アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫) 広沢 サカキ CUTEG アスキーメディアワークス 2012-03-10 by G-Tools |
年末。短いシーズンオフを利用して、保養地である箱根の温泉宿に羽を伸ばしにやってきたモモとサイ。だが、突如モモが大晦日の特別試合に出ねばならなくなってしまう。いきなりの試合設定に訓練方法に悩むモモ。そんな彼女に手を差し伸べたのは、アイドライジング最強の“女王”マツリザキ・エリーで!?
キラキラ輝く笑顔の魔法
企業の技術の粋を凝らしたバトルドレスを着て戦う新人アイドルのサクセスストーリー。
全裸のアイドルたちがいちゃいちゃぺろぺろうおおおおおおおおお!! いつもながらキマシタワー!
1年の疲れを癒しに協会主催の保養地にやってきたのも束の間、新人賞を賭けての特別試合に出ることになったモモが、女王・エリーの指導を受けてアイドルとしてまた一歩成長していく姿が素敵です。
今回はエリー編。期待の新人アイドルと最強の天才アイドルの接触で起こる化学反応が見所でした。
桃色髪のキャラは淫乱という業界の定説通り、公衆浴場であられもない姿のアイドルたちにセクハラ三昧なモモちゃんがナイスだった! キジョウさんはそのままでいいよ! 需要はある! 問題ない!
しかし、美少女好きなのに、タキさんや他の女性側から迫られるのは嫌がるのはどういうことなのか。タチだからですねわかります。モモちゃんもつくづくだけれど、タキさんはいつも上を行くな、変態的に。
相性の悪い対戦相手にどう立ち向かうかで詰まってしまったモモに助言を与えるエリーと、モモのために自分を当て馬にするオリンさんは今回もマジ男前だった。この男らしさ……やだ、濡れちゃうらめぇ。
自分の上司であるユウガクとエリーの確執を知ってしまい、エリーの怒りに触れて落ち込んでしまったモモでしたが、不意のアクシデントを乗り越えてアイドルとしてあるべき姿を見出すところがよかった。
モモちゃんは追い詰められてこそ強さを発揮して、逆境で輝くキャラが魅力的なのだよなぁ。
どんなに苦しくとも諦めずに一生懸命に頑張る姿についつい応援したくなってしまうんですよね。
すれ違っていたユウガクとエリーの長年の溝がちょっとだけ埋まった父と娘の姿も微笑ましかった。
そしてついに待望のパワーアップフラグきたきたー! 新たなバトルドレスの登場が楽しみで仕方がない。