ダフロン

2007年08月30日

小さな国の救世主 5/鷹見一幸

4840239185小さな国の救世主 5 オツカレ賢者の巻
鷹見 一幸
メディアワークス 2007-08

by G-Tools

【日本へやってきたセリカスタン三人娘。念願の龍也の部屋も見れてリューカ姫はご満悦。だが、時を同じくして日本を混乱に落としいれようとするテロリストが入国していて・・・】

美しい"オタク"国、日本

オタク少年がオタク的発想で小さな国を平和へ導く英雄譚。
セリカスタンの内乱も一段落し、日本にやってきたリューカ姫、サラサ、シーデは龍也の案内で観光名所を巡って大満足。
一方、細菌テロを企む某国の工作員が潜入していて、それに気付いた彼らが個人の立場で追いかけるといったお話。

祖国の恩人である龍也の日本での扱いに憤慨するリューカ姫が勇ましくも、フィギュアに嫉妬する姿が可愛いですね。
ただ、元気すぎるシーデは子供っぽすぎてお邪魔感が。
むしろ妹を溺愛するサゴンの兄バカっぷりに萌えた!w
しかし、作者の都合上、ご乱心めされたサラサは・・・。
うーん・・・、1巻から一番キャラ変わったなーこの人。

祖父の故郷である宮島を訪れたときの、サラサの語る日本への想いは日本人として感慨深いものがありますね。
"北"の工作員であるクー・フーが、打倒すべき日本の象徴として挙げたのが、私たちが当たり前のように信じている「常識」と「秩序」というのは、作者の良い着眼点だと思います。
そうした日本という国は私も好きなんだけれど、国民のために地位を投げ出して動いた官僚たちが罷免されたり、正しい決断をしたことが評価されない国というのは情けないな。

ごく普通の人間が機転と発想を利かせて困難に立ち向かうという、ご都合主義は否定できないものの、人間の中にある善を高らかに謳い上げる鷹見節が心と身に沁みます。
ただ展開に着いていけない部分が多々あったのが難点。
もうちょっとオタク度を下げてくれてたら素直に感動できたな。

次回作は、また『時クロ』のような仮想世界モノらしいですが、
いい加減マンネリ。別ジャンルも読んで見たいんですがねぇ。

時空のクロス・ロード最終譚―一番列車は朝焼けに時空のクロス・ロード最終譚―一番列車は朝焼けに
鷹見 一幸

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posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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