ダフロン

2013年09月11日

僕と彼女のゲーム戦争 6/師走トオル

4048919075僕と彼女のゲーム戦争 (6) (電撃文庫)
師走トオル 八宝備仁
アスキー・メディアワークス 2013-09-10

by G-Tools

1泊2日の「学校対抗戦」に参加した現代遊戯部の面々。岸嶺以外はみんな女子という状況で、初日の個人戦の日程を終了する。その夜、岸嶺は持っていた写真を巡って、天道とぎくしゃくしてしまう。そして合宿2日目。チーム戦でゲームをプレイをする中、天道は昨夜のことが気になりゲームプレイに精彩を欠いてしまう。

 女子高生たちの世界戦争

 名門女子校のゲーム部に入部した少年がチームメイトと共に世界大会を目指すゲームライフラブコメ

 Civilizationキタ━━(゚∀゚)━━!!! 夜のない世界へようこそ。英国王、軍事ユニットの貯蔵は充分か?
 学校対抗戦の二日目、チーム戦に挑む伊豆野宮学園現代遊戯部ですが、前夜の出来事により岸嶺と天道の仲がぎくしゃくしてしまい、チームワークを欠いて思わぬ大苦戦を強いられる激闘に手に汗握りました。
 急にお互いを意識しあって距離感に戸惑う少年少女たちの恋愛模様が甘酸っぱかったです。

 なによりもチームワークを重視していた岸嶺たち伊豆野宮チームなのに、色恋沙汰で肝心のプレイに精彩を欠いてしまう姿がもどかしいながらも、こういうラブ寄せ展開を待ち望んでいただけにニヤニヤがとまらない。
 予選の『ゴーストリコンフューチャーソルジャー』は、からくも通過したものの、二人の不和は他のメンバーにもバレバレで、事情を問い詰めて初心な天道に女としての心得を指導する杉鹿さんビッチ!(褒め言葉)

 決勝戦の『Civilization5』では岸嶺だけが仲間と離れた立地にスポーンしてしまい、孤立無援の状況に陥るものの、そこから外交的駆け引きで世界大戦を起こし、他チームを撹乱するプレイが秀逸で目を引きました。
 お互いに決勝戦に納得できなかった伊豆野宮チームと甲斐ヶ原チームで、最後に挑んだ『アサシンクリード3』では、双方ともアビリティをフル活用した戦術を駆使しての大接戦で、緊張感に引き込まれました。

 しかし女子高生が「戦争よ!」、「殺せ!」とか叫んでる姿って、結構アレですね、ゾクゾクきますね。
 甲斐ヶ原の最強プレイヤー・『吹き抜ける風』の正体には驚きつつも、二つ名好きなところで、ああそうかと納得した。祇方院の腹黒いところは好きになれないけれど、負けて本気で悔しがる姿は同類なんだと感じた。
 次回ゲームの熱い夏がくるその前に、短篇集か。さてそれまでつー助教授のcivi動画を見返すか。



posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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