![]() | 悪魔のミカタ666 3 うえお 久光 メディアワークス 2007-09-10 by G-Tools |
【朝比奈菜々那の提案によって生徒会長の座を賭けた体育祭『紅白祭』が開催されることになった。今まさに、日炉理坂高校史上かつてないイベントが幕を開ける!】
「おれが負けちゃいけない戦いは、おれが願いをかなえたあとにこそ、ある。もう、二度と、失うわけにはいかないから」
熱闘宣言!!タミフル全開!!!
悪魔のミカタ666・子作り編。第三巻。
次期生徒会長の座を巡って、日炉理坂高校の生徒が菜々那の赤組とイハナの白組にわかれての運動会が始まった。
何らかの思惑を秘めた小鳥遊と真嶋は成り行きで赤組に。
そしてコウは葉切と日奈の復活を賭けた勝負に決着をつけるべく白組へ。敵味方入り乱れての『午前の部』スタート!
いやぁ、体育祭にかける生徒たちの熱狂ぶりがよかった。
グレイテストオリオンの影響でハイテンションな彼らの勢いに圧倒されます。まさしくバカ騒ぎといえるノリのよさが面白い。
自分の欲望を持て余し気味だったコウもようやく冷静になり、新たな信念をもって勝負に挑む姿に彼の覇気を感じました。
生徒たちが浮かれ騒いでいる水面下で繰り広げられるイハナと小鳥遊の仕手戦も巧妙でよかったです。
コウに賭けを囁きかけ冷静さを揺さぶる小鳥遊ですが、心理戦として有効であったのみならず、これで自分が勝てばもちろん日奈の復活は阻止できるし、もし負けてもイブ候補として有利な状況を作り出せるということですか。小鳥遊やるなぁ。
コウたち『ポリッシュ・アップル』にあからさまな敵というのがいなくて、すでに目的を叶えた後のことを考え、仲間たちがそれぞれの思惑で動き始めるというのが666編のキモですね。
しかし、これまでとは違い生死のやりとりはないので、そこは安心して見れるのですが、勝負の根底にあるのが精子のやりとりというのがシリアスになりきれんなぁというところ。
最後の借り物競争は、自分の気持ちを決められないコウの中途半端な誠実さが招いた自滅といったところでしょうか。
前半戦はすっかりやられた感になりましたが、後半戦はめげずにコウらしい活躍を見せて挽回していって欲しいです。
ただ真嶋に憑依した日奈の存在もダークホースな可能性が捨てきれないので、イハナの計算ほど白組は赤組に優位ではないような気がします。そんなちょっとした不安と興奮を胸に、次回の決着を楽しみに待ちましょうかね。
それにしても、ホミンの報われなさには今回も泣ける・・・。


