緋弾のアリアXVI 星の砦の人狼 (MF文庫J) 赤松 中学 こぶいち メディアファクトリー 2013-12-21 by G-Tools |
ナチス・ドイツ残党『魔女連隊』との戦車戦に辛勝したキンジだったが、ヨーロッパ戦線で絶対的な強さを誇る『妖刀』の襲撃を受け、『死』を予告される。さらに、味方であるはずの師団からも裏切り者の嫌疑をかけられ、たった1人で逃亡することに。その逃亡中に遭遇したのは、眷属から脱走してきた臆病者の戦士・リサで
ご主人様とメイドの逃避行
武装する探偵、『武偵』の卵の少年少女たちが凶悪犯に立ち向かう学園アクション&ラブコメディ。
やっぱり現地妻生産展開じゃないですかー:(;゙゚'ω゚'): どんなときでも美少女と出会う運命なのか……
師団から裏切り者の容疑をかけられたキンジが、逃亡中に眷属の元から逃げ出してきた脱走兵リサと出会い、互いの足りないところを補って逃避行を続けていくうちに生まれていく主従の絆が美しかったです。
師団に潜む裏切り者は誰なのか。キンジは汚名を晴らせるのか。っていうか、これどこのM:Iなんちゃら?
妖刀に見逃され、共に行動してたジャンヌは行方不明になり、師団内でキンジに裏切り者の疑いの目が向くのですが、それは自分たちの無能ぶりから目を反らしすぎじゃないかなぁ。現実逃避の責任転嫁も甚だしい。
逃げる途中で遭遇した眷属の脱走兵リサはとにかく戦闘を嫌う臆病者で、それでも補給兵站の技術はピカ一で、戦闘バカで不器用なキンジと役割分担の相性ピッタリなカップリングは読んでいて安定感ありました。
家系的に仕える主を求めてきたリサの願いを聞きいれ、ご主人様とメイドの関係を受け入れるやいなや、生活のすべてを任せてニート生活に入るキンジェ……。毎度のことながらシチュエーションが羨ましすぎである。
またしても眷属の『魔女連隊』に捕らわれ、あわや処刑されそうになるキンジでしたが、ご主人様を助けるために臆病なリサが見せる勇気に感動しました。リサへの恩に報いるキンジの男気も格好良かった。
リサはヒロインの中でもマイランキング1、2を争う良キャラ。男の理想が具現化した『都合のいい女』だからではなくて、他のヒロインが面倒臭すぎるんや……。リサは長所しかないですもの。メイド属性強し。
眷属の秘密兵器を潰し、ここから師団の巻き返しが始まる!というところでいつものように勿体ぶるなぁ。
ところで新プロジェクトとはなんぞ? 再アニメ化ですねわかります。今度は製作会社変えよ(切実)