![]() | 世界平和は一家団欒のあとに 4 (4) (電撃文庫 は 9-4) 橋本 和也 アスキー・メディアワークス 2008-04 by G-Tools |
麗しの君は忘れじ
星弓家の長女彩美が、ある日、十歳ほどの少女に大変身。
原因を探り、元に戻すべく軋人は調査を開始するが、それはかつて彼女が関わった世界の危機に関係があるようで・・・。
というわけで、今回はクールビューティな長女のお話です。
高校時代の姉ちゃん、めっちゃツンデレですねぇ。
本当は臆病で不器用なんだけれど、それを周囲に覚られまいと意地を張るあまり、素直に自分を出せなくなって、好きな相手にもついツンツンした態度をとってしまう様子なんてまさに。
自分の作った料理を食べるところをじっと見つめている姿は、なんというかギャップがあって可愛い。
なまじっか見た目が凛々しくて、いかにも仕事のデキる女性っぽいもんだから、誤解されることも多かったんでしょうね。
多少、これまでとイメージが変わりましたが、それでも弟の危機に颯爽と現れる姉ちゃんは格好良かったです。
なんだかんだ打たれ弱いところはあっても、やっぱり軋人の姉で、星弓家の長女なんだなぁと感心しちゃいました。
女性なのに強いってのは、魅力迫力満点ですね。
今回の事件は構図や背景は掴みやすかったです。
回想シーンの方はもっとミステリアスにしてもよかったかな。
あれだけだとちょっとストレートすぎました。
最後の結末で相手側にちょっと救いがない・・・。
終わってしまったこととはいえ、あそこまでやってしまった後でなにもかも水に流すっていうのは難しいのではないかと。
これまで『家族愛』がテーマのシリーズでしたが、それに加えて個人ごとの恋愛模様も絡んでくるようになってきました。
っていうか、姉ちゃんの恋愛事情に首つっ込んでないで、軋人は柚島のことはどうするつもりなんでしょうか。
そしてついに一般人にまで負けるようになってしまった彼の弱体化はどこまでいくのか。
出るとすれば次の巻は、弟か母のターンでしょうか。
お気に入りのシリーズなので期待して待ってます。
ときに女性の黄金時代は十歳でいいと思う!




