ダフロン

2014年02月10日

魔法剣士のエクストラ/若桜拓海

4798607355魔法剣士のエクストラ (HJ文庫)
若桜拓海 橘 由宇
ホビージャパン 2014-01-31

by G-Tools

魔法が世界を満たし、大空に浮かぶ【天空母島(アーク)】が人々の新たな大地となって幾年。新設学園に魔導教官として赴任した《英雄》竜城零人は、そこで勝利への意志を持ちながらも才能を燻らせる3人の少女と出会い、 彼女たちを魔導の祭典【大魔決戦祭(レガリアマギカ)】の頂点へ導くことを決意する

 意思のあるところにゼロはない

 規格外の力を持つ主人公が魔導教官となってヒロインたちを育成していくバトルファンタジー。

 うん、純粋に面白かった。今年読んだ学園異能バトルものの中では完成度がひとつ抜けてる。
 規格外の力を持っているが故に各国の魔導院を転々としている主人公・零人が、新設された学園の魔導教官となり、教え子のヒロインたちとラブコメしつつ、魔導士としての才能を開花させていく展開が熱かった。
 世界観や魔法設定の作りこみが細かくて厚い。そしてスケールの壮大さが胸をワクワクさせました。

 世界最強の八芒星ランクの魔法剣士である零人と、落ちこぼれ美少女たちとの絡みが美味しかった。
 大和撫子な紗奈美、金髪お嬢様なイルマ、北欧の妖精のようなエリサ、それぞれ魅力の異なる美少女揃いで、男女同室になって共同生活が始まったり、ラッキースケベが頻発したり、ラブコメ寄せがあざといものの、教官として自分たちを認めてくれる零人に次第にデレていくヒロインたちが可愛すぎてニヤニヤしちゃう。

 本人たちの適性を見極め、戦闘ポジションや武器を変更させてみたり、スパルタとも思える零人の猛特訓にも必死に耐えて、眠れる才能を掘り起こして急速に伸びていく教え子たちの成長ぶりが燃えてくる。
 学園交流戦で戦うことになった格上のエリート魔導士・ジークリンデに対し、零人が提案した無茶苦茶な突破方法を実現してしまう女の子たちのチームワークとド根性が素晴らしいんだ。努力友情勝利ってお約束よね!

 主人公無双で、まあ零人の見せ場や活躍もあるにはあるのだけれど、一番頑張ってるのはヒロインたちだし、話の見所は、いかにヒロインの才能を引き出し、戦わせるかというプロセスにあるから飽きさせない。
 チームメイトの枠は残り1人か、きっと万年欠席ちゃんなんだろうなぁ……。大魔決戦祭(レガリアマギカ)に向けて、アースラ女王や他のメイガスたちの権謀術数の駆け引きも気になるところ。今後に期待大。
posted by 愛咲優詩 at 00:00 | TrackBack(0) | HJ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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