![]() | バーガント反英雄譚4 始まる戦争と終末姉妹 (富士見ファンタジア文庫) 八街 歩 珈琲猫 KADOKAWA / 富士見書房 2014-01-25 by G-Tools |
姉のモニカを助けられなかったことに自分の無力さを痛感するシュン。しかし“魔王”の娘だと公表されたモニカの処刑日はすぐそこに迫っていた。追い詰められたシュンと姉妹たちは、とっておきの味方をつけて、救出作戦を決行する!
新たな英雄の凱旋
史上最弱の騎士見習いが姉妹を守るため、最強の英雄へと成長するヒロイック・ファンタジー。
美人姉妹全員集合と言ったのはウソか! よくもだましたアアア! だましてくれたなアアア!(小芝居)
魔王の娘であることが世間に明かされ、死刑執行が間近に迫る姉モニカを救うため、シュンと姉妹たちが力を合わせ、ジュヴレーヌ王国を魔族との戦争にけしかける元凶ペルデと立ち向かう姿に胸が熱くなりました。
世界の敵となってしまった姉妹の危機に、目覚めた本気モードのシュンの活躍ぶりに胸が躍ります。
頼りにしていた姉妹からの協力を断られるモニカ姉さんの人望無さに胸がつまる。確かに守銭奴だけれど、お金にこだわる本当の理由が明かされると、本当は優しいのに家族にも誤解されていることに胸が痛みますね。
リュリシアを救出し胸を割って話したことで協力を取り付けることに成功しましたけれど、自分たちの家族関係を明かしてしまうと、シュンとソフィーとリュリシアの胸を焦がす三角関係がもう見れなくなるのかな。
味方を得ても多勢に無勢は変わらず。王国の騎士団と四天劍の3人に妨害されている間にも、モニカの処刑時刻が刻々と迫り、胸が潰れるような思いでしたが、姉妹の見せた見事な連携の救出劇に胸が晴れました。
本性を現したペルデによって王国全土が滅亡の危機に陥るなか、それまでの過去の自分を脱却し、メンタル面において成長するとともに、仇への憎しみよりも人々の幸福のために戦うシュンの勇姿が胸に轟きました。
ようやくシュンの功績が世間に認められ、真の英雄となったことでこれまでの胸のつかえがとれました。
ラストの中途半端な引きはひとまず胸にしまっておくとして、モニカ編も一段落し、次回から西部編。残りの姉妹がいかなる大騒動を魅せてくれるか、世界はどうなってしまうのか、いまから胸が騒ぎます。
さてここまで何回、"胸"と言ったでしょうか。あの胸好きの巨乳ロリ……一体何クロウなんだ( ・`д・´)