ダフロン

2006年07月25日

ウェイズ事件簿 3/神代創

4812427762ウェイズ事件簿3 深き闇の彼方に
神代 創 山本 ヤマト
竹書房 2006-07-20

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【ザムリアの侵攻、魔術師の裏切り。かつて、二つの災厄に見舞われた王都ラスラトア。複雑に絡まった因果の糸。15年の歳月をへて再び邪悪な意志に覆われる。】

ザムリアに潜入したカルヴィンとリーズフレア。
ラスラトアでは、サディアが不可思議な夢を見はじめる。
シリーズの核心に迫る事件が同時進行していきますが、
肝心のウェイズは自分の家で毛布に包まってるだけです。

働けよニート野郎

家から出るのは食料の買出しだけかよ・・・。
だから食事シーンばっかなのは何を狙ってるのか・・・。
オビは「探偵アクション」だけど、実際は家事の合間に事件を解決してる、「主夫アクション」だよね。
料理のできる主人公って本当に流行ってますねヲイ。

レヴからして淡白で、脇役もさっぱりさわやか。
ここまでアクのないキャラクターも珍しかったな。
もっとクセや裏があった方が面白かったかもしれない。
ストーリーも完結ということで、綺麗にまとめてきました。
色々と伏線を張っておいて、最後に無難な配置で落ち着くという、神代らしい終わり方がきたなぁというカンジです。

作品のパラメータは、すべて平均点なのに、
なんでか飽きがこないんだよな神代の作品は。
最初から平均点を狙って、まさに平均点ドンピシャの作品を作ってくるあたり、構成力や計画性は評価してますよ。

つまらなくはないが、完結が早くて物足りない。
わりと好みの作風だったし、もっと続けて欲しかったよ。
こしきゆかしき王道派の中でも軽めのファンタジーなので、
「ソードワールドとかは、ちょっと私には濃くて・・・・・・」
という初心者にも読みやすいのが特徴かな。

さて、現状竹書房に読みたいタイトルがない。いいか別に。
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2006年05月26日

青い髪のミコ/為我井徹

4812427134青い髪のミコ
為我井 徹 中島 鯛
竹書房 2006-05-20

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【ゲームに興じ友人と戯れる秋葉拓郎の生活は、青い髪の美しい巫女との出会いで一変した。ミコと名乗り、拓郎の命を救った彼女の正体は、フィギュアから生じたツクモガミだった】

中途半端


まったくキャラが立ってない巫女のミコ。
設定だけあれば、いいってもんじゃないんですよ。
今時、コスプレだけで萌えるわけないですか。
さらにそこから斬新な飛躍が求められているのですよ。
そして拓郎もヘタレというか、単なる精神薄弱にしか思えん。

秋葉原なんだけど、ビックカメラのある方とは反対側。
オタクが主役なんだけれど、とくに一部の読者に通じるネタがあるわけでもなく、ディープな世界に踏み込むわけでもなく。
オタクが興味を持って情熱を傾けるものといえば、ゲームでエロゲのみって、どれくらい頭が単純なのか訊ねたくなるよ。

時代背景がとても古臭く、90年代の感性。
まさにオタク文化の表面だけなぞって、それ以上は資料不足なのがバレるから深入りしないって思惑がはびこっとる。
まず作者の技量が商業レベルに達しているのか?
何を描きたいのか、それをとてもいい加減にやっちゃってる。

あ、そっか。間違えて同人小説買っちゃったよ。
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2006年05月25日

ウェイズ事件簿2/神代創

4812427126ウェイズ事件簿2 淡き幻は薄暮より
神代 創 山本 ヤマト
竹書房 2006-05-20

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欲と幻
【エルフの宝玉が盗まれた。人間の欲を映し出すその宝玉は、ついにはその真価を発揮し始めて・・・】

エルフの長老の依頼で盗まれた宝玉を取り戻しにいくレヴ。
その宝玉に秘められた魔術によって、人間の強欲が姿なき魔物となって人々に襲い掛かる・・・。

ウェイズ家計簿だな

相変わらず儲からない便利屋を営む主夫レヴァン。
屋台でも始めた方が儲かるんじゃないのかこいつは・・・。
決して濃いキャラではないが、図太い神経がわりと好き。
妙な現場検証スキルを持ってるし、やけに生活感のある奴だ

ドワーフも典型的ドワーフしてるなぁ、この世界は。
コテコテなのが期待を外れなくてよい。
シナリオよりも、塔の魔術師が登場したのが大きな動き。

狩人の掟
【暗黒街の支配者、カザルスを狙い闇の狩人ラドル・ラドゥがやってきた。彼を止めようとするレヴだが・・・】

食いしん坊バンザイ!

しかっし、ホントに食ってばかりだな、オマイラ。
美味そうな食事シーンがやたらと多い。俺にも何かクレイモア。
むしろ食後の腹ごなしに魔物と戦っているような・・・。
おかずのレシピになる異世界ファンタジー。なんだそれは。

吸血鬼を狩ることを趣味を言いきる陽気な戦士ラドゥ。
カルザスのもったいぶった登場も待ってましたなんだけど、
こういう豪快マッチョな兄貴キャラは見ていて和むなぁ。

何かしらの因縁を臭わせる闇の魔法使いダルクとカルザス。
サディアの正体も次第に明らかに、というかモロバレ。
設定もストーリーも定番だが、飽きない味でもある。
変に奇をてらうよりTRPGファンにはよっぽど好ましく映る。
すでに3巻目の発売が決定してるが、執筆速度速いなオイ!

でも、これソードワールドであったネタだよねってそれ言っちゃらめえ。

オーファン ソード・ワールドRPGツアー <1> Role & Roll RPGオーファン ソード・ワールドRPGツアー <1> Role & Roll RPG
清松 みゆき 川人 忠明 グループSNE

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2006年02月09日

ウェイズ事件簿/神代創

4812425069ウェイズ事件簿 暗き影は陽の下に
神代 創 山本 ヤマト
竹書房 2006-01-20

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【皮肉屋で愛想知らずな優男レヴァンの営む「なんでも屋」。今日も夫の不審な行動を調査して欲しいと頼まれるが、それが王国を揺るがす禍々しい陰謀へと繋がっていく】

             「 ̄ `ヽ、   ______
             L -‐ '´  ̄ `ヽ- 、   〉
          /           ヽ\ /
        //  /  /      ヽヽ ヽ〈
        ヽ、レ! {  ム-t ハ li 、 i i  }ト、
         ハN | lヽ八l ヽjハVヽ、i j/ l !
         /ハ. l ヽk== , r= 、ノルl lL」
        ヽN、ハ l   ┌‐┐   ゙l ノl l
           ヽトjヽ、 ヽ_ノ   ノ//レ′
    r777777777tノ` ー r ´フ/′
   j´ニゝ        l|ヽ  _/`\
   〈 ‐読みやすいしlト、 /   〃ゝ、
   〈、ネ..         .lF V=="/ イl.
   ト |話の雰囲気が とニヽ二/  l
   ヽ.|l         〈ー-   ! `ヽ.   l
      |l気に入った! lトニ、_ノ     ヾ、!
      |l__________l|   \    ソ

ソードワールドや六門世界に通じる風格を感じる。
周囲を魔力塔によって守られた街に武勇に優れた王。
闇の眷属が潜む暗黒街やエルフが住むエルフ街。
人間と亜人間が当たり前のように暮らしている猥雑さ。

そんな街の片隅で「なんでも屋」を営む主人公の青年レヴ。
盗賊の少女や獣人の女戦士、ダークエルフの鞭使いといった、憎まれ口を叩き合いながらも信頼できる仲間たち。
軽く請け負った事件が、いつしか大きな騒動に繋がっていく。

これぞ様式美だ!

ファンタジーの設定なんて、もはや出し尽くされています。
だからと言って、やたらスケールばかりを広げたり、
変に狙った奇妙キテレツな設定を乱造し続けていると、
本当のファンタジー好き、RPG好きなファンは離れていく。

「お約束」を+にすれ


長く根強く、大多数に親しまれてきた定番と定石。
そのお約束をあくまで順守した上で、さらに覆せるか、
使い古された世界観に、いかに独自の新規性を与えるか。
某御三家レーベルは、そこに心血を注ぐべきなんですよ。

期待度は高いお

いままで変化球の多かった作者・神代ですが、
今回はまさに直球スタンダートなファンタジー。
まだまだ魅力を引き出せそうなレヴと謎を抱えるサディア。
曖昧で不透明な過去が、闇の魔術にどう関わってくるのか。

本当にありがちな設定だが、テンポがよく飽きない。
神代なら、さらに物語を膨らませてくれそうな期待が持てる。
そしてなにより、絵師・山本ヤマトの挿絵が(・∀・)イイ!!
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 竹書房ゼータ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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