![]() | 大峡谷のパピヨン 茅田 砂胡 中央公論新社 2007-03 by G-Tools |
【惑星ブラケマリで大人気のキャニオンレース。複雑な渓谷をジェット機で駆け抜けるその競技に驚異の新人が現れた。その選手の名はパピヨンルージュ。彼女がレースに参加した理由とは・・・】
「・・・金が欲しいわけじゃないのか?」
「ああ。わたしには必要ない」
「じゃあ、何でだ?」
「生き別れになった『相棒』を捜している」
蝶人あらわる!w
ゴジラ夫婦の赤い人が大暴れの巻。
旅行中、税関の不始末で盗難にあってしまったクインビー。
なんとしても愛機を取り戻すべく、ジャスミンはこの惑星ブラケマリで流行のキャニオンレースへと参加する。
本職の選手をまったく相手にしない蝶人っぷりが痛快です。
それにしても赤ゴジラさんがいつになく凶悪。
まず表紙。着てるのは可愛い妖精ルックなのに眼が肉食獣。
奪われたクインビーの無事を聞き、すがりついたケリーの胸元で「ふっふっふっ」笑い。怖っ! ヤバいスイッチ入ってる!
そんな状態のジャスミンを「ちょっとは可愛いところもある」なんて周囲に惚気られるケリーはさすがですな。
ジャスミンの機体を整備する爺さんがいい味出してます。
自分も物を作る側の人間だから、こういう職人気質の人間って好きなのだよなぁ。
ダンもジャスミンの勝利に迷わず全財産賭けるくらいには彼女の行動に馴れてきたようですね。
ファンから散々に言われてる小心者の汚名も返上ですか。
話の展開は見えているのに何故かワクワクが止まらない。
毎度毎度、ワンパターンな展開のに文句を言うどころか、もしそうでなかったら期待外れと感じてしまうくらいには、俺も茅タン色に染まっているということか・・・。
ジャスミンが飛行を趣味と思ってるように、このシリーズも完全に茅タンの趣味で描かれてるよね。まあ面白けりゃいっか。
ときに、やっぱりジャスミンのレースネームは『蝶のように舞い、蜂のように刺す』からきてるのかな。
まあ刺すどころか、いつも戦艦ブチ抜いてますが・・・。


