ダフロン

2013年07月31日

夜姫と亡国の六姫士 I/舞阪洸

4047290122夜姫と亡国の六姫士I (ファミ通文庫)
舞阪洸 こ~ちゃ
エンターブレイン 2013-07-29

by G-Tools

エルゲン王国の第二王女にて美しく勇猛果敢な戦女神、バイオレッタ。彼女の傍にはいつも、一騎当千の兵である六姫士が控えていた。彼女たちの大願、それは――奪われた祖国の領地を取り戻し、王家を復興させること。しかし敵国の第二公女、リーザが大軍を率いて進発したその時、主力同士が激突する一大決戦はじまった

 夜の姫は、運命に戦いを挑む

 勇猛果敢な戦女神バイオレッタと六人の姫士が繰り広げる戦記ファンタジー

 物語開始早々、戦争の真っ只中、盛り上がっていくぜ!と思いきや、いきなりバットエンドだったよ……。
 バイデリュンヘン大公国から侵略戦争を受けているエルゲン王国の復興軍を従える姫将軍バイオレッタと六姫士の華麗な戦いぶり、そして同性愛好きの作者らしい耽美な絡みが読み応え十分で陶然となりました。
 運命の女神のサイコロに翻弄される"夜姫"と六人の忠臣たちに世界の無情と不条理を感じました。

 まさに威風堂々という言葉が似合う、美しくも勇ましい英雄の才覚溢れる王女バイオレッタと、そんな彼女の側近として寵愛を受ける六人のタイプの異なる美少女たちの関係が、まさに王とハーレム。一人ずつ美しいだけでなく、それぞれ一朝一夕では真似できない特殊技能を持っていて一騎当千という豪傑ぶり。それらチート級の六人の精鋭を率いて戦略を練り、侵略軍に戦いを挑むというシチュエーションが燃える。

 対するバイデリュンヘン大公国の司令官であるリーザも、バイオレッタに負けず劣らずの美少女かつキレ者で、圧倒的な戦力で勝る侵略軍側と、作戦で勝る復興軍とでどちらが有利とも言えず好勝負なんだこれが。
 事前に慎重を配し、奇策に奇策を幾重にも重ね。地の利を活かし、好機を見逃さない見事な采配で数で勝る侵略軍を翻弄し、罠にハメてみせるバイオレッタと6人の姫士たちの計画性と行動力に目を瞠りました。

 バイオレッタ様に惚れてまうやろーとか思っていたら、最後の最後でなにしてくれてるんですかー!!
 この結末はないやろ……読者に精神ダメージ与えて何がしたいんだよ。いや、確かにこうすれば最初の場面に繋がるんだろうけれど。いいじゃん、何事も無く終わってたって……。この後は、もう悲惨なストーリーしか予想できないよう。夢も希望も断たれてしまったんですが、この先を読むのが本当にキツイよう。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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