![]() | 薔薇色にチェリースカ 海原 零 集英社 2007-08 by G-Tools |
【マシュテバリ学園に入学した綺羅崎ヒロは横暴な学園長の手先として不本意な学生生活を送っていた。仮面舞踏会で幼馴染の真希と乱闘を演じた夜、チェリースカと名乗る美女と出会い・・・】
反逆のヒロイズム
極悪な学園長の手下となって名門エリート校に通う主人公・綺羅崎ヒロが蛇に変身する謎の美女チェリースカと出会い、
学園を支配する優生会を始めとする選民思想に凝り固まった貴族主義の生徒たちを打倒していくという学園もの。
主人公のヒロに始終サドな才女アイスヒル嬢ヤバイ。
真希とアイスヒルのツンデレ対決はマジパねぇ迫力です。
つーか、ここまで美少女から憎まれていると逆に興奮する。
プライドが高いわりにヒロと真希をいたぶるやり方が妙にこすっからかったりもしてるけれど、その冷酷ぶりがゾクゾクする。
チェリースカについては、かなり変な可愛いこちゃん。
蛇の姿でヒロの身体に巻きついて生活しつつ、彼を脅して命令をきかせたり、美女の姿で翻弄したかと思えば、寝ぼけてイチモツに噛み付いたりと、ややピントのズレた面白い人。
一方的にヒロを振り回しているようで、いつの間にかお互いに信頼関係が出来上がっていくところがいいですね。
ただ全校生徒から憎まれて村八分にされて、毎日嫌な目に遭ってまで無理して通わなくてもいいんじゃないかとか、
前時代的な校風とはいえ、さすがに学生でそこまではやりすぎだろうという決闘シーンとか、ちょい違和感があったかな。
キャラを作りすぎていて、舞台負けしている感じでしょうか。
ヒロの初恋の女性とチェリースカの関連や優生会会長との絡みなんをさらに膨らませていくと物語に深みが出てくるかも。
ときにチェリースカは日本語だと「さくらちゃん」くらいのニュアンスなんだろうか。


