に集まった全員なにかしら事件の関係者なのだと思っていたけど、長い間離れ離れになっていた親子が出会う場面はちょっと感動的でした。あれ? 一人だけ部外者でしたかそうですか。

◆断章二 本当の私
 『世の中がつまらなく感じるのは、あなたがつまらない人間だからです』という自己啓発をどこかで読んだ気がする。あとふしぎなくすりを飲むとスーパーガールに変身できるってどこかで聞いたことがある。

◆第三話 人化の書
 ツインテール+ワンピースのダリアン…だと……!?
 ぶっきら棒なダリアンと無口なリーシアが微笑ましい。本で繋がる友情というのがダリアンらしいな。
 これまでは様々な生き物の住処を奪ってきた人間ですが、今の時代そうしたことはこれ以上は起きないように祈りたいですね。さもないと怒った海の魔物が人類を侵略しに現れるかもしれないでゲソ。

 次回のダリアンコスプレは水着でオネガイシマス!orz

◆第四話 楽園
 焚書組、またしてもニアミス。黒のゴスロリじゃないとダリアンを認識できないのか……ですよねー。
 焚書官として事件の引き金になった危険な幻書を焼却してしまうのもひとつの解決法なのだけれども、それが通用しない場合や幻書の力を借りねば解決できないことも時にはあるんじゃないだろうか。
 どんな知恵も扱う人によって薬にも毒にもなる。いつか自分が焼いてきたことを後悔しなきゃいいけど。

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2010年12月06日

サクラダリセット 4/河野裕

4044743045サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
河野 裕 椎名 優
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-11-30

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相麻菫の死から二週間。浅井ケイと春埼美空は、七坂中学校の奉仕クラブに入部する。二人は初めての仕事を振られるが、春埼はリセットを使えずにいた。相麻の死をそれぞれに考えるケイと春埼。ケイは、相麻が死んだ山へと向かい。壊れそうな世界をやわらかに綴る、シリーズ第4弾。

 パズルのピースはどこにある?

 三日分の時間を「リセット」することで現実世界の問題や困難を乗り越えようとする少女少年の物語。

 短編集ということで前後譚や書き下ろしの盛り合わせですが、本編にも引けを取らない出来でした。
 各話ごとのひとつひとつの事件はとても些細な動機や真相なのだけれど、事件に関わる人々の想いを解き明かしていく過程が情緒豊かに、繊細に描かれているのが素晴らしいなぁ。
 相変わらず、この胸がきゅーっとしめつけられるような素敵な切なさが病みつきになります。

 春埼の「リセット」という万能に近い力を自由に使えるケイですが、ただ時間を巻き戻して事件をなかった事にするという安易な解決は望まず、その原因や動機といった根源の部分から問題を解決しようとするから、そこに人と人とのドラマや謎解き要素が生まれて面白くなるんですよね。
 登場人物たちの何気ない会話にも読者への問いかけが含まれていて非常に考え深い。

 風邪をひいたケイのお見舞いにいこうとして躊躇したり、野ノ尾さんと友達になろうとしてみたり、無表情でいて実は色々と考えている春埼の内面が覗える『ある日の春埼さん』が文量短いけれど好き。
 相麻菫の死を悔やんで、「リセット」が使えなくなるほど自分を思い詰めていたんだなと窺えるエピソードも彼女の人間らしさを感じさせる貴重なシーンでした。次第に人間味を帯びていく春埼が可愛い。

 最後の『ホワイトパズル』も、本編の『サクラダリセット』とはまた違ったタイムリープもので味がある。
 未来や過去の自分と入れ替わりを繰り返す少女とそれと見守る少年が、時間移動によってお互いの気持ちをすれ違い合いながらも、覚悟と決意でそれを乗り越えていく姿に目頭が熱くなりました。
 読んでいる間は胸が苦しくてほろ苦いんだけど、読み終わった後は清々しくてスッキリとした気分になれるのがこの作品のなにより得難い魅力ですね。本編の続きも期待しています。

 そういえば、漫画版が12/25から連載するそうですが、ときに文庫本の帯に書いてある「祝Wアニメ!!」ってなんぞ? え、まさかもうアニメ化とかするの?
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2010年11月01日

東京皇帝☆北条恋歌 7/竹井10日

4044712123東京皇帝☆北条恋歌 7 (角川スニーカー文庫)
竹井 10日 要河 オルカ
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-10-30

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恋歌たちが皇泉学園に転校してくる前に起きたある事件を描く(「帝国首脳部百合事件」)や、一斗が執事に初挑戦!(「これが私のご主人様!?」)などザ・スニーカー連載分に書き下ろしを加えたシリーズ初の短編集!

 皇帝陛下のおひまつぶし

 平凡な少年が東京皇帝に成り上がっていくサクセスストーリーを描いた帝国的学園ラブコメディ短編集
 短編集の今回は本編の閑話の詰め合わせお徳用セットでしたが、相変わらずグッダグダだなぁ!
 恋歌とゆかり子さんの百合にしか見えない恋愛シミュレーション話がなんともゆるゆりでスバラシかった。恋敵同士なのに友人関係が壊れないところは、彼女たちの絆の強さが垣間見えますね。
 ときに『東京こうていわ』は流行ってるだろJK。何、聞いたことがない?えーマジおっくれってるー!www

 なんというか一斗のポジションってハーレムの中心というか、女の子たちの共有財産なんでしょうね。
 順繰りに執事プレイを強要されているのをみるとつくづくそう感じる。まあでも、美文さんの洗脳を受けても、来珠が相手だと素に戻ってしまうあたり、どうやら洗脳の度合いが違うようだ……。
 というか、ゆかり子さん乙女っぷりが炸裂してますな。なにこの生き物、かわいい。

 恋歌の思いつきで1日皇帝になった四菜は…ああ、やっぱり可哀想な子……。彼女って始めは順風満帆だけど、いつも最後に落とし穴が待っているよなぁ。これがオチ要員ですね、わかります。
 夕鶴も一斗への過剰な愛さえなければ可愛い妹なのに、やっぱりこちらも(頭が)可哀想な子である。
 そしてリセは、本当に一斗のことは何とも思ってないのかな。愛は愛でも子供に向ける親の愛情的な?

 やっぱり『東京皇帝☆北条恋歌』は安定していますね。『10歳の保健体育』のガツガツしたカオスっぷりとはまた違う10日たんテイストで微笑ましさと和やかさが共存共栄しています。
 twitterの東京皇帝企画も面白かったですね。botと言いつつ、恋歌がリプライに受け答えしてるじゃん! もっと私も話しかけておけばよかったと後悔。またやってください。

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2010年10月08日

レイセン 2 アタックフォース/林トモアキ

4044266255レイセン File2:アタックフォース (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ 上田 夢人
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-30

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街に漂う悪霊を祓う神霊班の仕事に慣れ始めたヒデオ。ところがある夜、精霊を操る少年少女グループ“フォース”と出会う。彼らは悪霊を祓うどころか、集めているようで……目的も正体も不明のフォースと激突!

 今宵の魔眼は血に飢えている

 神霊班に勤めだした元ニート青年の波乱万丈の第二の人生。

 中二病なのに、カッコイイとかずるくねぇ? 俺だってイケメン顔で目からビームぐらい出したい。
 ヒデオたち神霊班の管轄内で悪霊を勝手に集めている者たちが現れ、さっそく現場で遭遇したものの、これまた香ばしい若さ溢れる少年少女たちで、独特の世界観(?)に笑わせてくれる。
 久しぶりに危機をハッタリで切り抜けていくヒデオの勇姿も見られて満足でした。

 新たに現れた精霊使いの集団『フォース』に対抗して、葉多恵さんを教官としての強化合宿に行くことになったヒデオですが、それにしてもメイツのドラッグ感はヤバいな。これ、後遺症とか残らないの?
 そしてヒデオもあんな修行で本当に召喚師の真似事ができるようになるとは……。ハッタリがただのハッタリでなくなって、次第に成長していくところはよかったです。
 まあメイツの一時的なドーピング効果という疑惑は捨て切れていないわけだが……。

 後半は翔香さんと葉多恵さんの若かりし頃の話かーと思って読んでいたら、汚いなさすが忍者汚い。
 いやでも、その原稿は後々の短編集用に取っておけばよかったんじゃないか?
 あえて本編を削ってまで入れる話ではなかったようにも思うが……、それはそれとして「ミルマスカ」でも登場した彼女の由来を知れたのはよかったですけれども。

 ヒデオよりも葉多恵さん無双な気がした今回でしたが、主人公が脇役より地味なのはいつものことか。
 魅力的な脇役たちがさらに増え、賑やかさと騒がしさがカオスに入り交じって楽しくなってまいりました。
 謎が謎を呼ぶ事件の行方も気になるところですが、世界観くんとの決着に期待です。
 あとがきのストパン話は、はいはい同社宣伝乙。ストパン三期こねぇかなぁ……(ボソ

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