![]() | トリックスターズC PART1 (1) 久住 四季 メディアワークス 2007-04 by G-Tools |
【城翠大学学園祭、最終日。再びクロウリーを名乗る人物から予告状が届けられた。「我は、学園祭成功に不可欠な物を盗む」。すべての決着をつけるべく、最後の物語が始まった】
魔術師からの挑戦状、再び!
学園祭最終日。
魔術師アレイスター・クロウリーを騙る人物から予告状が届く
「学園祭成功に不可欠な物を盗む」というその大胆な挑戦に
オズの魔術師・佐杏冴奈とミス研が捜査に乗り出すが、一方、クロウリーの影を追いオズの"魔女狩り"が訪れていた。
今回は事件発生から周が学園祭に到着するまでのサブキャラたちを描いた事件編の位置づけです。
アレイスターが萌えキャラになってきましたよ。
歓迎すべき事態です。このままカワイクしてしまえ。
ようやくアレイスター側の真の動機がはっきりしましたが、
聞いてみると別に佐杏先生が拒否感をあらわにするほどのことでもないような。むしろ喜んで協力しそうな。
学園祭側。佐杏先生とその他の脇役がでしゃばりすぎぢゃ。
ここにきてみゃー子⇒偵史郎へのラブ要素を打ち出したり、
凛々子の親子関係のもつれやら、高校生三人組の出現やらは完全に助長。佐杏先生は最終兵器なのに序盤から出すぎ。
おかげで周の出番がほとんど削られてるじゃないすか。
事件に絡めようとしてるキャラが多すぎて団子状態。
あとで登場人物の輪を広げすぎて、扱いに苦慮する様がありありと思い浮かぶんだが。もう何人かは捨てキャラだな。
こうした戯言スタイルの作品は、本来、主人公の一人語りのみで展開していくべきなのに、何故か三人称と混在していて、それで読んでいるうちに途中でつっかかるんですよ。
なんというか、いまさらこんなに新要素を増やして、バランスがどうなるか最終巻がとても不安になったんだが大丈夫か?