ダフロン

2014年11月19日

着ぐるみ最強魔術士の隠遁生活/はまだ語録

4800234964着ぐるみ最強魔術士の隠遁生活 (このライトノベルがすごい! 文庫)
はまだ 語録 しゅがすく
宝島社 2014-11-21

by G-Tools

魔術士の名家に生まれながら、魔力を持たない"黒髪"として蔑視されてきた夢野幸太郎。両親の死をきっかけに、血のつながらない双子の妹二人を引き取って田舎で静かに暮らすことを決める。しかし、なぜか幸太郎は着ぐるみ姿になっていた。戸惑う姉妹と落ちこぼれの兄の奇妙な同居生活が始まる!

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 幸せに生きる方法

 魔術士として天才少女である双子の義妹と落ちこぼれの兄のファンタジックハートフルストーリー

 落ちこぼれ無双すぎて、さすがお義兄様!と思わずいいたくなりますね。まあ着ぐるみなんですが。
 突然の両親の死によって双子の義妹マリアとアリスを引き取る事になった主人公・幸太郎が、一般人に混ざっての同居生活を送るうち、お互いに理解し合い、大切な家族になっていく平凡な日常の風景が和みました。
 可愛らしい作品でした。シリアスなバトルもあるけれども、何気ない義兄と義姉妹の触れ合いが心温まる。

 ボーイッシュなマリアと女の子らしいマリアの双子姉妹が可愛いです。何故か着ぐるみになっている幸太郎に戸惑いながら、選ばれし者としてのプライドから落ちこぼれの義兄に意地を張ってしまうところも初々しい。
 姉妹が編入した田舎の学校は、それまで通っていた超エリート校と比べて生徒の意識も、勉強の内容もすべてが低レベルで衝撃を受けるのですが、それでも温かく優しい同級生らと友情を築いていく姿が微笑ましい。

 最弱の魔力しか持たない黒髪の落ちこぼれとして、最初は幸太郎を嫌っていた双子たちも、努力家な彼の膨大な知識量と美味しい手料理に評価を見直して、いつの間にかブラコンを発症していくのが可笑しい。
 当然のことながら幸太郎もちょっと普通の人間ではなくて、両親を殺した黒幕の手から義妹を守るために秘密にしていた力を使わざるを得なくなってと、隠していた爪を徐々に明らかにしていく展開が胸躍りました。

 魔力至上主義に凝り固まっていた双子が幸太郎と出会って世の中の広さを学び、世の中をしがらみを嫌って隠遁していた幸太郎が双子と出会って生き甲斐を見つけ、お互いに支えあい絆を築いていく関係が素敵でした。
 コミカライズも決定しているそうですが、エピローグでいきなりハーレム展開してるくらいだから、シリーズとして続きますよね。シリアスな魔術バトルよりもまったり日常エピソードのほうが読みたいですねぇ。
posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | このライトノベルがすごい!文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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