ダフロン

2007年04月05日

刀語 第四話 薄刀・針/西尾維新

4062836238刀語 第四話 薄刀・針
西尾 維新 竹
講談社 2007-04-03

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【虚刀流の剣士・鑢七花と奇策士・とがめは、周防の巌流島へ。十二本の変体刀の中で『薄さ』に重点をおいた薄刀・針を持つ次なる対戦相手は日本最強の剣士、錆白兵!】

禁じ手発動!!


四季崎記紀の12本の伝説の刀をめぐる新本格時代活劇。
剣士にとっての決闘の花場・巌流島にて、ついに七花と日本最強の剣士、錆白兵が激突!!とかいう話ではありません。
七花の姉、七実による超人びっくり惨殺ショーでお送りします
このファンの期待の裏切る肩透しっぷりは流石、西尾維新。

七花が萌え萌えな愛称で呼ばれるようになってたり。
とがめとのイチャイチャっぷりが、ますます美味しいです。
島に残った姉ちゃんは、実は『刀語』版・人類最強ですか、
忍法だろうが、忍術だろうが二回見ただけでコピー可能って、
西尾維新のことだからコピー野郎とデータ野郎はいつか登場させるだろうと思っていたが、ここで姉ちゃん大抜擢かよ!

いつもながら見事な噛ませ犬、まにわに三人組が笑えます。
しかし、真庭忍軍も一気に減っちゃって、この調子で消費してたら、あとの八ヶ月もたないんじゃないですかね。
まあ十二人死んだら真庭忍軍の影の裏頭領とか、頭領を越える大頭領とか、出現条件が揃って登場してくるんでしょう。
最終的には一匹残らず噛ませ犬。死亡フラグどころか、全滅フラグ。それが宿命。それが役割。それがまにわにくおりてぃ。

まあ今回それより哀れなのは、ときめき侍・錆白兵。
一巻からあれだけもったいぶったあげくセリフひとつない。
戦闘シーンすら割愛されて、終章で数ページ語られるのみ。
お前ら、激戦の様子もさも感慨深げに回想してんじゃねぇよw
これは対剣格闘アクションなんだから、刀の話しようよ。
出番は今回限りだというのに、なんたる扱い・・・。
俺の感じたときめきを返してください!

シリーズ序盤、終了ホイッスル間際。
最強のダークホースが刀集めに出陣してまいりました。
七花の敵に回ること確定っぽいですが、刀でも持って少しでも弱体化しないと、このままでは勝負になりませんね。
なんにせよ、女子キャラが増えるのはいいことだ。

今回の竹氏の絵は何気にネ申だった。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 講談社BOX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2007-04-08 01:40

だ、騙された!! ‐刀語 第四話 薄刀・針-
Excerpt: 今回の敵は4話にして最強と名高い元とがめのお供、錆白兵。 扱う刀は刀身の向こう側が見えるぐらい薄い薄刀『針』です。 今回も七花と錆の対戦はとても激しい接戦・・・・だったそうです。 なぜこんな..
Weblog: Magneの領域-Magnetic Field-
Tracked: 2007-04-08 02:20