たま◇なま~ほしいものは何ですか?~ (HJ文庫 ふ 3-1-4) 冬樹 忍 魚 ホビージャパン 2008-04-01 by G-Tools |
君は僕のために、僕は君のために
夏休みも終盤、由宇の高校編入を目前に控え、大忙しな透。
そんな折、十葉市に新たな『白の使徒』が潜伏するとの情報をキャッチした「欠片同盟」からの依頼で、「宝石憑き」の女の子たちと同居することに!?透は平穏な生活を取り戻せるのか
というわけで、今回は由宇が受験勉強に挑むお話。
コミュニケーション不全な由宇の弱点は国語と英語。
由宇は頭はいいんだけれど、行間を読めないからなぁ。
読解力というのは作者の本音を見破るスキルではない・・・。
そうとわかっていても、世の中には言っちゃいけないこともあるというのを学ぶのがすなわち学校の勉強ですよ。
愛華や灯璃を家庭教師にして受験勉強に励む姿が、ほのぼのとしてよかったです。
人形のような蒼い子と透の会話は、忍耐を要求されるな。
両者の間に流れる「・・・・・・・・・」の沈黙が居たたまれないよ。
なんか植物と話しているか、異星と交信しているみたいだ。
ただ命令に従うことしかなかった彼女も、透たちとの交流で、ちょっとは戦うことに意義を感じることができたのでしょうか。
透もこれでようやく過去の事件を吹っ切れたのか。
まだまだ力不足ですが、これからが彼の見せ場ですかね。
最後に無事、由宇の高校編入も叶って、次回からは学園パートがメインでしょうか。またあの部活メンバーが出てくるのか。
相変わらず透にやたら積極的な愛華に、灯璃に蒼い子も加わって、なんだろうこの素敵なハーレム状態。
このシリーズはどちらかというと学園系ラブコメではなく、アットホーム系エロロリアニメだと思っているんですが、まあ
透と由宇がイチャイチャしてれば、場所は自宅でも学校でも。
それにしても由宇はすっかり人間らしくなってきました。
何か企んでるっぽい灰人や何か目論んでるっぽい白の人とか不安要素はいっぱいですが、出来れば次もほのぼのでヨロ。