ダフロン

2014年10月21日

織田信奈の野望 全国版 12/春日 みかげ

4040702905織田信奈の野望 全国版 (12) (富士見ファンタジア文庫)
春日 みかげ みやま 零
KADOKAWA/富士見書房 2014-10-18

by G-Tools

良晴は織田家に帰参し、信奈自慢の安土城も完成するなど、織田家はお祝いムードに包まれていた。だが、関東では不倶戴天のはずの“越後の龍”上杉謙信と“甲斐の虎”武田信玄が手を結び、ともに上洛を開始していた。信奈討伐のため、圧倒的な強さで進軍する越後軍。人であることを捨て、神として生きる少女を前に、良晴は

 サルと雪の女王

 戦国時代にタイムスリップしてしまった少年と美少女戦国武将たちの天下布武ラブコメディ。全国編

 『光源氏六条院計画』だと…やはり今川義元…天才じゃったか。ここにきて一気にキャラ株を上げている。
 上杉謙信、武田信玄、北条氏康が手を組んだ第二次織田家包囲網。信奈が完成させたばかりの安土城を目指して進軍する毘沙門天の化身・上杉謙信を人間に戻すため、言葉を重ね、奔走する良晴の姿が胸に迫りました。
 姫武将が背負う重荷や過去の呪縛を解き放っていく良晴▼な! もう信奈いらないんじゃないかな…。

 安土城完成、盂蘭盆会の不夜城で「ここ、ヒストリアでやったとこだ!」ってなりますね。呑気に見物にやってきた今川義元の語る幸福学は、彼女のキャラクターの根幹を成していて、信奈の理想と別の考えだけれど同じくらい戦国時代では画期的な考えなんじゃないかなぁ。信奈の悪友ポジになる素養はここからあったのかな。
 嫉妬心と独占欲の強い信奈や光秀の醜い姿を見ていると、やっぱり半兵衛ちゃんが一番だと思います!

 謙信と良晴の逢瀬は、本来の性格と人間らしさのギャップが見え隠れして、自分の父を救うため、人は見た目の異なる自分を守るために毘沙門天の化身と偽り続けていた彼女の境遇が哀れで、もどかしくて身悶ました。
 越後の男たちはこんなか弱い女の子を追い詰めて何をやっているんだ!と怒りがわきます。軍神と言われるほどの才能があったのが逆に不幸なんでしょうね。恵まれた者が幸福とは限らない、まさに今川義元の逆か。

 姫武将を良晴に惚れさせて安土城ハーレムを築いて『天下布恋』を目指す案は、悪くないと思うんですよね。何より犠牲が出ないのがいい。戦国ゲームの知識は良晴の武器だけど、女たらしの才は戦略兵器だから。
 まだ謙信と決着が着いていないのに九州編? 武田信玄が来る前に先に毛利を何とかするのが先決だけれど、もう九州上陸かぁ。九州にはどんな姫武将がいるんですかねぇ。またヒロインを落とすことになりそう。

posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/407533843

この記事へのトラックバック