ダフロン

2015年02月07日

スクールライブ・オンライン 5/木野裕喜

4800237971スクールライブ・オンライン 5 (このライトノベルがすごい!文庫)
木野 裕喜 hatsuko
宝島社 2015-02-10

by G-Tools

妄執に捕らわれた生徒会長・会堂の奸計により、《心の欠片(フラグメンツ)》、そして零央に関する記憶を封印された沙耶。失われた記憶を取り戻すため、零央たちは高レベルのボスモンスター【Dullahan】の討伐に挑む! 絶望的なレベル差、数々の制約、参加メンバ―の不足、圧倒的に不利な状況下で彼らはあがき続ける!

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 眠れる獅子が咆える時

 リアルとゲームで想いが交錯する少年少女たちの新感覚学園オンラインゲームストーリー。

 シリアスな話なのにやたらカップルが成立し始めて、ラブコメの波動を感じる……バカップル爆発しろ!
 沙耶の失われた記憶を取り戻すため、難関ボス討伐に挑むことになった零央が、アイテム集め、メンバー集め、レベル上げ、様々な準備に奔走しつつ、彼女への気持ちと向き合う姿が切なくて胸を締め付けました。
 零央はヘタレでいいんですよ、鈴音やユマ、杏奈たち女子陣が超イケメンだから。男子いらん子だよね感。

 幼馴染みに他人行儀な態度を取られたら誰だって傷つくから零央がヘタレるのも仕方ないし、彼なりに城主としてできることで必死に頑張ってて、精神的にいっぱいなのに追い打ちをかける沙耶は酷いと思いますね。
 忘れているとしても「記憶は戻らなくていい」なんて言っちゃいけない。友情はそんな簡単に捨てたり新しく始められるものじゃない。それこそ零央やユマの気持ちを踏みにじってる。むしろ零央はよく耐えましたよ。

 忍足は第一印象がサル山のボス猿に従う三下程度のイメージしかなかったので、こうまでモテたり、周囲の評価高いと違和感あります。まあこの学校の生徒は一部を除きゲーム舐めてるからほぼ評価底辺なんですが。
 会得した必殺技を乱用してご都合主義的に解決せず、仲間のスキルやアイテムを組み合わせて、限られた手札でボスの攻略法を見出すゲーム思考が好きでした。もう十分に辛酸は舐めただろうここから逆転のターンだ!

 巻末の短編はウェブ掲載された零央と沙耶の小学生時代の外伝話ですが、まだ挫折してヘタレてない頃の零央はかっこかわいいな。反面、現代と変わらない沙耶のブレない姿勢が怖い。MMORPGは人間関係のイザコザが起きやすくて、それでゲームが嫌になってしまう人も多い。そんなの自分の問題をゲームに押し付けてるだけじゃんかと、零央と沙耶の巻き込まれた人間模様をあるあると共感してました。回復職と盾職のカップルは爆発はよ。

posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | このライトノベルがすごい!文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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