ダフロン

2013年05月10日

僕と彼女のゲーム戦争 5/師走トオル

4048914227僕と彼女のゲーム戦争 (5) (電撃文庫)
師走トオル 八宝備仁
アスキー・メディアワークス 2013-05-10

by G-Tools

関東ゲーム部ネットワークのメンバーである甲斐ヶ原女学園の祇方院つかさは、「学校対抗戦」への参加を呼びかけにきた。二つ返事で快諾し、現代遊戯部は一泊二日の学校対抗戦へ参加することに。だが、伊豆野宮学園以外の参加校7校は、すべて女子高。ということは……男は岸嶺ひとり!? 果たして無事に一晩過ごせるのか

 そこはゲーマーたちの幻想郷

 名門女子校のゲーム部に入部した少年がチームメイトと共に世界大会を目指すゲームライフラブコメ

 ホントに女子高生が東方やってる……( ゚д゚) ラノベでの東方ネタは、多分これが一番濃いと思います。
 関東にある7校のゲーム部が一同に集まる一泊二日の「学校対抗戦」に招かれた主人公・岸嶺たち伊豆野宮学園現代遊戯部のメンバーが、同世代の強豪を相手に繰り広げる熱戦に次ぐ激戦に手に汗握りました。
 参加者はすべて女子、男子は岸嶺ひとりだけのお泊りゲーム大会というシチュエーションが美味しいです。

 女子校だけの「学校対抗戦」に特例として参加を認められた岸嶺ですが、豪華な旅館に一人だけ狭い物置部屋に押し込められ、けれども遊びに来る女子高生がひっきりなしにたむろし始めて、なんともうらやま死刑。
 一日目の個人戦トーナメントは、ゲーム知識や実戦経験で劣る岸嶺には不利な展開に陥るも、持ち前の集中力と特訓の成果により任意で発動可能になった≪魂転生≫を駆使して勝ち抜いていく展開に胸が躍ります。

 岸嶺の地力だけでなく、このシリーズのお約束の『初心者でも勝てる方法論』や相手の油断や隙を突く奇襲を用いて、実力も経験も格上の対戦相手たちを手玉にとっていく光景も、若干ズルいですけれど痛快です。
 お泊りという非日常イベントを通じて、お互いに男女を意識していく岸嶺と天道が初々しくてたまらない。杉鹿と鷹三津は喧嘩しあってる場合じゃないですね、もっと胸チラすべきだと思います!浴衣フオォォォォ!!!

 今回の岸嶺は≪魂転生≫や≪走馬燈≫といった特殊能力をガンガン使って勝ち進んでて、チートとか読者から叩かれそうですが、訓練されたポケモントレーナーは未来を読み取れるし、決闘者は伏せられた罠カードを透視できるし、ハンターは画面外の敵に矢を命中させれるし、そうした超能力が使えて初めてゲーマーとして一人前でしょう。むしろ超能力も使えないとか、にわか乙!wと言わざるを得ない! 次回、後編のチーム戦が楽しみです。

posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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