乃木坂春香の秘密 6 (6) 五十嵐 雄策 メディアワークス 2007-06 by G-Tools |
【大晦日。一年を締めくくる一大イベント冬コミ。何故か俺と春香は初めての冬コミでサークルの手伝いをしつつ、春香の作った同人誌を売っていた。】
お祭りへ行こう!
成績優秀、容姿端麗、完全無敵のお嬢様・乃木坂春香と
平凡な高校生綾瀬裕人とのシークレットラブコメディ。
今回は冬コミでサークルの手伝いをする話と初詣に行く話。
いつもながら周囲のお節介や生温かい目に晒されながら、
バカップル二人がイチャイチャしてるだけです。どんだけー。
信長の差し金でサークルの売り子をすることになった二人。
クリスマスに遊んでいて、冬コミまで一日でコピー本を仕上げるんじゃ修羅場モードどころじゃない気がするが。
ブースの設営準備って挨拶回りとかするんですね。
コミケなど恐ろしくて行ったことがない私にとっては、未体験の現場の熱気や空気が伝わってくるようで面白かったです。
初詣では椎菜とも順調に好感度を上げていってますね。
あの状況なら裕人でなくとも男は海に飛び込まざるを得んだろう。あれは迷うところではありません。進むべきところです。
なんとなく春香と裕人の仲を気にしているようですが、二人のまったりした関係に椎菜が一石を投じるのか。
その後の展開は春香がやっちまった。の一言。
やー、さすがにロマンチックシーンの勢いに押されたとはいえ、お付き合いもしてないのにそれはアウトー。
もういい加減にくっついちゃえよと思うが、そこはラブコメ。
いつまでも友達以上恋人未満な関係がダラダラと続く、少女コミック空間に耐えられない人は絶対に読んではいけない。
年間のイベント行事はしっかり回収しますね。
まあイベントで繋げていかないと、テーマがなくて話が進まないという罠。絵師の登場も二回目。ノリノリですな。
いつも破壊力満点のパンチラには感服しております。
もっと祐人をめぐってヒロイン同士の嫉妬と憎悪でドロドロとした骨肉の争いを繰り広げて欲しいのですが、何人かフラグは立ってるのに何故だか放置してしまってる。
私としてはブリザードプリンセスの再来に期待したいところです。信長妹もそろそろ登場か?
ラブコメに意味はない。そこに意義がある。
そんな真理を常々感じさせるお話でした。