 | えむえむっ! 2 (2) 松野 秋鳴 メディアファクトリー 2007-05 by G-Tools |
【自分のドＭな体質をなんとか治したい砂戸太郎は、石動美緒の理解不能な思いつきにより、なぜか一緒にデートすることに。次々に与えられる選択肢の前に、彼はエンディングに辿り付けるのか】
お前ら、頭おかしいよ！ｗ
ドＭ体質の主人公と友人たちが繰り広げる学園ドラマ。
ドＭ体質を愛の力とやらで治すため、超絶美少女・石動美緒と付き合うことになった砂戸太郎。
二人の唐突な交際宣言に結野嵐子は釈然としない。
太郎の心配どおり、デートはロクでもない展開へと進んでいきますが、まあ本人はそれで喜んでるので無視無視。
１話目。まさにエロゲの如き太郎と美緒のデートイベント。
障害として出現してくるメイド辰吉や嵐子もよくやるわな。
選択肢を間違えるとワンミスで即バットエンドだが、美緒ルートの攻略は比較的容易と見た。
幼き頃に家庭の事情があるようですが、そのせいか本当は自分と遊んでくれる友達が欲しいのでしょうね。
２話目。嵐子ＶＳ太郎の母＆姉の対決。
嵐子は前巻までのツンツンぶりが嘘のように可愛いですね。
太郎の不意のボディタッチにも「タローだから大丈夫大丈夫」と必死に殺戮衝動を抑える姿が健気でなりません
過保護に過ぎる母親と実姉は、もうちょい自重しろｗ
実際、こんな家族いたら温かいどころかウザすぎです。
ってか、快楽に悶える太郎の絶叫でどうしても笑ってしまう。
『うひゃぁああっ！ うひゃっひゃはあぁあぁ――っっ！』
この作品に神が宿っているとしたら、間違いなくここでしょう。
３話目。復讐を企む少女と辰吉の話。
「友達はお金で作るもの」と断言する勘違いセレブ花片未依。
なにかというと金金で。本来、ムカつくキャラのはずですが、
これはいいんじゃない？ 友達にしとくといろいろ楽しそう。
財力至上主義にしてはプライスレスの意味もわかっていらっしゃる。乙女のキッスはお金で買えない価値がある！！
ただし、それで払いすぎると不幸な男どもが増えるから注意。
ところで、感想ブログ各所で問題視された帯についてですが、確かにこれは読者に誤解を招くんじゃないか･･･。
そういえば、アワードで思い出したが、角川Ｇ主催のライトノベルアワード2007って今どうなってるんだろう？
聞いた当時は忙しくてスルーしてたけど、その後も感想ブログのどこにも更新情報がないんですよねぇ･･･。誰か知ってる？
