『ホーンテッド!』
平坂読 MF文庫J
【「好きです!ボクと付き合ってください」高校生の久遠悠紀は、ある日すごく怖い顔をした幼なじみの白咲深春に告白された。なんとなく好かれている予感はあったし、深春のことは嫌いじゃない。そう思いつつも、その場での返事を保留した。「待ってる」と晴れやかにこたえた深春は走り去り…そして事故で死んだ。遺体にとりついて泣き叫ぶ悠紀。「深春、大好きだあっ!」と叫んだそのと、聞こえてきたのは…!?】
なんじゃこりゃぁああ!! オモシロス!w
暴力系の幼なじみ(幽霊)と電波系の後輩(自殺癖)、
そんなイタい系のヒロイン二人となし崩しに付き合ってしまうというラブコメ。
純愛二股小説というのが田村くんを彷彿させる。
あとひとヒネリあれば比肩しうるであろう極上ラブコメの一品。
明らかに西尾維新の影響を受けているような、
厭世的かつ、マイ哲学語り口調な主人公がツボ。
平然と誠実に嘘をつくヤツのキャラがたまりません。
これはいい戯言使いですね。
電波的彼女にも通じる部分はあるが、
社会のダークサイドを生生しく描きながらも、
コミカルに笑いとばすテキストが読みやすい。
萌え要素もばっちり、しっかり、くっきりあり。
ネタを織り交ぜたシュールなギャグがぐっどw
帰りの電車内で(゚∀゚)ニヤニヤ(*´Д`*)ハァハァしてますた。
生と死をテーマにした世界観が後半で活きた。
せっぱ詰まった極限状態のシーンがいいよ。
フェイクやトリックはもう少し捻る必要ありだが、
それをマイナスにしない緊張感迫る描写がポイント高し。
どなたか私にも電波な美少女を紹介してくれませんか?
戯言だけどさ、生と死は対立するものじゃないと思うんですよ。
もし人間が永遠に死ななくて、出産し続けてたら、
すぐに地球が人間でいっぱいになっちゃうでしょ。
怪我したり、病気になったりした人が永遠に生きてるの邪魔だし。
だから短いスパンで健康な人間と入れ替わる必要があるわけですよ。
考えもどんどん新しいモノが生まれていくしね。
『人は他人を生かすために死んでいく』と思っています。
死というのは、人間という種を生かすための機能なのです。
だから死は生の対極ではなく、生は死と飽和関係にあるのです。
ぷちマイ哲学 糸冬


