吉田茄矢 富士見ミステリー文庫

【連邦捜査局から左遷され、アトランタ支局勤務となった元エリート刑事のホンダ。女難続きのうえ、捜査に対してずさんな市局の連中にうんざりして、挙げ句の果てに相棒のウォルターとも捜査方法をめぐって対立。ハードボイルドミステリー第二弾!】
もっと米ドラをパクろうよ
南部に左遷されつつも、地道に仕事をこなす刑事ホンダ。
そんな彼の上司でもある少年ウォルターは苛立ちを感じていて、潜入捜査に反対するホンダとついに仲違いしてしまう。
( ⌒ )
l | / ∩
⊂(#・∀・)/ やってられないよ、ホンダさんとは!
/ ノ
し―-J こっちこそお断りだ!このクソガキ!
Λ Λ
( ・д・ )
し つy=-
前回に引き続き、やたらと短気で不器用な男ホンダ。
目先の正義とか甘っちょろい部分もあるが、
後悔しながらも信念に殉じる頑固なところが熱ぃ。
クール分として相棒のウォルターだけれど、
鈍感男にマジギレするちょっと子供らしい一面も。
喧嘩しつつもお互いに噛合ってきた。
ただストーリーの展開が狭いかな。
ウォルターの視点がないから緊迫感がなく、
折角の潜入捜査ネタなのに捨て設定になっている。
ヒロインのヴィスコも変わらず
バiタオhル
だし、生意気なだけでぜんぜん萌えない。
むしろ美少女の殺し屋に萌えた!
ミステリアスな瞳にぼくのハートはグッサリ昇天さ!
シルビアよりもラヴの進展が気になるフラグだよ。
全体的に描写と物語的な構成力が勉強不足な感触。
前作でも言ったけど、「UC 特殊捜査班」とか、
ちょっと前に流行った「24」とか、「CSI」とか、
もっと米国ドラマから積極的にインスパイアしよう。
「F.B.EYE!!」なんかはシナリオが実によくできてる。
ハードボイルドを気取りたいのならリアリティを追求を。
とはいえ、ラノベ的な布石がまだまだ隠されたラスト。
調理次第で新しい境地が見れそうな期待はある。
次巻も期待です(´∀`)