ダフロン

2007年06月15日

薔薇のマリア 7/十文字青

4044710104薔薇のマリア 7 (7)
十文字 青
角川書店 2007-05

by G-Tools

【「カタリを生き返らせてやれるかもしれん」トマトの発した一言が仲間の死に打ちひしがれていたZOOに再び力を与える。いま、マリアたちの決死の潜入作戦が決行されるジェードリ編、完結!】
「ほんの少しでも可能性があるなら、あきらめたくない。
 違う。僕はあきらめない。
 誰がなんて言っても、絶対に、あきらめない。」

明日、みんなで笑うために!

カタリを失ったクラン・ZOOのその後。
ZOOのメンバーそれぞれがカタリの死を悼むその一方で、
ジョーカーは「血塗れ騎士団」殲滅のために軍隊を整える。
そしてカタリ蘇生の糸口を見つけたマリアは微かな希望を求め、仲間と共に敵地真っ只中へ潜入を試みます。

カタリの死を「僕のせい」と自分を責め続けるマリア。
多くの死を見つめてきたトマトにとっても、カタリの死が特別なものであったことや、ピンプまでが泣き始めたらあとは一気。
もうね、こちらまでボロ泣きですよ・・・。こんなのは卑怯だー。
そしてユリカが髭にあんな感情をもっていたとは。
いつも気丈な彼女が涙を見せたときが一番辛かった。

バトルでは、相変わらずトマトと髭が濃くて目立ってますが、
パーティ最弱なマリアが必死に自分の役割を果たしている姿が、なんというか健気で、一生懸命で胸を打ちますね。
ジョーカーさんは、なんだかんだ苦労性なんですかね。
ZOOで唯一、政治的駆け引きができる貴族病の人ですがバルモア+パンカロ軍団を率いる心の中に疲れが見える。

最後にエピローグでもっかい泣きました。
今回は読者を泣かせようと狙ってるシーンが多すぎる。
しかしナーバス状態入ってるマリアも可愛いのですが、
やっぱりトゲトゲしく毒舌を炸裂させているマリアがいいな。
ということで次回はまたエルデンに戻り、出番の無かったアジアンのお話っぽいです。私はアジアン×マリア派なので、是非ともアジアンにツンデレてるマリアをたくさんよろしくお願いします。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(1) | TrackBack(1) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
今月の新刊、かなりアジマリで悶えました。
アジマリ好きーな方にはオススメですよ!!?
Posted by ゆゆ at 2007年12月28日 20:53
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