![]() | エロマンガ先生 (3) 妹と妖精の島 (電撃文庫) 伏見つかさ かんざきひろ KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-10-10 by G-Tools |
無事に『妹小説』を書き上げた和泉マサムネは、売れっ子作家・山田エルフの誘いで彼女の所有する南の島にやってきていた。引きこもりの妹・紗霧の件もあり、合宿に乗り気ではなかったマサムネだが、他ならぬ紗霧からの“後押し”や、ムラマサ先輩の参加もあって、この合宿を有意義なものにしようと意気込むが
作家の数だけ叶えたい夢がある
山田エルフ先生マジエロフ! そしてムラマサ先輩までちょろすぎんよ。ハーレム構築ぱやい。
山田エルフの発案で執筆合宿という名の小旅行で南の島へバカンスにやってきた主人公・マサムネとラノベ作家ヒロインたちのラブコメっぷりが愉快で、それぞれ夢を語る作家たちの姿に胸がいっぱいになりました。
エロマンガ先生いないからお兄ちゃん浮気しまくりなんですがこれは……、ハーレムエンドはあります!
ラノベ作家は男も女も女子力たかいのか。やっぱりマメな性格じゃないと執筆作業なんてできませんものね。獅童国光先生、前回名前だけ見て「こいつ次回悪役のゲス作家だろうな」とか思っててマジすんませんした。
夢というプラスのモチベーションがなければ書き続けられないし、人間のできてない作家の書いた作品が読者に支持されるわけがない。だからラノベ作家に悪い人はいない。ラノベ作家は全員イケメン。いいね?
それは山田エルフも同様で、高慢さや怠け癖という欠点を補って余りあるハイスペックとあの意識の高さは、掲げる目標の高さからくるのだろうなぁ。とてもカッコ良いのですが、いつの間に落ちてたんですか!kwsk
山田エルフよりも闇のラノベ作家としてのスキルを積み上げていくムラマサ先輩……ちょっと引きましたが、そういう病んでるキャラもいいな!と思い直し、ああ、大和撫子キャラがどんどんキャラ崩壊していく。
特に事件らしい事件も起こらず、主人公が水着美少女とイチャイチャするだけの激甘なストーリーを延々と流されたのですが、ラブコメの水着回はこれでいいんですよ。シリアスは物語の福神漬でメインにはならない。
『エロマンガ先生』というタイトルなのにエロマンガ先生でてこねぇじゃんか!と思いきや、最後の最後でご褒美がありました。そうですよメインディッシュは最後にとっておくんです。ヒャッハー!へそチラだぜー!