ダフロン

2007年08月29日

灼眼のシャナ 15/高橋弥七郎

4840239290灼眼のシャナ 15 (15) (電撃文庫 た 14-20)
高橋 弥七郎
メディアワークス 2007-08

by G-Tools

【西暦1901年。ハワイに派遣されたサーレとキアラの二人のフレイムヘイズに与えられた任務は、何者かに襲われ壊滅した外界宿の再建。ところが調査中に"徒"の襲撃を受けて・・・】

シャナおるたなてぃぶ

衝撃的なラストで続いた本編の流れをぶった切っての外伝。
1901年のハワイ諸島にやってきた二人のフレイムヘイズ、『鬼功の繰り手』サーレと『極光の射手』キアラの物語です。
というか、主役であるサーレとキアラを差し置いて、『約束の二人』がヒャッホイ!していたイメ−ジが・・・。

フレイムヘイズっぽくないサーレとキアラが新鮮です。
やる気がなさそうだけれど切れ者っぽい師匠と自分の本当の力が引き出せなくて悩んでいる弟子との言葉にしなくとも通じ合ってる雰囲気がいい感じ。
あとサーレの操り人形って攻撃方法がマニアックで好きかも。
だけど、『約束の二人』が登場してくるとどうしても地味だな。
ヨーハンとフィレスの二人だけの世界はもはや天然の封絶w

しかし、今回は敵サイドに愛着をもてなかったな。
『人の世に自分たちの存在を知らしめる』という[革命団]・サラカエルの目的が理解不能でした。
そんなことをしたら人間が国家単位で"徒"に敵対するようになるじゃないですか。自分たちの首を絞めてどうする。
そして自分は理想を語るくせに、犠牲に対しては何も責任を感じてないというのが、当たり前ですが嫌悪感を抱く。

それにスミス兄妹の葛藤も、手前勝手すぎて共感できない。
お前らの哀しみは、お前らの中でだけで完結しておけよ。
悠二も言っているけれど、『この世の本当のこと』なんて知らなければ知らないほうがいいはずなんですよ。
それをわざわざ知らせるっていうのは、他人に同じ哀しみを味あわせて自分を慰めているようにしか見えませんよ。

つまらなくはないんだけれど、あえて本編が中途半端なこの時期に外伝をもってくる意味がわからない。
少なくとも本編との関連を持たせているとは思うのだけれど、
どこが繋がってるんだろうか。次巻登場キャラの顔見せ?
そういうのは前々からあらかじめやっておくものですよ。
薄々思ってはいましたが、高橋弥七郎は物語構成が下手。

オープニングとエピローグ以外は冗長かも。本編はやくー。


posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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