ダフロン

2013年07月23日

鳩子さんとラブコメ 4/鈴木大輔

4829139145鳩子さんとラブコメ4 (富士見ファンタジア文庫)
鈴木 大輔 nauribon
富士見書房 2013-07-20

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僕こと平和島隼人は、平和島財閥の跡継ぎ候補。いずれ財閥のトップに立つべく、メイドの鳩子さんから帝王学を学ぶ日々なんだけど、僕らの祖父にして平和島財閥総帥・源一郎から後継指名された僕は、鳳杏奈と結婚を前提に同棲を命じられる。慌てた僕は祖父の目の前で鳩子さんにプロポーズするけど

 未だ誰も知らないの未来への一歩

 大財閥の後継者を目指す少年とその教育係の超クールなメイドの同居ラブコメディ。

 完結? えっ、これで終わりだと!? ここ最近のラブコメじゃ一番楽しみにしていたのに!なんでや!
 祖父である平和島源一郎の気まぐれにより、突然廃校を告げられた学園を立て直すため、鳩子さんを敵に回して、表では平凡な反対運動を盛り上げつつ、裏で逆転の秘策を練り上げる隼人の暗躍ぶりが痛快でした。
 愛する鳩子さんとの結婚のためにすべてを投げ打つ隼人の男気が格好良かったです。

 突然やってきて廃校を宣言した祖父・源一郎は、なるほど大人物らしいワガママっぷりだけれど、鳩子さんが鍛えて、自分が認めた後継者候補である隼人に与える卒業試験のつもりだったんでしょうね。
 隼人にとって受け入れがたかったのは、学園を廃校にしようとすることでもなく、杏奈と強引に婚約されたことでもなく、鳩子さんとの結婚を認めなかったが故に反骨精神を滾らせるところが燃える。

 廃校を撤廃させるために、教師や生徒、周辺住民を炊きつけて、反対運動を起こさせる一方で、杏奈を使って源一郎に一泡吹かせる策略を練ってと、周囲を操って舞台を整える隼人の腹黒さが頼もしい。
 源一郎の味方をすることに決めた鳩子さんといえば傍観に徹するのみで、何故かと思っていたら、理由はとても単純で、鳩子さんのデレは宇宙一やあああああああ!! もう二股エンドでいいんじゃないでしょうか

 この結末だと、もっと先を続けられると思うんですけどね。鳩子さんというインパクトあるキャラがいれば、何をしても面白いと思うのですが、作者としてはやりたいことはやったという思いなんでしょうか。
 目的無しに惰性で続けられるよりは、まあいいところで区切りはついているけれど、別のキャラを立てた新シリーズは別にすればいいわけで、こちらのシリーズも残していつでも再開できるようにして欲しいですね。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士見ファンタジア文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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