ダフロン

2013年06月09日

魔法科高校の劣等生 10 来訪者編 中/佐島勤

4048916092魔法科高校の劣等生 (10) 来訪者編(中) (電撃文庫)
佐島勤 石田可奈
アスキー・メディアワークス 2013-06-07

by G-Tools

『吸血鬼』事件の全容は次第に明らかになりつつあった。達也のヒントと幹比古の古式魔法によって、『吸血鬼』の正体が『パラサイト』と呼ばれる『魔性』であることを突き止める。しかし、別次元から意図せずに招かれたその『来訪者』は、ついに魔法科高校に襲来する。その『吸血鬼』の正体(宿主)は、意外な人物で―!

 見えざる魔を討て

 現代のエリート校である魔法科高校に入学した兄妹が繰り広げるマジカルバトルアクション。

 リーナのポンコツ美少女ぶりが笑えてきます。いや、ポンコツなのはリーナだけじゃないのですがね。
 魔法師を襲う『吸血鬼』の正体が異次元から侵入した情報体だと見抜き、包囲網を狭めていくUSA軍と日本の魔法師たちですが、その吸血鬼が達也の通う高校にも現れて、次第に身近に迫る危機にやきもきさせられる。
 そんな騒動を抱えつつも、バレンタインデーに一喜一憂する少年少女たちの姿が微笑ましくてなりません。

 達也との戦いの敗北でリーナのメンタルの弱さ、幼さが改めて浮き彫りになって、普通の女の子にしか見えなくなってきたなぁ。達也の周囲のヒロインたちよりよっぽど女の子してると思うんですがどうだろうか。
 魔法界全体で『吸血鬼』に厳重警戒を敷いているなか、あっさりと学校に侵入されちゃうのは、正直ないなぁ。魔法師の密度が高くて腕が未熟な学生が集まってる格好の狩場じゃん。なんでそんな警備がザルなんだよ。

 まあ一高に限っては、達也を始めとする一般の魔法師のレベルを超越したチート級の魔法師がわんさかいる魔窟なわけで、なんでよりにもよって一番の危険地帯に来たんだと戦慄を隠せない。逃げてー吸血鬼超逃げてー。
 実体のない精神体であるパラサイトには、物理的なエネルギー攻撃はおろか、視認すら困難という状況で、地味カップルが珍しく面目躍如大活躍を見せてくれた。地味な者同士、早くくっついてしまえばいいのにね。

 バレンタインエピソードでは、ほのかのストレートな片思いが甘酸っぱくて、七草先輩が腹黒さを発揮したかと思えば、最後にやはり深雪さんが本妻の風格を窺わせてきたりと、ニヤニヤしっぱなしで美味しかった。
 しかし、こままでとは違って設定の穴……もとい、お笑いポイントはそれほどなくて、ちょっとお堅いんじゃねという雰囲気になってきたな。次回はもっと読者にシリアスな笑いを提供して欲しいです。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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