ダフロン

2014年11月16日

王手桂香取り! 3/青葉優一

4048690493王手桂香取り! (3) (電撃文庫)
青葉 優一 ヤス
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-11-08

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いざ、ペアマッチ将棋大会へ! 想いを寄せる桂香先輩と優勝を目指し練習将棋を重ねる歩。そして迎えた大会当日。思わぬライバルの出現に歩はプロへの道を意識するようになる。プロになるには師匠が必要で、桂香から自分の父、大橋名人を提案される。歩にとっては憧れの名人に弟子入りするため試験対局をすることに!?

 歩は前進の天才

 片思いの先輩のために強くなることを目指した少年の恋と将棋にかける青春ストーリー。第一部完

 女王様宇宙一かわいいよ! いつも鬼教官な女王のデレが最後に全部持っていった。ご褒美すぎる!
 憧れの桂香先輩と出場した男女ペアマッチ将棋大会で、真の天才と対戦した主人公・歩が、さらなる進歩を果たすべく、弟子入りをかけて大橋名人との対局に挑む姿に胸が熱くなり、思わず声援を送りたくなりました。
 最初はただの平凡な将棋好き少年が、いつの間にか成長して、ついにここまできたかぁと思うと感慨深い。

 桂香先輩とのペアマッチ戦を控え、二人で一緒に練習する時間が多くなり、やや浮かれ気味の歩ですが、将棋の修行は真剣で、駒娘たちも厳しく指導をしつつも褒め言葉も出るようになり、歩の成長ぶりが微笑ましい。
 しかし、出場したペアマッチ大会で、まさかの年下の小学生に苦戦を強いられ、お互いに実力の白熱した者同士の一進一退の対局シーンは読んでいるこちらまで息が詰まった。実力のわからない相手が一番恐ろしいね。

 同年代ではトップクラスの棋力を身につけても相変わらず謙虚なところが好感ポイントですが、勝負師としては覇気と自信に欠けていた歩が、小さなライバルの登場で本格的にプロを目指し始める意識転換が頼もしい。
 桂香先輩のためでもなく、誰のためでもなく、自分のために強くなるために将棋に向かうことが、プロとしての第一歩なんじゃないかなぁ。駒娘のお守りを捨て、一人の棋士として大橋名人に挑む歩は男らしかった。

 父親である大橋名人より、やたらと歩に肩入れして「勝て勝て」とけしかける桂香先輩にニヤニヤ。
 歩に告白されて照れまくりの女王様が可愛らしいったらありゃしない。前巻、今巻も女王様のキャラが強くて他の娘の影が薄かったので、これからに期待だと思っていたのに、第一部完だと!他の駒娘も出ていないのに
 ヒロインが多い割にラブ寄せが少なすぎたか? いや、ただ将棋やってるこの地味さがいいんだよ!
posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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