 | 涼宮ハルヒの分裂 谷川 流 いとう のいぢ 角川書店 2007-03-31 by G-Tools |
【春の訪れと共にＳＯＳ団全員が無事進級できたことは、何事もありすぎた一年間を振り返ってみると感慨深いとしか言いようがないのだが、なんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな】
春とくれば、ハルヒの季節！
春の到来と共に、それでなくても一年中頭が春のハルヒ。
キョンの目下の心配事は、新入生に非常識なキャラを見出したハルヒがSOS団に連れ込んできやしないかということ。
しかし事件はすでに春休みに起こっており、またもや望んでもいない突飛な出来事に巻き込まれていくといったカンジ。
今回のネタは、平行世界とSOS団のコピー集団の出現。
一方的にハルヒを否定する橘京子にキョンが「ハルヒにも常識はあるんだ」と憤る姿がいつもとちょっと違いますな。
長門のコピーが一番凶悪なのは、まあ道理だろうな。
未来人の人と超能力者の人は既出ですが、キョンの中学時代の彼女の登場は、また大きな波紋を広げそうですね。
でも、この世界は一応、ハルヒが中心なわけだからして。
佐々木さんに対応するオリキャラがいるとすれば、それはハルヒじゃなくてキョンでないとおかしいな。
それに佐々木とキョンって感性が同じ気がするんだが。
まあ他のメンツをみても、ただお互いの立場が相似形なだけで、キャラが被ってる云々は関係ないようだけれど。
ここしばらく短編が続いていましたが、久しぶりの長編。
平行世界ネタとあるように、物語が途中から別ルートに分裂して展開していきます。この先さらに分裂が進むとどうなるのか。そして佐々木たちの集団と電話の謎の後輩の存在は。
後編への伏線張りとして含みだらけの一巻。
二ヵ月後の後編でコレをどう料理するかに期待が膨らむ。
で、アニメの２期が騒がれてるがどうなんだろうね。
監督はやる気らしいが、ファンのハルヒ熱は冷めてそうだ。
そういえば、ハルヒダンスを彷彿とさせる『らき☆すた』のOP。
京アニのオーバーテクノロジーっぷりにはマジ感服するわ。
しかし凄まじい電波ソングだなこれ･･･やべ、もう20回目。
「もってけ！セーラーふく」＠Stage6
 | らき☆すた (1) 美水 かがみ by G-Tools |
