ダフロン

2014年04月01日

本日発売レーベルAF文庫を全巻レビュー!

本日発売のAF文庫の新刊をゲットしたので、全巻レビューするよ!

◆幕天席地のこのまたさん
松島遊撃(まつしまゆうげき) nauribon
 500年分の封印されていた悪霊を開放してしまい、主人公・弧月御利も、狐憑きとなって悪さをする悪霊退治に奔走するドタバタが可笑しい。「悪霊の棲む田舎」としてTVや雑誌に取り上げられ、オカルトスポットとして国内外から観光客が集まり、御利も地元アイドルとして祭り上げられ、悪霊退治が人気イベントになって、過疎の農村が活気を取り戻していく、災い転じて福となす展開に思わず笑みが浮かびました。

◆マシナリズム・ハンティネーション -スプレッディド・ディザスター-
香州幾摩 Spe(すぺ)
 マザーコンピュータ『デルタ』の構成する一部の回路が変性・脱落し、機械性ハンチントン舞踏病(マシナリズム・ハンティネーション)を発症してしまい、ドローンを巻き込んで次第に暴走し始める『デルタ』に外科治療を施すため、ゲーマーの主人公と天才科学者のヒロインがロボットに乗り、強固なセキュリティに守られた『デルタ』の最深部へと挑むメカアクションに手に汗握りました。

◆ケモサーガ  kemosaga
十模妹子 ともいもこ
 ケモノっ子だらけの異世界へと迷い込んだ家物図家柔子と、ケモノっ子たちとの交流が和みました。自他共に認めるケモノ好きで、バイトで磨いてきたトリミングやペット料理等の動物お世話スキルを発揮して、たちまちもふもふたちの『ご主人様』になっていく姿がうらやましい。蟲国にも彼女と同様、昆虫好きの少年が来ていて、ケモノっ子たちの暇つぶしに遊ばれる虫の権利を守るために戦っていて、どっちもどっちで、人の好みの違いって面倒だなと思いました。

◆女王陛下は下町にご執心
ふりすく
 異世界からやってきた女王陛下ソフィアが、自国とまったく異なる下町の文化に驚いたり、感動する姿が愛らしい。こちらの世界と異世界を行き来しつつ、銭湯や下町文化を持ち帰り、異世界に文化革命を起こしていくのが見ていて楽しい。ついには雷二までも異世界に連れ行ってしまうのですが、戦争で疲れた兵士たちが銭湯に入って生きる喜びを感じ、串団子やたい焼きといった下町フードを食べて活力を取り戻していく様に、それまで下町を嫌っていた雷二が下町の良さを再認識していく姿が心に染みました。

◆アイスケイス バッドケイス
井上サニー 3211
 コンビニのアイスケースに中に入るという、ちょっと問題ありすぎな異世界間移動に苦笑。アイス一生分という報酬に釣られ、地球の温暖化とも密接に関係している妖精の国の温暖化を防ぐべく、アイスの妖精ヒョウケツの出す無理難題に応えていくレイコですが、真夏の日本と極寒の妖精の国の気候の差で夏風邪をひいて、ストーリーが進むごとに悪化してヘロヘロになって、報酬のアイスを食べれないオチに、そりゃあそうだよ!とツッコまずにはいられなかった。

◆妹と言えば? -三女だよね! お兄ちゃん-
雨野春風 川味ヒロ味
 平行世界からやってきた3人の妹が、誰が一番妹に相応しいかを決める『兄争奪戦争』を繰り広げ、兄である主人公にイタズラを仕掛けたり、ワガママを言って妹らしさを競う光景が微笑ましい。それぞれの平行世界で兄である主人公を亡くし、兄の温もりを求めるあまりに世界をも越えた3人の妹の気持ちが切なくて、兄妹喧嘩と騒動を通じて家族になっていく姿にちょっと泣きそうになりました。妹って、いいもんですね。

◆こいつの御茶は物凄く不味い
音妥史羅 エナ ぴよのすけ
 江戸の町角で茶店を営む主人公の元に未来から送り込まれた茶々子。彼女の煎れる茶はとんでもなく不味くて、江戸の人々を絶句させるのですが、お客のために精一杯に尽くす茶々子の「おもてなしの心」に感銘を受け、評判の看板娘となっていく光景が心温まった。消費者を支配するビッグストップとは真逆の、消費者をもてなすセボンイレブゥンの経営理念に繋がっていく茶々子の思いやりに胸がいっぱいになりました。

◆くりえいてぃ部
アシダタカシ くろんこ
 思いついた発想を形にせずに居られない発明少女・関本操の飽くなきチャレンジ精神がぶっ飛んでて、痛快でした。おかしな発明品ばかりを作って他の生徒からは『ガラクタ部』とも揶揄されても、自分が満足できるものが作れればそれでいいという操の「ものづくり魂」が、画家を目指して周囲の評価を気にする長谷川裕には眩しくて、いつのまにか好きになっていたことに気づいた彼が彼女の絵を描くまでの青春ストーリーが甘酸っぱかった。

◆戦闘する茅冬さん↑↑
卯月オロカ ザザ
 萌えイラストを書くことでスーパーヒロインに変身できるラノベ絵師・茅冬さんシリーズの2巻目。前巻にも増して、カオスなことになってます。涼風リリトと名乗る白セーラー少女に変身に必要なスケッチブックを奪われ、応援してきた絵師仲間が卒業して同人界から去っていったり、魔界に封印したはずの魔王が軍を率いて攻めてきたりと、ピンチの連続に思えたものの、絵師からレイヤーに目覚め、コスプレヒロインとして悪者を粉砕していく姿が勇ましかったです。

◆腐女子(物理)
大厩 建牙 JUGGERNAUT
 腐女子の頭の中の妄想が現実世界に次々と溢れ出して現実化していく光景がもはや悪夢。カップリングを考えれば、道行く人同士が赤の他人であってもその瞬間から同性カップルが成立し、やおい穴を考えれば男性にやおい穴の存在が確認されるし、腐女子によって好みが違うことは瞬時に入れ替わり、昨日受けだった人が、今日には攻めになって、明日には総受けになって、怖い……やおい世界怖いよ。

◆雪女は夏がお好き?
おおもり小森 りょう@涼
 日本の夏を経験するため街へ出てきた雪女・雪菜と、プロサーファーを目指す常夏の男・海里の一夏のラブロマンスがときめきました。狭いアパートで同棲生活を送るうちに、料理は美味いし家事も万能な雪菜のことを意識していき、雪菜もサーフィングの大会目指して毎日波に乗る海里の姿に惹かれていき、想いを言葉にできなくても相思相愛の二人の姿が初々しい。しかし、雪菜が故郷の雪山に帰る日が来て、冬の女と夏の男、本来相容れない二人が引き裂かれていく光景が胸に詰まりました。

◆犯人はハートのようなものを盗んで逃走しました
真井田 紗優希 着物屋大門
 女性のハートは、どんな美術品や金銀財宝よりも価値ある宝だと考えるイケメン怪盗・さきたま四世と、恋を知らない少女探偵・熊谷華子の掛け合いが笑いました。一ヶ月以内に華子のハートを盗めなけば、大人しく捕まるという約束をして、頭はいいが天然で恋を理解できてない華子に恋の何たるかを教えるべく、あの手この手を尽くすのですが、いつの間にかさきたま四世の側が華子に惹かれていて……うわ、ロリコンだ。おまわりさんあいつです。

◆MagicBullet
咲夜 猫水なごみ
 両親を殺したテロ組織と戦うため、狙撃手となった主人公・沙霧陽平が、幼馴染の少女・紫藤雪菜の護衛として、彼女を狙うテロ組織と密かな死闘を繰り広げるハードボイルド。幼馴染の雪菜は陽平がいつか帰ってくると信じて恋人も作らずに一途に待っていて、死んだ人間として敵の警戒をすり抜けるゴーストソルジャーである陽平は会いに行けず、スコープ越しに愛する少女の暮らしを見守る陽平の姿に切なさがこみ上げてきました。

◆黒神のお嬢様
軍路美香六 大瑠璃
 突如空から降ってきた黒髪美少女の奴隷になってしまった少年が繰り広げる学園コメディ。この世の女性の神をすべて黒髪にという目標を掲げる黒髪の女神・姫乃の活動によって瞬く間に黒髪人口が増えていくものの、彼女の行動を良しとしない、金髪の女神が立ちふさがり、黒髪女神派と金髪女神派の信者の抗争に主人公・望月青が巻き込まれていく様子がシュールでしたが、黒髪と金髪どっちがいいかと問われて、ピンク髪を支持する望月青さんパネェっす。

◆コーヒーヌガーの攻略法
ふじぱん 藤乃色
 チロルチョコ擬人化コメディ第二弾。前回のアーモンド騒動も一段落ついたと思いきや、今度はコーヒーヌガーが落ち込んで、美味しく食べる方法を模索したものの、芳しい結果が得られず、そうこうしている間に、引きこもっていたコーヒーヌガーが粘り硬さをこじらせてヤンデレ化し、お客様の口にコーヒーヌガーをぶち込む暴挙に発展。しかし、その濃いキャラが新たなファンを獲得して……、お菓子業界なにがヒットするかわからないものですね。

◆ヨビコエ
桐野陽誠 もるのきり
 主人公の汐崎詩子の日常が、次第に大いなる別次元の何ものかに侵食されていく世界観に背筋が寒くなる。変化をもたらすものの存在に気づいているのは詩子だけで、行方不明のクラスメイトのように自分も消されてしまうのではないかと、背後に忍び寄る恐怖を感じつつも、居なくなったクラスメイトの足跡を追い、残されたノートの記述の解読を進め、真実に近づいていくサスペンスが、スリルと緊張感をかき立ててページをめくる手がとまらない。

◆にゃんとめ
まりぽっこ山本 りま
 元フリーターの香山伊吹が僧侶としてお務めすことになった神納寺は、妖怪たちが集まる「物の怪寺」。この街の生き字引きである化け猫のトメを頼ってくる妖怪からの相談事の解決に伊吹も次第に関わっていくようになり、美人姉妹の史香・美佳に支えられながら、妖怪と人間の折衝役として、二つの種族の共存を目指して奔走する光景がほのぼのとして和みました。

去年もやったが、相変わらず自分では考えずに他人の考えたネタに乗っかっていくスタイル。

 AF文庫のみなさん
 本当に申し訳ありませんでした
posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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