![]() | ネクラ少女は黒魔法で恋をする (4) 熊谷 雅人 メディアファクトリー 2007-03 by G-Tools |
【真帆の魔法のことで喧嘩を始めた空口姉妹。痴漢を捕まえようとする大河内と雛浦。弓ヶ浜に萌える湊山。そして演劇部の夏合宿。ネクラ少女のハートフル黒魔法コメディ短編集】
「今日が曇っていてよかったよ。
お月様に、お前の血を見せなくて済むんだからな」
そりゃ、お月様もビビるwww
◆空口姉妹の気づかず傷つく嘘
呪うの祟るの口喧嘩してるわりに仲のいい空口姉妹の話。
どうしようもない姉妹を「自分こそがなんとかしなければ・・・」とお互いが思い込んでいるところがミソですね。
あんまり引き合いに出ないが真帆って美人なんだよな?
それはともかく古本屋のオッサン、つくづく何者・・・。
◆雛浦と大河内の日常的な非日常
大河内さんの暴走に雛浦さんがしぶしぶ付き合う話。
基本的に善人なんだろうけれど、大河内さん嫌いです。
真帆の言うように厚かましいというか、無遠慮というかね。
一番最初の悪いイメージが固定されてしまったのかも。
書類の職業欄に「猛者」とか書きてぇw
◆弓ヶ浜と湊山の微妙で絶妙な関係
湊山は地味ながら演劇部の肉体係で縁の下の力持ち、
ときどき雛浦さんのレッツ制裁待ちなM男だと思っていたが、
ただの自意識過剰なロリコン野郎だと認識が改まった。
相手が自分のことを好きかもしれないとか思い込むのはストーカーの思考だぞ。
◆空口真帆と仲間たちの夏
最近、真帆の性格が明るくて丸くなっていって困る。
本来、もっとネチネチとしてダークなキャラだったのに。
私は魂の底から真っ黒な真帆が見たいんだ!
海水浴だの花火だの爽やかに青春しおってからに。
この海と太陽を呪ってこそのネクラ少女ではないかと!
それにしても神戸はウザい。 理由は大河内さんと同様。
なんなんだろうもうこいつは・・・。
次こそは物語の締めに入る予感。彼女を狙う悪魔とはいったい誰なのかというところに注目が集まります。