![]() | 緋弾のアリアXV (MF文庫J) 赤松中学 こぶいち メディアファクトリー 2013-08-22 by G-Tools |
孫悟空の如意棒をアリアと攻略したのも束の間、キンジはヨーロッパで猛威を振るうナチス・ドイツ残党『魔女連隊』のカツェの奇襲を受ける。香港に、日本に、そしてヨーロッパに迫る魔の手に立ち向かうアリアとキンジは、師団と眷属とに潜む『新たな敵』を感じ取る……!
男の義務と名誉
武装する探偵、『武偵』の卵の少年少女たちが凶悪犯に立ち向かう学園アクション&ラブコメディ。
カツェさんデレるのはやいよ。ぼっちはチョロいな。現地嫁生産展開はじまっちゃったかー。
香港をシージャックの脅威から救い、藍幇を味方に加えたかと思えば、今度はヨーロッパはフランスのパリへと遠征に向かい、さらにグローバルに活躍し始めるキンジの女ったらしぶりにニヤニヤが止まらんぜよ。
ジャンヌや中空知といった二軍ヒロインにも久しぶりにスポットが当たって飽きないなー。
前巻から引いていた騒動のあっさり解決はいつものこととして、帰ってきた日本では、予想外の顔の編入生と出くわして、年末で帰宅した実家ではジーサードやかなめを加えて賑やかな年越し、年始からはバスカービルのメンバーと初詣と、やってることは普通なのにキンジやアリアたちがやっていると思うと妙に可笑しい。
日本で女絡みの修羅場に巻き込まれるよりは、欧州へ助っ人に行く方がマシと喜ぶキンジの思考おかしい。
パリ観光するジャンヌとキンジの二人の姿が、古いロマンス映画みたいだった。故郷へ帰ってきて気が緩んだのかスキだらけのジャンヌが可愛すぎますね。ネコ耳ニャンニュも、さすが理子様いい仕事するわー。
魔女連隊の本拠地を暴くはずが、カツェと極寒の雪山に放り出されて、生き残るために助けあっていくうちに絆が芽生えていく姿が微笑ましい。ティーガー戦車と九五式軽戦車のバトルは、流行りを取り入れたか?
ついに対面した妖刀とのバトル。読者念願の対決にワクワクがとまりませんね。『向こう側』との時間軸がどうなっているのか、整理がつかめませんが、次回のアリスベル共々、続きが気になって仕方がない。
小説もコミックもこれだけ続刊を重ねてるんだから、アニメだって2期ないんですかね。やりましょうよ、制作会社だけ変えて。いっそアクション系のゲームにでもすればいいのになぁ、勿体無くて口惜しい。