2005年09月14日

円環少女@/長谷敏司

『円環少女 @ バベル再臨』
長谷敏司 角川スニーカー文庫




【〈円環大系〉と呼ばれる魔法を使い、100人の魔導師を倒す運命を負った少女メイゼルの前に現れた、音を操る〈神音大系〉の騎士。メイゼルを排除しようとする彼らの狙いとは!? 魔導師たちの過酷な戦いが始まる! 私は戦う。この〈地獄〉で。灼熱のウィザーズバトル開幕!

書類上は25歳だから問題ないよ

自らの免罪のために犯罪を犯した魔術師を狩る魔女メイゼル
周囲には気取っているけど、
寂しがりや甘えんぼで、ちょっとサディスト
パートナーののことが大好きでいつもラブコールを送っている。

もう道踏み外しちゃおうよ、せんせ

せんせと呼ばれているうちが天下だぞ。
いや、むしろ私の場合、

『犬』と呼ばれたいがな

「せんせ、大好き」も実に背徳的で悪くはないが、
「どうしてあたしのそばにいないのよ、この犬」とか。
「あたし以外の命令を聞いたら、許さないんだから」とか。
それはそれですっごくイイとおもうのであります…。

おっぱい女子高生エロス分も手堅く抑えてる。
まあ純正ファンタジーというよりキャラ萌えですね。
円環大系とか、<索引>とか魔法設定に凝りたくなるのはわかるが、
正直、説明が小難しくてイメージしにくい。

そもそも、専任係官って特別な才能いらんやん。
普通の人間に火器もたせればいいだけの話では?
声を聞かれるだけでも発動しないっつんなら、
CCDカメラか、盗聴器刻印魔術師にもたせればいい。
声と音を媒介にする宣名、神音大系はそれで封殺できる。

そのあたりの反則潰しが足らないし、
バトル力技一辺倒な展開。
もっとハッタリを張り巡らした駆け引きを作ろう。

足らない部分はあったけれど、面白い
薄い割に読みごたえがあり、
古き良き角川スニーカー文庫の特色を出している。
最近の角川では正統派な部類。

メイゼルはなんで地獄に落とされたんだろう。
にあそこまでデレデレになるのにも経緯がありそう。
次回ではその辺を掘り下げていってほしい。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(7) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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