ダフロン

2013年08月02日

東京皇帝☆北条恋歌 11/竹井10日

4041009375東京皇帝☆北条恋歌11 (角川スニーカー文庫)
竹井 10日 高階 聖人
角川書店 2013-07-31

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機動魔神兵から救出された四菜の言葉が気になる一斗のもとに、今度は来珠とゆかり子が宰相と帝国軍最高司令長官になるというニュースが飛び込んできた!なりゆきで来珠の第2秘書になった一斗は、修羅場に巻き込まれつつ“進化の塔”に隠された秘密を解き明かしていくが―!?文庫未収録作品&来珠ミスコン1位記念短編も収録!

 打ち砕かれた乙女の微笑み

 平凡な少年が東京皇帝に成り上がっていくサクセスストーリーを描いた帝国的学園ラブコメディ

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 やっぱり安定と信頼の竹井10日だった。これは予想できた必然の流れ。僕が確認した中では一番早い。
 宰相に就任した来珠と仲が急接近させていく一斗。新皇帝部も仲間を増やしていき、進化の塔踏破も間近に迫り、世界の謎に少しずつ近づいて、順調に思える一方で見え隠れする不穏な影に胸騒ぎをかきたてられる。
 終盤に近づいてきてシリアスなドラマが展開されて、それでも差し込まれるギャグが空気読まないなぁ。

 一斗くんは流されるばかりの草食系のように思えて、ときおり発揮される積極性や男らしさがキュンキュンきますね。政治に詳しいところを来珠に見出されて、この世界線でも惚れられて、やっと一斗を奪い合う恋歌、ゆかり子、来珠の四角関係の掛け合いが蘇って、微笑ま可笑しい。一斗の周囲には夕鶴や四菜といったヒロインが溢れているわけですが、この4人がベースになって初めてバランスが取れるんだと思います。

 進化の塔を攻略していくうちに、徐々にこの世界の成り立ちが見えてきて、以前の世界の仲間を取り戻して、あと少しで努力が報われるというところでの「裏切り者」の起こした悲劇に呆然自失。唐突に現れてすべてを仕組んだ黒幕は、貴方は誰ですか?状態なんだけれど、裏設定多すぎんよ。解説と整理しろや。まあいまさら言っても仕方が無いか。大切な仲間と引き換えに辿り着いた扉の向こうで、さて次は何が起こるのか。

 巻末の短編で、過去編以降、出番の少なかった来栖がこれでもかとツンデレ態を晒していてきゃわいい。
 来栖と早苗さんの友情が涙を誘い、恋歌、ゆかり子との初会合から信頼を築くまでのストーリーは、ぶっちゃけこの物語に男とか余計な存在いらねぇんじゃないかなって……。ゆるゆり具合が萌え萌えでした。
 こういう日常編ももう最期ですかね。そんな日常を取り戻すためにラストスパートや。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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