![]() | Mのフォークロア キュクノスの迷宮 三上 康明 小学館 2007-07-18 by G-Tools |
【オンラインRPG「QO」のプレイヤーが、集団昏睡を引き起こす事件が発生。妹が被害者となった鶴見圭吾は原因を究明すべく、民俗学者の間宮むつきとともに謎を追うが・・・】
終わってない物語・・・
「.hack」みたいなMMO集団昏睡事件が起きて、そのオンラインRPGを作ったゲームクリエイターが失踪して、それらの原因に怪しげな新興宗教なんかが絡んできて、ネトゲ廃人民俗学者が「事件を解く鍵は日本史だ」とか主張し始めるお話。
いかにもネトゲーマーな妹がカワイス。
ネトゲ仲間との約束の時間が迫っていると、両親兄弟に自分部屋まで晩ご飯もってきてとか頼む法則。あるある。
植物状態に陥った妹を目覚めさせるため、原因究明に動く兄貴・圭吾のシスコンっぷりは大いに結構なのだけれど、とる行動がいちいち直情傾向で幼稚なのは勘弁しておくれよ。
途中から圭吾の行動に制限を与え始める恋人・愛香もウザ。
嫉妬バリバリ。泣けばいいと思ってるんですかこの女は。
いい年してニートな父親に新興宗教にどっぷりな母親。
主人公の周囲に本当にまともな大人がいない。
序盤の滑り出しはよかったんですが、『劫光の道』とかいう宗教団体が現れてから、だんだん話がカオスになっていく。
結局、主人公の行動がさっぱり無意味だったんですが?
一連の事件の謎も最後まで曖昧なままで、なんだったんだ?
妹が復帰しただけで、両親の問題も片付いたわけでもなく、
事件を仕組んだ教祖様は別に捕まるわけでもなく、主人公と民俗学者のお姉さんが特別な関係になるわけでもなく・・・。
う〜ん、なんだか消化不良で読後に不毛感をもてあます。


