ダフロン

2007年12月12日

フェイクフェイク ルナティックシスター/榊一郎

4894256312フェイクフェイク~ルナティックシスター~ (HJ文庫 さ 1-2-2)
榊一郎 藤田香
ホビージャパン 2007-12-01

by G-Tools


新しい妹は、目からビームっ子

ある日、自称"某国王女の身代わりアンドロイド"金髪碧眼の美少女パミルと同棲することになった高校生の南部匡平。
平穏な日常を愛する彼の生活は、パミルのせいでいつもドタバタに。そんな感じのアットホーム・ラブコメディ。第二巻。

匡平とパミルの同棲生活も妙に馴染んできましたね。
まあ油断をしているとお風呂でバッタリといった、古典的イベントが発生するギャルゲ空間ではありますが。
兄妹というところをお互いに強調しつつも、ホワイトデーのお返しで変に意識し合ってしまう二人にニヤニヤw
むしろ、義妹は立派な恋愛対象だろう。普通の一般市民を目指すなら、そこはフラグを立てておかないと。

期末試験では教科書を丸暗記できても理解がともなわない、
調理実習を前に匡平が料理を教えたら台所を火の海に。
いつまにか商店街にパミルの『王女様』が浸透してるわ、
ゴミ捨て場からロボット犬を拾ってくるわ、毎度、パミルが騒動を巻き起こし、匡平がフォローに追われるのはお約束。
まあ「お兄ちゃん」であろうとするばかりに、奇態に走ってしまう匡平もパミルに負けずシステムエラーが発生してますが。

匡平がパミルに振り回されてしまうのも、ひとえに彼女が何事にも真剣で、心が素直だからなんですよね。
そうやって手間がかかるのも、危なっかしくて眼を離しておけないのも含めて彼女の魅力でしょう。
さまざまな騒動を乗り越えて、お互いに徐々に理解の溝を埋めていく二人の関係がよかったです。
これこそ同棲モノの醍醐味というやつじゃないかな。

やはりパミルは多少電波でとんちんかんなことを言っている方が、パミルらしいというところで落ち着きました。
今回は最後まで事件らしい事件はなかったものの、こういう平凡な日常パートオンリーの巻もまったりできていいかな。
ラスト一巻くらいだそうですが、どうせならこれくらいのゆるゆるストーリーで終わらせて欲しいな。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | HJ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt:  今日冬コミのカタログを一通りチェックしまして、後はサークルを追加するにしても1つか2つくらいかなと思う今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。  そんなどうでもいい書き出しですが..
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