![]() | 空ノ鐘の響く惑星で外伝-tea party’s story 渡瀬 草一郎 メディアワークス 2007-07 by G-Tools |
シアお姉さん、モテモテwww
◆錬金術師ノ嘆息
待ちに待ったハーミットとシルヴァーナのお惚気話。
積極的に口説きにかかるハーミットと内心メロメロなシルヴァーナの惚気っぷりが、もう楽しすぎてニヤケまくりでした。
私にとって『空鐘』で一番の萌え要素は、何故か自分を不美人だと思い込んでるシルヴァーナさんでしたよ。
そしてやはり陰で大活躍のかぼちゃ。大好き、夏野菜!
◆幻惑ノ剣士
ライナスティ最強伝説。
これまで出身不明だった彼の出自が明らかに。
ディアメルとの間に子供まで出来て、いかにも今をエンジョイしている彼にも辛い過去があったんですね・・・。
まあそれよりもディアメルとの馴れ初めをもっとkwsk
彼は如何にしてあのツンデレ女騎士を攻略したのか。
ああ、でも、ディアメルも生真面目な分押しに弱そうだ。
彼女にはこちらから攻めかかっていったのか、ライナスティ。
◆今宵、二人ノ結婚式
若かりし頃のベルンナルフォンの悲恋話。
確かに婚約者をあんな形で失えば悲劇だろうけれど、
いつまでも固執しすぎじゃないかな。
いま新しい幸せを求めても決して罰は当たらないと思うけど。
まあ本人は恋のキューピッド役で案外充実してるのかも。
ときにあのヒゲを剃ると実は美青年なんじゃないです?
いや、あの人相悪なヒゲ面こそ彼のダンディズムです。
◆王ト王妃ノ今日コノ頃
ブラドーにソフィアが夜這いをかけるお話。
周囲から嗾けられたソフィアのテンパり具合が素敵。
忍び込んだところまではよかったのに、なにやってんのー!w
反射的に「つい」刃物をつきつけるのか、王妃あぶねーよ。
こんな嫁さんじゃ、ブラドーはうかうか浮気もできんな。
そういや、ブラドーにはまだ第二夫人がいないようですが・・・、
まさかな、あははh・・・(あれ、殺気が・・・
『空鐘』はこんな甘甘なファンタジーだったのか。
ほとんどキャラ全員に子供が生まれてたりなんかして、この外伝一冊だけで本編以上のラブ分をたっぷり頂きました。
もう本当にお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。
というかフェリオ様たちよりも、お爺ちゃんキャラが楽しすぎです。息の合ったグラーゼとガスレムの掛け合いもそうですし、侍従長の人を食ったような憎めないキャラもいい、名も無き老執事もいい仕事してたし、まさに「お庭番」をやってるバロッサ将軍なんてその最たる存在でしょう。ジジイズ濃すぎwww
そして子供たちも親世代に負けてはいませんね。
これだけ子供たちも個性豊かだと、今度はシアと子供たち世代の物語を読んで見たくもなりますが、今回でシリーズは綺麗に終わらせてしまっているので、それはもう望めないかな。
それでは新シリーズに期待しましょう、皆さん。